気分転換の引越しは要注意。江原啓之さんが教える、引越しすべき時期。

引越し

新しい学校に通うようになったり、職場が変わったり、また結婚したり、そんな人生の転機に引越しはつきものです。

でも長い人生の間には、気分転換が目的で転居を考える方もいらっしゃると思います。

実は私も、通勤の利便性などとはまったく関係なく、リフレッシュのための引越しをしたことがあります。
わが家は夫と2人暮らし。わりと気軽に転居できるのです。

自宅の周辺の環境をがらっと一変させたことが良い刺激になり、その引越しで私たちは、お互いのパワーアップを図ることができました。
そんなことから私たちは今後も、引越しのパワーをフルに活用して、新鮮な空気をわが家に取り入れたいと思っていました。

ところがそんな中私は、先日読んだ1冊の本がきっかけで、リフレッシュを目的とした引越しにちょっと用心深くなりました。

スピリチュアリストの江原啓之さんは、著書「自分の家をパワースポットに変える最強のルール46」の中で、気分転換を目的とした引越しは、実は慎重に行う必要があると語っています。

たかが息抜きの引越しとはいえ、「現状から逃げたい」といったネガティブな発想で引越しをするのはおすすめしないと、江原さんはおっしゃっています。

逃げの引越しはNG

江原さんは著書「自分の家をパワースポットに変える最強のルール46」の中で、人が新天地を求める時には、「卒業」と「逃げ」の2通りの理由があるとおっしゃっています。

「卒業」は、ステップアップを意味しています。一方の「逃げ」は、現状に対する不満がきっかけの引越しをあらわしています。

江原さんは、「逃げ」が理由で引越しをするのはやめるべきだとおっしゃいます。

転居にしても、「気分を切り替えるために」と言えばポジティブな印象を受けますが、その奥に現状から逃げたいという心理が潜んでいるケースが珍しくありません。

そうであるなら、現状を見つめ、自分に落ち度がなかったと省みて、直すべき点があるなら改善に努めることが先決。
この作業を怠れば、どこへ引っ越ししても同じことの繰り返しになってしまうのです。

何をやってもうまく行かない。そんな時には、住む場所を変えたら良いことが起こるかもしれない。発想としてはすごく自然ですが、これは江原さんいわくNGです。

江原さんによると、人生には「行動して良い時期」と「内観すべき時期」があります。
現状から逃げたいと考えている時は「内観すべき時期」。転居などせず、自分の心とじっくり向き合う必要があるということです。

ちなみにこうした時期に引っ越しをしても、良い物件に巡りあうことはないとか。
嫌なことが続いたり、何をやっても思うように事が運ばないという時は、今は内観の時期だと考え、安易に行動してはいけないそうです。

悩み事を抱えながら物件を探しても、確かに良いものを見つけられそうにありませんね。

今思い返すと、わが家のリフレッシュのための引越しは、たまたまポジティブな動機がきっかけだったので成功したのかもしれません。
今後気分転換のための引越しをする時には、きっかけがポジティブなのか否かを、慎重に見極めたいと思います。

引越しはあくまで、ステップアップのためにするもの。そう覚えておくと分かりやすいですね。