クロード・モネが構想した「睡蓮」のある一室。オランジュリー美術館と地中美術館

2016/08/30

軽くて安全な複製画・アートパネル モネ 睡蓮 (番号:m / 商品内訳:Mサイズ)

今週の土曜日(2010年9月4日)から瀬戸内国際芸術祭に参加してきます。

私がいちばん楽しみにしていること。
それは、クロード・モネの代表作「睡蓮」が、安藤忠雄設計の地中美術館の中でどのように展示されているかということです。

最晩年のモネは、自身の建築構想をもとにつくった一室に「睡蓮」の絵を飾ることを夢見ていたといいます。パリのオランジュリー美術館と地中美術館の展示室は、ともに、このモネの構想に基づいてつくられたスペースです。

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オランジュリー美術館の睡蓮

私は今から18年ほど前、初めてパリのオランジュリー美術館を訪れました。
当時はモネの作品を見ることに夢中で、「美術館がどのような構造をしているのか」、「睡蓮をどのように展示しているのか」などということは全く意識していませんでした。
今記憶を辿ってみると、その当時「睡蓮」が展示されていた部屋は、モネの構想に反して自然光が全く入っていなかったように思います。なんだか少し重い空気に包まれていた気がします。

オランジュリー美術館は、もともと温室(オランジュリー)だった建物を改造してつくった美術館なのだそうです。
当初は、布張りのガラス天井から外光が降り注ぐ、モネの構想に基づいた美術館でした。

しかし1960年代に、展示スペースを増やす目的で2階部分が増築され、自然光が失われてしまったそうです。その後2000年から行われた大改装は、美術館をかつての姿に戻すことが大きな目的でした。美術館は新しく生まれ変わり、2006年にオープンしています。

ほぼ同じ時期に公開されたオランジュリー美術館と地中美術館のクロード・モネの一室、どちらが巧くモネの世界を表現しているのでしょうか。比較してみたくなりました。

まずは、地中美術館を楽しんでこようと思います。

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地中美術館の「モネの一室」が素晴らしい。オランジュリー美術館との比較。

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