魚を扱って50年のプロ、日本料理店「秋刀魚」の店主・山風呂秀一さんがすすめる、超簡単なサンマの骨の取り方をご紹介します。
今が旬のサンマを使った塩焼きは、とても美味しいものですが、食べる時に骨を取るのがちょっと面倒ですよね。
でも焼く前にちょっとしたことをするだけで、骨が一度にすっと取れてしまいます。
(一部情報元:TV「この差って何ですか?」2015年9月13日放映)
サンマの骨の取り方
山風呂さんがすすめる、サンマの骨の取り方です。
なお後ほど、写真を使って分かりやすく説明します。
- 焼く前に、エラと尻尾の2箇所に切り込みを入れる。骨はそのままにして、まわりの身だけを切る。
(切る部分は、上の写真を参考にしてください。) - 塩を振って普通に焼く。
- 焼き終えたら、尻尾を切り離す。
さらに、片方の手でサンマの身を軽く掴みながら、もう片方の手で、サンマの頭をゆっくり引っ張る。
写真をもとに、分かりやすく説明します。
さんまの骨を簡単に取る方法
まずサンマのエラに、表と裏の両面から切り込みを入れます。
骨だけは残し、そのまわりの身はすべて切ります。
次に尻尾も、エラと同じように、骨だけ残してまわりの身だけを切ります。
エラと尻尾の両方に切り込みを入れたら、塩を振り、普通に焼きます。
焼き終えたら、尻尾を切り離します。
最後にサンマの身を軽くつかみながら、もう片方の手でサンマの頭をそっと引っ張ったら、できあがり。
上の写真のように、頭と一緒に、骨が丸ごとすっと取れます。
ところで、なぜこれだけの作業で一度に骨が取れるのでしょうか?
それは、魚を焼くと、身と骨の間に隙間ができるためです。
魚の身は主にタンパク質でできていますが、タンパク質は、熱を加えると縮む性質があります。
なおこの裏ワザは、イワシ・アジ・サバなどの青魚にも使えます。
覚えて置くと便利な裏ワザです。