サイゲン大介こと、お笑いコンビ うしろシティの阿諏訪泰義さんが考案した、ガレットのレシピをご紹介します。
「とろろそばの本格ガレット」です。
フランスのブリュターニュ地方の名物料理「ガレット」は、そば粉で作ったクレープのことですが、「サイゲン流ガレット」は、そば粉の代わりに茹でたそばを使います。
茹でたそばを潰し、クレープ状の平たい生地を作ります。
ちなみにそばは、コンビニのお弁当コーナーで売られている「とろろそばセット」のそばを使い、それに添付されている温泉卵やとろろを具材としていかします。
ガレット生地の香ばしさとカリッとした食感、そして口当たりのとろっとした具材が絶妙にマッチした、ちょっぴり和風テイストの美味しいガレットが出来ますよ。

ちなみにサイゲンさんは元プロの料理人で、料理本「リストランテasuwa」の著者でもあります。
(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」2017年1月19日放映)
ガレットの作り方
「とろろそばの本格ガレット」のレシピです。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
◎茹でたそば | 1/2パック(100g程度) |
◎温泉卵 | 1個 |
◎とろろ | 25g |
◎めんつゆ | 小さじ1 |
◎ネギ | 少々 |
ビーフジャーキー | 2切れ |
ミックスチーズ | 20g |
粉チーズ | 大さじ1/2 |
黒コショウ | 少々 |
オリーブオイル | 適量 |
◎:とろろそばセット1人前に付属している食材を使用。
- 【具材の下準備】ビーフジャーキーを細かく裂き、とろろ・めんつゆ・ミックスチーズを混ぜる。
- 【生地を作る】そばと粉チーズを密閉袋に入れ、麺棒でそばを潰し、袋の形に沿って四角く伸ばす。
- 【生地を焼く】フライパンを中火にかけ、油を引かずに2の生地をのせ、片面だけを7分ほど焼く。
生地の中央に1をにのせ、フチを折りたたむ。
温泉卵とネギをのせる。 - 3を皿に盛り、オリーブオイルを回しかけ、黒コショウを振ったらできあがり。
写真をもとに、レシピを説明します。
サイゲン流ガレットの作り方
【工程1】
まず具材の下準備をします。
ビーフジャーキーを細かく裂き、とろろ・めんつゆ・ミックスチーズを混ぜます。
とろろをベースにした具材には、ビーフジャーキーとチーズを混ぜます。
ビーフジャーキーの旨味と塩気、そしてチーズのコクとクリーミーさをいかします。
またビーフジャーキーは、とろろと混ぜると柔らかくなり、食べやすくなります。
【工程1】
次に、茹でたそばで生地を作ります。
そばと粉チーズを密閉袋に入れ、麺棒でそばを潰します。
そして袋の形に沿って、そばを四角く伸ばします。
本場フランスのガレットの生地は、そば粉で出来ています。
そば粉は入手しずらいので、茹でたそばで代用し、本物そっくりの生地をつくります。
またそばだけでは和食感が強いので、チーズを加え、コクと塩気とヨーロッパの香りをプラスします。
【工程3】
続いて生地をフライパンで焼きます。
まず生地を袋から取り出します。
上の写真のように、生地は形がしっかりしているので、とても扱いやすいです。
フライパンを中火にかけ、油を引かずに生地をのせます。
そして片面だけを7分ほど焼きます。
片面にきれいな焼き色がついたら、工程1で混ぜた具材をのせ、生地のフチを折りたたみます。
そして温泉卵とネギをトッピングし、チーズが溶けるまで加熱します。
【工程4】
焼き上がったガレットを皿に盛り、オリーブオイルを回しかけ、黒コショウを振ったらできあがり。
このガレットは、生地と具材が醸し出す味と食感のコントラストが絶妙です。
ガレット生地は、表面のカリッとした食感と、少し焦げたチーズの香ばしい風味がとても印象的。
一方の具材は、とろろのふんわり感と溶けたチーズのとろとろ感が混ざり合い、マイルドな口当たり。ビーフジャーキの旨味とネギの風味がアクセントになっています。
とろろやネギと言った和の食材を使ったガレットは、珍しいかもしれませんが、意外にもぴったり合いました。
でもよくよく考えてみると、そう感じるのは、むしろ自然なことかもしれません。
ガレット生地のそばに、とろろとネギ。それは日本人がずっと親しんできた食材の組み合わせですから。
とても美味しいガレットですよ。超おすすめです。