
コーヒーを使った、チャーハンの変わりレシピをご紹介します。
料理愛好家の平野レミさんが考案した、「お目覚め コーヒーごはん」です。
ご飯の色が濃い茶色に染まるほど、インスタントコーヒーをたくさん使います。
一口食べた瞬間は、コーヒーの苦味が強く感じられますが、その後は、味の対比効果で具材の風味が引き立ち、旨味たっぷりに感じられる不思議なチャーハンです。
ちなみにこのチャーハンは、もともとは、レミさんが息子さんたちのために作ったお料理です。
朝起きて眠そうにしている息子さんたちに、目が冴えるメニューをと思い立ったことがきっかけで出来たそうですよ。
(一部情報元:TBSテレビ「マツコの知らない世界」2017年2月14日放映)
コーヒーごはんの作り方

「お目覚め コーヒーごはん」のレシピです。
ハム | 2枚 |
シメジ | 50g |
温かいご飯 | 360g |
ココナッツオイル | 大さじ2 |
塩・コショウ | 少々 |
インスタントコーヒー | 大さじ1 |
熱湯 | 小さじ4 |
卵 | 2個 |
ハム | 2枚 |
ベビーリーフ | 適量 |
ミニトマト | 適量 |
- ハム(2枚)はみじん切りにし、シメジは石づきを取ってみじん切りにする。
Aを混ぜる。 - 熱したフライパンにココナッツオイルを引き、ハムとシメジを炒める。
ご飯を加えて炒め合わせ、Aを加え、塩で味を整える。 - 【付け合わせのハムエッグを作る】熱したフライパンにハム(2枚)をのせ、卵を割り入れる。フタをせずに加熱し、黄身をきれいな半熟状にする。
- 2を皿に盛り、3をのせ、コショウを振る。ベビーリーフとミニトマトを添えたらできあがり。

このチャーハンは、あともう少しで味が完全に破綻すると思うほど、しっかりコーヒーの苦味を効かせます。
レミさんのお料理は、レミさんのキャラ(表向きの)と反して、優しくて食べやすい味付けのものが多いと私は思っていますが、たまにこうした刺激的なお料理がポツポツとあるのも、特徴かもしれません。

さてコーヒーの苦味についてですが、苦いのがダメな方にはおすすめしませんが、私はけっこう面白いと思います。
収まりが良い味ばかりが「美味しい」わけではないので、ちょっぴり破綻しかけている風なのも、むしろ料理のエッセンスです。
チャーハンを口に入れた瞬間は、正直言って、コーヒーの苦味がかなり強いです。
でもしばらくすると、味の対比効果で、ハムの甘みや旨味が際立って感じられます。不思議な味のチャーハンですよ。
少し分かりやすい例えをするなら、燻製のほろ苦い風味によってハムの旨味が引き立つような、そんな感じです。
このチャーハンを朝食に出されたら、味付けの斬新さに、確かにすぐに目が覚めると思いますよ。