クリーニングのプロがすすめる、ジーンズ(デニム)の色落ちを防止する洗濯の仕方をご紹介します。
「衣類のお医者さんCHAM」の広井修さんによると、酢と塩を加えた水にジーンズをつけるだけで、色落ちを防ぐことができます。
(一部情報元:TV「この差って何ですか?」洗濯のプロ技 2015年11月29日放映)
用意するもの【ジーンズ1本分】
酢 | 大さじ1 |
塩 | 大さじ1 |
色落ちを防ぐ洗濯方法
- ジーンズを水(ジーンズがかぶるくらいの量)に浸ける。
- 酢と塩を加え、30分~1時間漬け置きする。
- 普通に洗濯する。
この方法で洗濯すると、普通に洗った場合とくらべ、10回くらいの洗濯で、はっきりと色の差が出ます。
色止めできる理由
では、なぜ酢と塩を使うだけで、ジーンズの色落ちを防ぐことができるのでしょうか。
ジーンズ(デニム)は、インディゴという油分が多い染料で色をつけています。
でも、洗濯用洗剤の多くはアルカリ性なので、油分(脂汚れ)を落としやすくなっています。
そのため、同じ油分であるインディゴも一緒に落ちてしまいます。
そこで、酸性の酢を加えることで、アルカリ性を中和し、インディゴを落ちにくくするというわけです。
ちなみに、塩に含まれる塩化ナトリウムは、繊維に染料を定着させる働きがあるので、色落ちをより防ぐことができます。
覚えておくと便利な裏ワザですね。