ローストビーフ丼のレシピ。ローストビーフをフライパンで!

ローストビーフ

ローストビーフとローストビーフ丼のレシピをご紹介します
おうち料理研究家の藤原美樹さんが考案したレシピです。

ローストビーフは、フライパンで作ります。

しっとり柔らかく焼き上げたローストビーフを、さっぱりとした大葉ご飯の上にのせ、コクのある2種類のタレ「和風グレイビーソース&わさびマヨネーズソース」をかけていただきます。

凝った味付けで、とても美味しいですよ。

(一部情報元:フジテレビ「バイキング」超お手軽!マジックレシピ 2016年11月8日放映)

材料

2人分:調理時間25分
牛ももブロック肉 250g ※1
舞茸 1/2パック(50g)※2
小さじ1/2
黒コショウ 小さじ1/4
柚子コショウ 小さじ1
サラダ油 小さじ1/2
赤ワイン 大さじ4
A
めんつゆ 大さじ2と1/2
黒糖飴 1粒(7g)
砂糖 小さじ2
大さじ9
わさびマヨネーズソース
マヨネーズ 大さじ2
粉チーズ 小さじ1
ワサビ 大さじ1/2
おろしニンニク 小さじ1/2
大さじ1/2
大葉ご飯
温かいご飯 どんぶり2杯分(600g)
大葉 10枚
付け合せ:フライド舞茸
舞茸 1/2パック(50g)※2
ひとつまみ
片栗粉 小さじ1
サラダ油 小さじ2と1/2
その他付け合せ・トッピング
レタス 2枚(60g)
卵黄 2個
黒コショウ 好みで適量
  1. 長径12センチ・厚さ4センチくらいの牛肉を使用。
  2. 舞茸は、合計1パック(100g)を使用する。

作り方

  1. 【下準備】牛肉は常温に戻しておく。
    舞茸は、細かいみじん切りにする。
    牛肉の表面を20箇所ほどフォークで刺し、塩・黒コショウ・柚子コショウを揉み込み、みじん切りにした舞茸を全体にまぶす。ぴったりとラップをし、常温に1時間ほど置く。
  2. 【牛肉を焼く】牛肉についた舞茸をきれいに取り除く。(舞茸は後で使用するので、取り置く。)
    フライパンを強火で熱し、牛肉をのせ、サラダ油を回しかける。全面に焼き色がつくまで2分ほど焼く。焦げそうになったら火を弱める。
    赤ワインを加え、フタをして弱火で4〜5分蒸し焼きにする。
    牛肉の中心までフォーク刺し、フォークを唇に当ててしっかり温まっていたら、牛肉をアルミホイルでぴったり包み、そのまま30分置いて余熱で火を通す。(フライパンに残った肉汁は後で使用するので、取り置く。)
  3. 【フライド舞茸を作る】舞茸をほぐしてクッキングシートの上にのせ、塩・片栗粉・サラダ油をまぶし、ラップをせずに電子レンジ(600w)で4〜5分加熱し、カリカリにする。
  4. 【大葉ご飯を作る】大葉を千切りにし、ご飯に混ぜる。
  5. 【和風グレイビーソースを作る】取り置いた舞茸を、フライパンの中の肉汁と合わせ、めんつゆ・黒糖飴・砂糖・水を加える。強火で2分ほど加熱し、汁気が1/3くらいになるまで煮詰める。
  6. 【わさびマヨネーズソースを作る】わさびマヨネーズソースの材料すべてを混ぜる。
  7. 【盛り付け】牛肉を斜め薄切りにする。
    どんぶりに大葉ご飯を盛り、その上に切った牛肉を並べ、脇にフライド舞茸とレタスを添える。
    牛肉に和風グレービーソースをかけ、ご飯の上に卵黄をのせ、全体に黒コショウを振る。
    好みでわさびマヨネーズソースをかけたらできあがり。

調理のポイントは3つあります。

1つは、牛肉にみじん切りにした舞茸をまぶし、1時間ほど置くこと。
舞茸にはタンパク質分解酵素が含まれているので、牛肉が柔らかくなります。

2つめは、牛肉の焼き方。
フライパンで表面にさっと焼き色をつけたら、熱いうちにアルミホイルで包み、30分ほど置いて余熱で火を通します。

3つめは、ソースに黒糖飴を加えること。
コクが出て美味しくなります。

写真をもとにレシピを説明します。

牛肉を常温に戻す

調理の前に、牛肉を常温に戻しておきます。

常温に戻したら、牛肉の下準備をします。

まず、舞茸(50g)を細かいみじん切りにします。
そして、牛肉の表面を20箇所ほどフォークで刺し、塩(小さじ1/2)・黒コショウ(小さじ1/4)・柚子コショウを揉み込み、みじん切りにした舞茸を全体にまぶします。
最後に、ぴったりとラップをし、常温に1時間ほど置きます。

