摘みたての山椒の若葉って、どんな香りがするか、ご存知ですか?
私は以前、ひと気のない山に入って山菜採りをするのが趣味だったので、よく知っています。山椒の葉って、春先に採れる柔らかいところを、佃煮にしますよね。私も、収穫した葉でよく作ったものです。
でも、残念なことに現在では、山遊びに時間が割けなくなってしまいました。そして、香り高い山椒の生葉に出会うことも、ほとんどなくなりました。山椒の葉がお店に並んでいるなんて、春先でもまれですし、たとえ売られていたとしても、香らないんですよね。
さて、今日はシャンプーの話しです。
先日、シャンプーが切れかかっていたので、Amazonで良さそうな商品を購入しました。そうしたら、思いもよらぬことでしたが、そのシャンプーは、懐かしい山椒の葉の香りがしたんです。
とても驚きました。だって、購入したシャンプーには、山椒なんてまったく使われていないんです。でも確かに、あの山椒の香りがします。とてもユニークなシャンプーです。
ティートリーとメリッサを足すと、山椒になる。
上の写真をご覧ください。これがそのシャンプーです。
GAIA NPというメーカーの、「ガイアメディ シャンプー(ティートリー&メリッサ)」。
同じシリーズのリンスも、一緒に並べてみました。
ところで、気になる山椒の香りのもととなっているのは、どうやら、配合されている2種のハーブのようです。
「ティートリー」と「メリッサ(レモンバーム)」というハーブ。
ティートリーとメリッサの香りを足すと、とても不思議ですが、山椒みたいな匂いがするんですね。
これがティートリーです。ほわほわっとした綿のような、真っ白い花を咲かせます。
そしてこれが、メリッサ。「レモンバーム」という名前でお馴染みのハーブです。こちらも、可憐な白い花を咲かせます。
ガイアメディ シャンプーの使用感
ところで、摘みたての山椒の葉の香りは、シャンプーをしている時に、特に強く感じられます。それはまるで、フレッシュな山椒の葉を、頭の上からドサッとかけられたような、面白い体験です。
また、シャンプーをすっかり流し終えたあとには、浴室がしばらくの間、柔らかな清涼感に包まれます。これはこれで、森林浴をしているよう。とても気持ちがいいですよ。
このシャンプーはアミノ酸系のノンシリコンタイプなのですが、洗浄力や指どおりも意外といいです。
確かに、石油系や高級アルコール系などの安価なシャンプーとくらべたら、泡立ちはあまり良くありません。でも、洗浄力は、不十分なほど弱いとは感じませんでしたし、指どおりもスムーズです。
「ガイアメディ シャンプー」の一番の魅力は、やっぱり香りですね。
山椒の若葉を思い起こさせるユニークな芳香。面白いと思います。
Swamp Paperbark flower by John Tann
lemon balm blossom by Jess Beemouse