
ローストビーフとローストビーフ丼のレシピをご紹介します
おうち料理研究家の藤原美樹さんが考案したレシピです。
ローストビーフは、フライパンで作ります。
しっとり柔らかく焼き上げたローストビーフを、さっぱりとした大葉ご飯の上にのせ、コクのある2種類のタレ「和風グレイビーソース&わさびマヨネーズソース」をかけていただきます。
凝った味付けで、とても美味しいですよ。
(一部情報元:フジテレビ「バイキング」超お手軽!マジックレシピ 2016年11月8日放映)
材料
牛ももブロック肉 | 250g ※1 |
舞茸 | 1/2パック(50g)※2 |
塩 | 小さじ1/2 |
黒コショウ | 小さじ1/4 |
柚子コショウ | 小さじ1 |
サラダ油 | 小さじ1/2 |
赤ワイン | 大さじ4 |
めんつゆ | 大さじ2と1/2 |
黒糖飴 | 1粒(7g) |
砂糖 | 小さじ2 |
水 | 大さじ9 |
マヨネーズ | 大さじ2 |
粉チーズ | 小さじ1 |
ワサビ | 大さじ1/2 |
おろしニンニク | 小さじ1/2 |
水 | 大さじ1/2 |
温かいご飯 | どんぶり2杯分(600g) |
大葉 | 10枚 |
舞茸 | 1/2パック(50g)※2 |
塩 | ひとつまみ |
片栗粉 | 小さじ1 |
サラダ油 | 小さじ2と1/2 |
レタス | 2枚(60g) |
卵黄 | 2個 |
黒コショウ | 好みで適量 |
- 長径12センチ・厚さ4センチくらいの牛肉を使用。
- 舞茸は、合計1パック(100g)を使用する。
作り方
- 【下準備】牛肉は常温に戻しておく。
舞茸は、細かいみじん切りにする。
牛肉の表面を20箇所ほどフォークで刺し、塩・黒コショウ・柚子コショウを揉み込み、みじん切りにした舞茸を全体にまぶす。ぴったりとラップをし、常温に1時間ほど置く。 - 【牛肉を焼く】牛肉についた舞茸をきれいに取り除く。(舞茸は後で使用するので、取り置く。)
フライパンを強火で熱し、牛肉をのせ、サラダ油を回しかける。全面に焼き色がつくまで2分ほど焼く。焦げそうになったら火を弱める。
赤ワインを加え、フタをして弱火で4〜5分蒸し焼きにする。
牛肉の中心までフォーク刺し、フォークを唇に当ててしっかり温まっていたら、牛肉をアルミホイルでぴったり包み、そのまま30分置いて余熱で火を通す。(フライパンに残った肉汁は後で使用するので、取り置く。) - 【フライド舞茸を作る】舞茸をほぐしてクッキングシートの上にのせ、塩・片栗粉・サラダ油をまぶし、ラップをせずに電子レンジ(600w)で4〜5分加熱し、カリカリにする。
- 【大葉ご飯を作る】大葉を千切りにし、ご飯に混ぜる。
- 【和風グレイビーソースを作る】取り置いた舞茸を、フライパンの中の肉汁と合わせ、めんつゆ・黒糖飴・砂糖・水を加える。強火で2分ほど加熱し、汁気が1/3くらいになるまで煮詰める。
- 【わさびマヨネーズソースを作る】わさびマヨネーズソースの材料すべてを混ぜる。
- 【盛り付け】牛肉を斜め薄切りにする。
どんぶりに大葉ご飯を盛り、その上に切った牛肉を並べ、脇にフライド舞茸とレタスを添える。
牛肉に和風グレービーソースをかけ、ご飯の上に卵黄をのせ、全体に黒コショウを振る。
好みでわさびマヨネーズソースをかけたらできあがり。
調理のポイントは3つあります。
1つは、牛肉にみじん切りにした舞茸をまぶし、1時間ほど置くこと。
舞茸にはタンパク質分解酵素が含まれているので、牛肉が柔らかくなります。
2つめは、牛肉の焼き方。
フライパンで表面にさっと焼き色をつけたら、熱いうちにアルミホイルで包み、30分ほど置いて余熱で火を通します。
3つめは、ソースに黒糖飴を加えること。
コクが出て美味しくなります。
写真をもとにレシピを説明します。

