
王道カルボナーラの超おすすめレシピをご紹介します。
カルボナーラの人気店「ラ・ブリアンツァ」の奥野義幸シェフが考案した、「生クリームを使わないカルボナーラ」です。
ソースは卵黄だけで作ります。
生クリームや牛乳を使ったごく普通のカルボナーラよりも、濃厚でコクがあってすごく美味しいですよ。
調理時間は10分です。
(一部情報元:TBSテレビ「おびゴハン!」2017年4月26日放映)
生クリームなしカルボナーラの作り方

「生クリームを使わないカルボナーラ」のレシピです。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
ベーコン(ブロック) | 90g |
玉ネギ | 10g |
卵黄 | 5個 |
水 | 30ml |
白ワイン(※) | 大さじ2 |
粉チーズ | 適量 |
黒コショウ(ホール) | 適量 |
パスタ(1.6ミリ) | 100g |
塩 | 適量 |
※日本酒や水で代用可。
- 鍋に湯を沸かし、塩を加え、パスタを茹で始める。
- 卵黄と水をボールに入れ、泡立て器でよく混ぜる。
- ベーコンは1センチ角の棒状に切り、玉ネギは薄切りにする。
フライパンを強火で熱し、ベーコンをこんがりと焼く。
玉ネギを加えてさっと炒め、火を止めて白ワインを加え、全体を馴染ませる。 - 1のパスタが茹で上がったら3に加え、フライパンを火にかけ、全体をよく混ぜる。
さらに2を加えてパスタに絡め、粉チーズ(少し多め)を絡める。塩で味を整える。 - 食べる直前に黒コショウを包丁で少し粗めに刻む。
4を皿に盛り、黒コショウと粉チーズを散らしたらできあがり。
写真をもとに、レシピを説明します。
生クリームなしカルボナーラの作り方

【工程1】
まず鍋に湯を沸かし、塩(適量)を加え、パスタ(100g)を茹で始めます。
パスタを茹でている間に、この後の工程2と3を終わらせます。

【工程2】
次に卵黄(5個)と水(30ml)をボールに入れ、泡立て器でよく混ぜます。
これがソースになります。
ソースは卵黄と水で作ります。
卵黄に水を加えると、パスタと絡めた時に、卵がすぐに固まるのを防ぐことができます。

【工程3】
続いて具材を炒めます。
まずベーコン(90g)は1センチ角の棒状に切り、玉ネギ(10g)は薄切りにします。
そしてフライパンを強火で熱し、上の写真のようにベーコンの表面にしっかり焼き色がつくまで炒めます。
ベーコンがこんがり焼けたら、玉ネギを加えてさっと炒め、火を止めて白ワイン(大さじ2)を加え、全体を馴染ませます。
ちなみに白ワインが完全に蒸発してしまった場合は、水を少量足すと良いそうです。
この工程では、具材を少し湿らせた状態にして、パスタが茹で上がるのを待ちます。

【工程4】
パスタが茹で上がったら、軽く水気を切って加えます。
そしてフライパンを再び火にかけ、パスタ全体に白ワインを絡めます。

そして工程2で混ぜた卵液を一気に流し入れ、パスタに絡めます。
さらに少し多めの粉チーズ(適量)を振り、パスタに絡めます。
最後に塩(適量)で味を整えます。
ちなみにこの工程4(白ワインと卵と粉チーズを加える工程)の火加減は、上のレシピには敢えて書きませんでしたが、ずっと強火です。
奥野シェフは、強火にしたコンロから少しフライパンを離し、フライパンを振りながら卵と粉チーズを絡めていました。
でもこの工程を強火にするのは家庭向けのレシピとしてはかなり難しいので、あまりおすすめしません。
素人が同じことをすると、卵が固まり過ぎてしまう可能性大です。
白ワインを加える時は強火でも良いかもしれませんが、卵液を加えた後は、ごく一般的なカルボナーラのレシピのようにいったん火を止めるか、ごく弱火にして、卵の様子を見ながらゆっくり火を入れた方が失敗がなくていいですよ。

【工程5】
最後に盛り付けです。
まず食べる直前に、黒コショウ(適量)を包丁で少し粗めに刻みます。
そして出来上がったカルボナーラを皿に盛り、黒コショウと粉チーズ(適量)を散らしたら完成です。
黒コショウは食感を出すためにホールを使用し、包丁で少し粗めに刻みます。
また香りを最大限いかすために、食べる直前に刻みます。

生クリームも牛乳も使わずに卵だけで作るカルボナーラと聞くと、材料が少ない分、何となく地味な味を想像してしまいますが、実際はまったく違います。
生クリームや牛乳を使ったカルボナーラよりも濃厚でコクがあり、とろみも強いです。すごく食べ応えがありますよ。
ちなみに奥野さんによると、本場イタリアのカルボナーラは、生クリームや牛乳は一切使わず、卵だけで作るそうです。
卵だけで作る方が簡単ですし、材料費も安上がり。良いことばかりでいいですよ。