バッテラ寿司(鯖寿司)のレシピをご紹介します。
押し寿司の型がなくても簡単に作れるレシピです。
型の代わりに巻きすを使って、鯖の押し寿司を作ります。
しめ鯖がない場合は、しめ鰯で代用することもできます。
材料
レシピ・作り方
- しめ鯖の皮をむき、そぎ切りにします。
- 巻きすの上にさらし(またはキッチンペーパー)を敷き、その上にラップを重ねます。
- 巻きすの中央に、しめ鯖(適量)を並べます。
しめ鯖の皮があった方を下にして、少しずつずらしながら、横30センチ(巻きすの横幅)×縦9センチくらいの長方形になるように並べます。 - しめ鯖の上に酢飯(適量)をのせます。
- 手前から巻きすごとかために巻いて押しかため、横30センチ×縦5センチ×厚さ2センチくらいの長方形に形を整えます。
- 切り分けてからラップを外します。
- 皿に盛り、生姜の酢漬けを添えたら完成です。
小口切りにした小ねぎやおろし生姜を添えても美味しいです。
押し寿司の型の代わりに巻きすを使ったバッテラ寿司です。
本物のバッテラ寿司は、しめ鯖と一緒に「白板昆布」を酢飯の上にのせますが、このレシピでは省略しました。
しめ鯖をしめ鰯で代用する場合
しめ鯖の代わりに、しめ鰯を使う場合は、こちらのレシピを参考にしてください。
材料
新鮮ないわし | 大きめ4尾 |
昆布 | 7センチ角 |
塩 | 適量 |
米酢 | 適量 |
作り方
- いわしの頭と内臓を取り除き、3枚おろしにします。
腹の小骨をそぎ落とし、水気を拭き取ります。 - いわしを皿に並べ、少し多めの塩をふり、ラップをかぶせて冷蔵庫に1時間入れます。
- いわしの水気を拭き取ります。
昆布をバットに入れ、その上にいわしを重ならないように並べます。
ひたひたくらいの酢を注ぎ、いわしの表面にラップをぴったりつけて冷蔵庫に一晩入れます。 - 酢を切って、イワシの皮をむいたら完成です。
バッテラ寿司とは
バッテラとは「サバの押し寿司」のことです。
でも、使われる魚は、はじめからサバではなかったようです。
言語由来辞典というサイトによると、明治時代に大阪の寿司屋がはじめてつくったバッテラは、コハダの成魚・コノシロを使った押し寿司でした。
でも、その後、コノシロが希少な魚になったことから、安価なサバでの代用が定着したそうです。
ちなみに、バッテラの語源は、ポルトガル語で小舟を意味する「bateira(バッティラ)」です。
寿司飯の上にのったコノシロが、小さな舟のように見えたことから、その名がついたということです。