ブレンド米のつくり方。料理に合わあせた、新しいお米の食べ方。

公開: 更新:2016/08/26

ブレンド米

1993年の記録的な冷夏で起こった平成の米騒動では、店頭から米が消えてしまうほどの米不足を日本人は経験しました。
その際に、他品種の米をやむを得ずブレンドをした経緯もあり、品種の異なるお米を混ぜることに抵抗を感じる方は少なくないかもしれません。かくいう私も、あまり良いイメージを持っていませんでした。

でも今朝のテレビ番組によると、実は、いろいろな種類のお米を混ぜることで、食感や風味に相乗効果が期待できるそうですよ。料理に合わせてお米をブレンドすると、食事がより美味しくいただけるようです。

今日は、肉料理・魚料理・カレーなど、メニューに合ったお米のブレンドの仕方をご紹介します。
また、そうした「ブレンド米」の販売店も合わせて記しましたので参考にしてください。

(情報元:「モーニングバード!」2014年11月21日放映)

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家庭でもできるブレンド米のつくり方

米マイスター麹町

東京・千代田区にある「米マイスター麹町」で代表を務める福士修三さんが、家庭でも簡単にできる、料理に合った米のブレンドの仕方を教えてくださいました。福士さんは「五つ星お米マイスター」の資格をお持ちです。

福士さんによると、米はブレンドすることで、単品では味わえない風味や食感が出るそうです。自分の好みにあったブレンドを探すとよいようですよ。

ブレンドする米は、「コシヒカリ」「あきたこまち」「ひとめぼれ」の新米に限定。これらは比較的入手しやすいですから、家庭でも気軽に試せますね。

ちなみに3ブランドそれぞれの特徴は、「コシヒカリ」は程よい甘みと粘りがあり、「あきたこまち」はモチモチとした食感が楽しめます。さらに「ひとめぼれ」は、やや柔らかめでふっくらとした食感があり、強い甘みがあるとのこと。

福士さんが考案した、これら3種の米を使った、肉料理・魚料理・カレー、それぞれのメニューに合うブレンド米は次の通りです。
なお数字で記したのは配合の割合です。

肉料理あきたこまち6
ひとめぼれ4
魚料理ひとめぼれ7
コシヒカリ3
カレーひとめぼれ5.5
コシヒカリ4.5

肉料理に合うブレンド米は、モチモチとした食感の「あきたこまち」と、やや柔らかく強い甘みがある「ひとめぼれ」を6:4で使用します。
このように米をブレンドすると、ご飯に強い甘みと粘りが出るそうです。お肉の味に負けないくらいインパクトのある味や食感になるとのこと。

また魚料理に合うブレンド米は、やや柔らかく強い甘みがある「ひとめぼれ」と、ほどよい甘みと粘りがある「コシヒカリ」を7:3で使います。
魚の繊細な味の邪魔をしないソフトな甘みと歯ごたえが、魚料理にぴったりだとか。

そしてカレーに合うブレンド米は、ひとめぼれとコシヒカリを5.5:4.5で使用します。また、水は少なめにして炊くとよいようです。
カレーはルーの味がかなり強いので、味というよりは食感重視のブレンド。ひとめぼれのふっくらとした食感を強調します。さらにそれに万能型のコシヒカリを合わせたものになっています。

ところで福士さんが代表を務める「米マイスター麹町」では、主に飲食店を営む方を対象に、オリジナルブレンド米を提供するサービスを行っています。詳しくは同店のHPをご覧ください。

ブレンド米の販売店

ミツカルストア

さてここからは、ブレンド米を販売しているお店をご紹介します。

渋谷パルコ(パート1)の中にある「MEETSCALストア(ミツカルストア)」は、一見するとおしゃれな雑貨店なのですが、ブレンド米も販売しています。
ちなみにこちらのお店では、およそ8割の客がブレンド米をギフト用に買い求めるそうです。20~30代を中心に人気があるとのこと。

ブレンド米は5種類。「おにく米」・「さかな米」・「カレー米」・「たまごかけ米」・「すめし米」で、それぞれの料理に合った米がブレンドされています。
お値段はちょっと張りますが、300g(2合入り)で各1,080円です。

「おにく米」と「さかな米」の特徴

ところで先の5種の米のブレンドを手がけているのは、東京・調布市にある創業110年の老舗米店「山田屋本店」です。

こちらのお店の女将・秋沢美佳さんは、日本一おいしいお米を決める「お米日本一コンテスト」で審査員を務めているそうです。まさにお米のプロですね。

そんな秋沢さんがブレンドした「おにく米」と「さかな米」には次のような特徴があります。

「おにく米」は、ほどよい甘みと粘りがある「コシヒカリ」と、強いモッチリ感がある「ミルキークイーン」がミックスされており、肉料理のしっかりとした味つけに負けないブレンドになっています。

また「さかな米」は、やや柔らかめで強い甘みがある「ひとめぼれ」と、ほどよい甘みとモチモチ感が特徴の「あきたこまち」の組み合わせ。魚の味を楽しむため、米が主張しすぎないブレンドです。

ちなみに番組で試食した方によると、「おにく米」と「さかな米」は、一口食べただけでその違いが分かるそうです。
「おにく米」は、お肉の味に負けない粘りとコシの強さがあり、一方の「さかな米」はあっさりとした感じになっているようですよ。

お米の品種にこだわる方はとても多いですけど、それらをブレンドして独自の味をつくり出すというのは、それとはまったく違った新しい米の食べ方ですね。
私もまずは、身近にあるお米を使ってブレンドに挑戦してみようと思います。

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画像引用元:Korean BBQ @ Tokuju(Kachidoki) 徳寿(勝どき) by Hajime NAKANO

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