牛肉に舞茸をまぶして柔らかく

牛肉は、みじん切りにした舞茸をまぶし、1時間ほど置きます。

舞茸にはタンパク質分解酵素が含まれているので、牛肉が柔らかくなります。


牛肉をフライパンで焼く

牛肉を置いて1時間経ったら、フライパンで焼きます。

まず、牛肉に付いた舞茸をきれいに取り除きます。(取り除いた舞茸は、後でソースに加えるので、取り置きます。)
そして、フライパンを強火で熱し、牛肉をのせ、サラダ油(小さじ1/2)を回しかけ、全面に焼き色がつくまで、時々返しながら2分ほど焼きます。
焦げそうになったら、火を少し弱めます。


牛肉を蒸し焼きにする

牛肉に焼き色が付いたら、赤ワインを加え、フタをして弱火で4〜5分蒸し焼きにします。

加熱し終えたら、牛肉が中まで十分に温まっているか確認します。
牛肉の中心までフォークを刺し、フォークを唇に当て、温かいと感じたらOKです。

続いて、牛肉が熱いうちにアルミホイルで包み、そのまま常温に30分置き、余熱で火を通します。(フライパンに残った肉汁は、後でソースに使うので、取り置きます。)

牛肉に余熱で火を通す

牛肉はフライパンで焼き色をつけ、熱いうちにアルミホイルで包み、余熱で火を通します。

加熱し過ぎを防ぐことができるので、柔らかくジューシーに仕上がります。


舞茸を電子レンジで加熱する

次に、付け合せの「フライド舞茸」を作ります。

舞茸(50g)をほぐしてクッキングシートの上にのせ、塩(ひとつまみ)・片栗粉・サラダ油(小さじ2と1/2)をまぶし、ラップをせずに電子レンジ(600w)で4〜5分加熱し、カリカリにします。
できあがりは完全にはカリカリになりませんが、舞茸の水分が飛ぶことで旨味が凝縮され、食感が出ます。


大葉ご飯を作る

続いて、大葉ご飯を作ります。

大葉を千切りにし、ご飯と混ぜたら完成です。


ローストビーフのタレを作る

最後に2種類のソースを作ります。

「和風グレイビーソース」は、先ほど取り置いた舞茸を、フライパンに残った肉汁と合わせて作ります。
舞茸をフライパンの肉汁と合わせ、A(めんつゆ・黒糖飴・砂糖・水)を加え、強火で2分加熱し、汁気が1/3程度になるまで煮詰めたら完成です。

「わさびマヨネーズソース」は、マヨネーズ・粉チーズ・ワサビ・おろしニンニク・水を混ぜたら完成です。

「和風グレイビーソース」には、黒糖飴を加えます。
コクが出て美味しくなります。


ローストビーフ

どんぶりに大葉ご飯を盛り、その上に斜め薄切りにした牛肉をのせます。
そしてその脇に、フライド舞茸とレタスを添えます。

牛肉に和風グレイビーソースをかけ、ご飯の上に卵黄をのせ、全体に黒コショウを振ります。
好みでわさびマヨネーズソースをかけたらできあがり。

ちなみに、牛肉は、なるべく薄く切った方が食べやすいですよ。


ローストビーフ丼

牛肉は、赤ワインと柚子コショウの風味で旨味が引き立ち、しっとり柔らかく仕上がります。
ソースを付けずにそのままでも、十分美味しいです。

また、2種類のソースはどちらもコクがあり、味に奥行きがあります。
「和風グレイビーソース」は、凝縮された舞茸の旨味と、黒糖飴のコクが良く合います。
「わさびマヨネーズソース」は、ワサビの辛味が際立っていながらも、マヨネーズやチーズのコクも感じられ、味に深みがあります。

旨味たっぷりの牛肉に、コクのある2種類のソース、それにさっぱりとした大葉ご飯。

それぞれの味付けが凝っていて、食べ飽きません。

調理時間はトータル25分で、それ以外にしばらく置く時間が合計1時間半かかりますが、時間と手間をかける価値のある、絶品ローストビーフ丼が出来ますよ。

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