調理の前に、牛肉を常温に戻しておきます。
常温に戻したら、牛肉の下準備をします。
まず、舞茸(50g)を細かいみじん切りにします。
そして、牛肉の表面を20箇所ほどフォークで刺し、塩(小さじ1/2)・黒コショウ(小さじ1/4)・柚子コショウを揉み込み、みじん切りにした舞茸を全体にまぶします。
最後に、ぴったりとラップをし、常温に1時間ほど置きます。
牛肉に舞茸をまぶして柔らかく
牛肉は、みじん切りにした舞茸をまぶし、1時間ほど置きます。
舞茸にはタンパク質分解酵素が含まれているので、牛肉が柔らかくなります。

牛肉を置いて1時間経ったら、フライパンで焼きます。
まず、牛肉に付いた舞茸をきれいに取り除きます。(取り除いた舞茸は、後でソースに加えるので、取り置きます。)
そして、フライパンを強火で熱し、牛肉をのせ、サラダ油(小さじ1/2)を回しかけ、全面に焼き色がつくまで、時々返しながら2分ほど焼きます。
焦げそうになったら、火を少し弱めます。

牛肉に焼き色が付いたら、赤ワインを加え、フタをして弱火で4〜5分蒸し焼きにします。
加熱し終えたら、牛肉が中まで十分に温まっているか確認します。
牛肉の中心までフォークを刺し、フォークを唇に当て、温かいと感じたらOKです。
続いて、牛肉が熱いうちにアルミホイルで包み、そのまま常温に30分置き、余熱で火を通します。(フライパンに残った肉汁は、後でソースに使うので、取り置きます。)
牛肉に余熱で火を通す
牛肉はフライパンで焼き色をつけ、熱いうちにアルミホイルで包み、余熱で火を通します。
加熱し過ぎを防ぐことができるので、柔らかくジューシーに仕上がります。

次に、付け合せの「フライド舞茸」を作ります。
舞茸(50g)をほぐしてクッキングシートの上にのせ、塩(ひとつまみ)・片栗粉・サラダ油(小さじ2と1/2)をまぶし、ラップをせずに電子レンジ(600w)で4〜5分加熱し、カリカリにします。
できあがりは完全にはカリカリになりませんが、舞茸の水分が飛ぶことで旨味が凝縮され、食感が出ます。

続いて、大葉ご飯を作ります。
大葉を千切りにし、ご飯と混ぜたら完成です。

最後に2種類のソースを作ります。
「和風グレイビーソース」は、先ほど取り置いた舞茸を、フライパンに残った肉汁と合わせて作ります。
舞茸をフライパンの肉汁と合わせ、A(めんつゆ・黒糖飴・砂糖・水)を加え、強火で2分加熱し、汁気が1/3程度になるまで煮詰めたら完成です。
「わさびマヨネーズソース」は、マヨネーズ・粉チーズ・ワサビ・おろしニンニク・水を混ぜたら完成です。
コクが出て美味しくなります。

どんぶりに大葉ご飯を盛り、その上に斜め薄切りにした牛肉をのせます。
そしてその脇に、フライド舞茸とレタスを添えます。
牛肉に和風グレイビーソースをかけ、ご飯の上に卵黄をのせ、全体に黒コショウを振ります。
好みでわさびマヨネーズソースをかけたらできあがり。
ちなみに、牛肉は、なるべく薄く切った方が食べやすいですよ。

牛肉は、赤ワインと柚子コショウの風味で旨味が引き立ち、しっとり柔らかく仕上がります。
ソースを付けずにそのままでも、十分美味しいです。
また、2種類のソースはどちらもコクがあり、味に奥行きがあります。
「和風グレイビーソース」は、凝縮された舞茸の旨味と、黒糖飴のコクが良く合います。
「わさびマヨネーズソース」は、ワサビの辛味が際立っていながらも、マヨネーズやチーズのコクも感じられ、味に深みがあります。
旨味たっぷりの牛肉に、コクのある2種類のソース、それにさっぱりとした大葉ご飯。
それぞれの味付けが凝っていて、食べ飽きません。
調理時間はトータル25分で、それ以外にしばらく置く時間が合計1時間半かかりますが、時間と手間をかける価値のある、絶品ローストビーフ丼が出来ますよ。