
わずか10分でできる、インスタント塩ラーメンのアレンジレシピをご紹介します。
家事えもんこと、タレントの松橋周太呂さんが考案した「塩ラーメンで名店の味 モチモチ!濃厚!坦々風ラーメン」です。
ごく普通のインスタント麺が、生麺のような弾力のある食感に仕上がります。
スープは旨味が強く、濃厚でクリーミー。食べ応えがありますよ。
(一部情報元:日本テレビ「あのニュースで得する人損する人」家事えもんのかけ算レシピ 2017年5月25日放映)
坦々風ラーメンの作り方

「塩ラーメンで名店の味 モチモチ!濃厚!坦々風ラーメン」のレシピです。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
ツナ | 1缶 |
ハンペン | 1/3枚 |
レタス | 1枚(30g) |
トマト | 1/4個 |
ブラックペッパー | 適量 |
インスタントラーメン | 1袋 |
インスタントラーメンに付属した塩味の粉末スープ | 1/2袋 |
ピーナッツバター | 大さじ3 |
和風だしの素 | 小さじ1 |
豆乳 | 200ml |
鶏ガラスープの素 | 小さじ1/2 |
豆乳 | 小さじ2 |
ゴマ油 | 小さじ2 |
ゆで卵 | 1個 |
白だし | 大さじ1と1/2 |
ゴマ油 | 小さじ1/2 |
重曹(食用) | 7.5g |
湯 | 1リットル |
- ゆで卵の表面に楊枝で万遍なく穴をあけ、ビニール袋に入れ、白だしとゴマ油を加える。袋の中の空気を抜き、5分置く。
- 鍋に重曹と湯を入れ、インスタントラーメンを茹でる。
- スープの材料すべてをラーメンの器に入れ、ラップをして電子レンジ(600w)で2分加熱する。よく混ぜる。
- 鶏油風調味料の材料すべてを混ぜる。
- ハンペンとトマトを1センチ角に切り、レタスを少し太めの千切りにする。
- 3のスープの中に、2の麺を水気を切って入れる。
ツナ・ハンペン・レタス・トマト・半分に切った卵をトッピングし、4の鶏油風調味料を回しかけ、ブラックペッパーを振ったらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
坦々風ラーメンの作り方

【工程1】
最初に味付け卵を作ります。
まずゆで卵の表面に、楊枝で万遍なく穴をあけます。(写真左)
そして卵と白だしとゴマ油をビニール袋に入れ、袋の中の空気をしっかり抜き、卵を調味料に完全に浸した状態で5分置きます。
卵に楊枝で穴をあけ、白だしを原液まま使うと、味が染み込みやすくなります。
ちなみにこのようにして出来上がる味付け卵は、けっこう薄味です。
私が濃い味の卵に慣れてしまっているからか、味付け卵としては少し物足りなく感じました。
ただこのラーメンのスープはかなり濃い味付けなので、普通のゆで卵でも合うと思います。

【工程2】
次に重曹と湯を鍋に入れ、麺を茹でます。
重曹を加えて麺を茹でると、生麺のようなモチモチの食感に仕上がります。
重曹を使うと、インスタントラーメンの麺らしからぬ、弾力のある麺になります。
なぜ重曹を加えると生麺のようになるのかというと、重曹が「かん水」というアルカリ塩水溶液と同じ働きをするからです。
ラーメンの麺は、小麦粉に「かん水」を加えることで、中華麺らしい色や食感を出しています。
ちなみにこの重曹を使った裏技は、乾燥パスタにも応用できます。
重曹を加えて茹でると、乾燥パスタが、まるで中華麺のような黄色っぽくてモチっとした麺に変わります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【工程3・4】
続いてスープと鶏油風調味料を作ります。
スープは、インスタントラーメンに付属した塩味の粉末スープ・ピーナッツバター・和風だしの素・豆乳をラーメンの器に入れ、ラップをして電子レンジ(600w)で2分加熱し、よく混ぜたら完成です。(写真左:ラーメンの器を耐熱ボールで代用)
そして鶏油風調味料は、鶏ガラスープの素と豆乳とゴマ油を混ぜるだけで完成します。(写真右)
ちなみに「鶏油(チーユ)」とは、鶏の皮などを熱して抽出した油脂のことで、お店のラーメンのスープによく使われているプロ仕様の調味料のことです。
ピーナッツバターを使うと、クリーミーでコクのあるスープが出来ます。

【工程5・6】
最後に具材を切って盛り付けます。
まずハンペンとトマトを1センチ角に切り、レタスを少し太めの千切りにします。
そしてスープの中に麺を入れ、その上にツナ・ハンペン・レタス・トマト・半分に切った卵をトッピングします。
仕上げに鶏油風調味料を回しかけ、ブラックペッパーを振ったらできあがり。

こってりとしたコク味のある坦々風ラーメンが出来ます。
野菜などあっさりめの食材をたっぷりトッピングしますが、ピーナッツバターの風味とだしの旨味が強いので、全体的には濃厚な味わいです。
見た目が彩り鮮やかで豪華な上に、麺はモッチリとした食感なので、インスタントラーメンっぽくなくていいですよ。