漬けみちゃんこと、芸人の大湯みほさんが考案した、ぬか漬けのレシピをご紹介します。
大湯さんは、「ぬか漬けマイスター」の資格を持つ、漬物のスペシャリスト。
「におわないぬか漬けレシピ」という料理本も執筆しています。
大湯さんのぬか床は、20分程度で簡単に作れます。
(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」家事えもんのかけ算レシピ 2016年3月10日放映)
ぬか床の作り方
大湯さんのぬか床は、ビール・昆布・ニンニク・野菜の切れ端を、米ぬかに加えて作ります。
ビールを加えると、麦芽の酵素の働きにより、ぬかの発酵を促進させることができます。またビールの爽やかな香りが広がり、ぬか床の旨味がアップします。
そして昆布はアミノ酸が豊富なので、旨味を引き出すことができ、鷹の爪は、殺菌効果が期待できます。
さらにニンニクは、味にアクセントをつけ、虫よけにもなります。
野菜の切れ端は、ぬかに含まれる乳酸菌のエサになり、発酵を促進します。
なお野菜の切れ端は、2~3日ごとに取り替え、10日ほど続けてから、実際に野菜を漬け始めます。
野菜の切れ端を漬ける作業は「捨て漬け」と言って、美味しいぬか漬けを作るためには欠かせません。
いりぬか | 500g |
塩 | 大さじ3 |
ビール | 200ml |
昆布 | 10センチ×2枚 |
鷹の爪 | 3本 |
ニンニク | 1かけ |
野菜の切れ端 | 適量 |
湯 | 700ml |
- 鍋に湯(700ml)を沸かし、塩を加えて溶かす。
- ぬかをボールに入れ、1を少しずつ注ぎ、空気を入れるように手で5分ほど混ぜる。
- 2にビールを加えてよく混ぜ、昆布と鷹の爪・ニンニク・野菜の切れ端を混ぜたらできあがり。
出来上がったぬか床は、野菜の切れ端を2~3日ごとに取替え、10日ほど続けてから、実際の野菜を漬け始めます。
ちなみに野菜以外にも、豚こま肉を漬け込むのもおすすめとか。味付けいらずで、焼いてそのまま食べられます。
なおぬか床を冷蔵庫に入れっぱなしにすると、菌の活動がストップしてしまうそうです。
ぬか床の適温は、15~25度なので、なるべくそれに近い温度を保つようにしましょう。
管理が難しい暑い時期は、昼は冷蔵庫、夜はクーラーの効いた部屋に移動すると良いそうですよ。
ところで当サイトでは、このぬか漬けのレシピの情報元のテレビで後日話題になった「わずか3時間で出来るぬか漬け」のレシピも紹介しています。
用意するものは、野菜の他にパン粉と塩と砂糖だけ。
たったこれだけで、しかも3時間で、ただの塩漬けでは出せない、ぬか漬け風の深みのある味に仕上がりますよ。