直島の地中美術館に感動しました! 美術館全体が収蔵作品を上手に引き立てています。

公開: 更新:2016/08/30

地中美術館
直島の地中美術館、とても素晴らしかったです。
おそらく世界中を探しても、これほど緊張感のある美しい美術館は、あまりないのではないでしょうか。

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地中美術館は、瀬戸内国際芸術祭の一番の見所です。

私は、瀬戸内国際芸術祭の開催期間中に直島に訪れました。
開催期間中は、島の至る所にアート作品が展示されており、それらを細かく見て回ったのですが、地中美術館ほど感動したものはありませんでした。

地中美術館は、その名前の通り地中に埋まった美術館です。
建築家の安藤忠雄さんが、島の景観を損なわないようにと、外に現れる部分を最小限に抑えて設計したそうです。

3人の作家の作品を展示するために設計された空間

地中美術館の内部には、印象派の画家クロード・モネと、アメリカの現代美術作家ジェームズ・タレル、そしてウォルター・デ・マリアの作品だけが収蔵されています。

どんな作品にもそこそこ対応出来る無難なハコモノ美術館とはまったく違います。
この美術館そのものが、先の3人の作品を展示するために設計されたかのような印象を受けます。

例えば、モネの睡蓮を展示している一室。
絵と部屋が一体となって、ひとつの作品として成立しているんです。
ココらへんの詳しい話は次回の記事で書きますね。

収蔵されている作品がなんだか嬉しそう。

地中美術館は、収蔵されている作品がなんだか嬉しそうで、それを見る私達も嬉しくて幸せな気分になるような空間です。
でもだからと言って、安藤さんの建築は、ただおとなしいだけではありません。あるところでは収蔵作品の一部となりそれを引き立てる役にまわりますが、別の場所では美術館としての一体感を損なうことなく独自の世界観をつくり出しています。
大変品のある柔軟な空間です。

また、この美術館がまとまった一つの大きな空間として見えてくるのは、安藤忠雄さんの建築も含めた作品すべてが共通したテーマを有しているからだとも言えます。
地中美術館は、作品を照らす照明がないことが大きな特徴でもありますが、それぞれの作品、さらには美術館自体が光源がとなり、柔らかな光を放っているような印象を受けます。

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画像引用元:地中美術館 by EMO

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