ミシュランシェフがすすめる、一番だしの上手な取り方をご紹介します。
ミシュランガイドで1つ星を獲得した和食の名店「季旬 鈴なり」の店主、村田明彦さんが考案したレシピです。
香り高い上品な味わいの一番だしが取れますよ。
このだしを使った村田さんの料理のレシピも合わせてお伝えします。
(一部情報元:TBSテレビ「おびゴハン!」2017年7月12日放映)
一番だしの取り方
「一番だし」のレシピです。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
昆布 | 10g |
鰹節 | 30g |
水 | 1リットル |
- 昆布を水に浸し、常温に2時間置く。
- 1を鍋に入れて火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出し、すぐに火を止めて鰹節を加える。
鰹節が完全に湯に浸ったら、すぐにキッチンペーパーを敷いたザルに上げて濾す。
写真をもとに、レシピを説明します。
一番だしの取り方
【工程1】
まず昆布(10g)を水(1リットル)に浸し、常温に2時間置きます。
昆布のエキスを抽出するには、冷蔵庫に入れると一晩くらいかかりますが、村田さんによると、常温だと2時間で十分だそうです。
【工程2】
次に昆布と水を鍋に移し、火にかけます。
そして沸騰直前になったら昆布を取り出し、すぐに火を止めて鰹節を加えます。
昆布は沸騰直前に取り出します。
沸騰させるとエグミやヌメリが出てしまうためです。
続いて鰹節が完全に湯に浸かったら、すぐにキッチンペーパーを敷いたザルに上げて濾します。
だし汁を濾すタイミングは、鰹節を加えたらすぐです。
鰹節がすべて湯に浸ったら、それと同時にすぐに引き上げます。
鰹節は沸騰直前に火を止めてから加えます。
沸く寸前に鰹節のエキスを手早く抽出すると、香りの良いだしが取れます。
ちなみに香りではなく旨味を重視してだしを取りたい場合は、鰹節を加えて少し沸騰させることも有効だそうです。
ザルに残った鰹節は、絞らずにそのままの状態にして、だしを自然に濾します。
これで完成です。
鰹節の香りが豊かな、上品な味わいの黄金色のだし汁が取れますよ。
この一番だしを使えば、たとえば、美味しいお茶漬けも作れますよ。