
サイゲン大介こと、お笑いコンビ うしろシティの阿諏訪泰義さんが考案した、「ビーフシチュー」のレシピをご紹介します。
外国産の安い牛肉を使って、国産和牛で作ったような柔らかさと、名店のビーフシチューのような濃厚でコクのある味を再現します。
市販のルーをいかした簡単レシピですが、ほんの少しの手間を加えるだけで、本格的な味のビーフシチューが出来ますよ。

ちなみにサイゲンさんは元プロの料理人で、料理本「リストランテasuwa」の著者でもあります。
(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」2016年12月29日放映)
ビーフシチューの作り方

サイゲン大介さんの「ビーフシチュー」のレシピです。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
牛すね肉 | 500g |
舞茸 | 100g |
すりおろした玉ネギ | 50g |
市販のルー | 80g |
バター | 大さじ1 |
コショウ | 適量 |
塩 | 小さじ1/4 |
砂糖 | 大さじ2 |
水 | 大さじ2 |
ローリエ | 1枚 |
酒 | 50ml |
水 | 850ml |
ハチミツ | 大さじ1/2 |
穀物酢 | 大さじ1/2 |
- 牛肉はフォークで穴をあける。舞茸はみじん切りにする。
牛肉・舞茸・Aを保存袋に入れ、軽く揉む。そのまま30分ほど置く。 - 1の袋の中身すべてとBを鍋に入れ、フタをして、煮汁が半分くらいになるまで1時間30分ほど煮込む。(途中アクを取り、フタを少しずらしたりして調整する。)
舞茸を網じゃくしですくって取り出し、すりおろした玉ネギを加えてひと煮立ちさせる。
市販のルーとバターを加える。 - 【キャラメル酢を作る】ハチミツと酢を耐熱ボールに入れ、ラップをせずに電子レンジ(600w)で1分50秒加熱する。キャラメルのような焦げ色がついたら完成。
- 3を2に加え、軽くかき混ぜる。好みでコショウを振ったらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
サイゲン流 ビーフシチューの作り方

【工程1】
まず、下準備をします。
牛肉はフォークで穴をあけ、舞茸はみじん切りにします。
そして牛肉・舞茸・A(塩・砂糖・水)を保存袋に入れ、手で軽く揉んで、30分ほど置きます。
牛肉は、あらかじめ舞茸に漬け込むと、ホロホロの食感に仕上がります。
舞茸には、プロテアーゼというタンパク質分解酵素が含まれているので、肉が柔らかくなります。
また舞茸の旨味成分も加わるので、牛肉がより美味しくなります。

【工程2】
次に、保存袋の中身すべてとB(ローリエ・酒・水)を鍋に入れ、火にかけます。
そしてフタをして、煮汁が半分くらいになるまで、1時間30分ほど煮込みます。
途中煮立ったら、アクを取ります。

フタを少しずらしたりして調整しながら煮込むと、1時間30分後には、煮汁が半分くらいになります。

煮込み終えたら、舞茸を網じゃくしですくって取り出し、すりおろした玉ネギを加え、ひと煮立ちさせます。
そして市販のルーとバターを混ぜます。
ちなみに舞茸をわざわざ取り出す理由は、見た目や食感を、ビーフシチューらしくするためだと思います。
サイゲンさんは、網じゃくしを使って舞茸を大まかに取り出していましたが、いったんザルに上げるなどして、きれいに取り除いても良いと思います。
またあまりこだわらなければ、そのままにするのもアリです。ただしその場合は、少し薄味になります。

【工程3】
続いて「キャラメル酢」を作ります。
ハチミツと酢を耐熱ボールに入れ、ラップをせずに電子レンジ(600w)で1分50秒加熱します。キャラメルのような焦げ色がついたら、完成です。
これを鍋に加え、軽くかき混ぜたら、ビーフシチューのできあがり。
好みでコショウを振っていただきます。
ビーフシチューの仕上げに、「キャラメル酢」を加えます。
少し焦がしたハチミツの苦味と、酢のまろやかさで、ビーフシチューが奥行きのある味になります。

サイゲンさんの「キャラメル酢」は、ビーフシチューの隠し味として、絶妙に合います。
市販のルー特有のぼんやりとした味が、「キャラメル酢」のコクのある甘みと苦味で引き締まり、一気に別物になります。
また牛肉は、フォークがスッと通るくらい柔らかく、とろけるような食感に仕上がります。
とても美味しいビーフシチューですよ。
ところで情報元のテレビ番組では、このサイゲンさんのビーフシチューが、洋食の名店「黒船亭」のビーフシチューよりも、名店の味っぽいと話題になりました。
私は黒船亭の味を知りませんが、サイゲンさんのビーフシチューは調理が簡単ということもあり、超おすすめです。