オーブンで焼くフレンチトースト2種。甘くない砂糖なし&甘いふわとろ

フレンチトーストをオーブンで

オーブンを使ったフレンチトーストのレシピをご紹介します。

東京青山にあるフランス料理店「abysse(アビス)」のオーナーシェフ、目黒浩太郎さんが考案した「ふわとろ!フレンチトースト」です。

一見するとスコーンのようにも見えるこのフレンチトースト。
作り方もちょっと変わっています。
パンはあらかじめダイス状に切り、卵液に浸して成形し、オーブンで焼き上げます。

お味の方は2種類。
お馴染みの「甘いフレンチトースト」の他に、本場フランスで主流になっている「甘くない砂糖なしフレンチトースト」も一度に作ります。

ふわふわとろっとした食感と、そのまま手でつまめる手軽さが魅力的。
手がベタつきにくいので、お弁当にもぴったりです。

(一部情報元:TBSテレビ「おびゴハン!」2017年7月25日放映)

材料

12個分:調理時間20分
食パン(8枚切り) 4枚
卵液
2個
牛乳 60ml
生クリーム 120ml
甘いフレンチトースト
砂糖 20g
ミックスドライフルーツ(※) 適量
粉糖 適量
甘くない砂糖なしフレンチトースト
粉チーズ 30g
塩・コショウ 各少々
ベーコン 2〜3枚
乾燥パセリ 小さじ1

※キウイ・パイナップル・クランベリー・レーズンなどが入ったものがおすすめ。

作り方

  1. 食パンは耳を落とし、1センチ角に切る。ドライフルーツは粗めに刻み、ベーコンは5ミリ角に切る。
  2. ボールに卵を溶き、牛乳と生クリームを混ぜ、ザルで濾して卵液を作る。卵液をボール2つに分ける。
  3. 【甘いフレンチトースト】
    卵液の一方に砂糖を混ぜ、ドライフルーツと食パン(半量)を混ぜる。
  4. 【甘くない砂糖なしフレンチトースト】
    もう一方の卵液に粉チーズ・塩・コショウを混ぜ、ベーコン・乾燥パセリ・食パン(残りの半量)を混ぜる。
  5. 3と4をそれぞれ6等分して手で丸め、クッキングシートを敷いた天板の上に並べる。
    180度に予熱したオーブンで15分焼く。
  6. 焼き上がった甘いフレンチトーストに、茶こしを使って粉糖を振りかける。
    2種類のフレンチトーストを皿に盛ったらできあがり。

写真をもとに、レシピを説明します。

フレンチトーストの材料

まず、食パン(4枚)は耳を落とし、1センチ角に切ります。(写真左上)
そして、ドライフルーツ(適量)は粗めに刻み、ベーコン(2〜3枚)は5ミリ角に切ります。(写真左下)

次に、卵液を作ります。
まず、ボールに卵(2個)を溶き、牛乳(60ml)と生クリーム(120ml)を混ぜます。
そして、ザルで濾します。(写真右)

この工程で作った卵液と食パンを2等分して、2種類のフレンチトーストを作ります。

【調理のポイント】
卵液はあらかじめザルで濾しておきます。

卵液をザルで濾すと、さらっとしてパンに馴染みやすくなります。


フレンチトーストの生地を作る

次に、「甘いフレンチトースト」と「甘くない砂糖なしフレンチトースト」の生地を作ります。

甘いフレンチトースト

まず、2等分した卵液の一方に、砂糖(20g)を混ぜ、ドライフルーツとダイス状に切った食パンの半量を混ぜます。
これで「甘いフレンチトースト」の生地が完成です。(写真左)

甘くない砂糖なしフレンチトースト

続いて、もう一方の卵液に粉チーズ(30g)と塩コショウ(各少々)を混ぜ、ベーコン・乾燥パセリ(小さじ1)・食パン(残りの半量)を混ぜます。
これで「甘くない砂糖なしフレンチトースト」の生地ができました。(写真右)

【調理のポイント】
食パンは、1センチ角に切ってから、卵液と混ぜます。
パンをあらかじめダイス状に切ると、卵液が少なくて済み、卵液を短時間で染み込ませることができます。

また、パンと卵液を混ぜる際には、少し潰すように混ぜると、味が染み込みやすくなり、成形しやすくなります。


フレンチトーストの生地を丸める

2種類の生地ができたら、それぞれを6等分し、手で丸めます。

そして、クッキングシートを敷いた天板の上に並べ(上の写真)、180度に予熱したオーブンで15分焼きます。

【調理のポイント】
このフレンチトーストはオーブンで焼きます。

オーブンを使って、表面だけでなく全体に火を入れると、生地のふわふわ感が際立ちます。


焼き上がったフレンチトースト

最後に、焼き上がった「甘いフレンチトースト」に、茶こしを使って粉糖(適量)を振りかけます。
そして、2種類のフレンチトーストを皿に盛ったら完成です。

このフレンチトーストは、焼き立てのふわふわ感が素晴らしいです。
生地の表面は手を汚さずに食べられるくらいにほど良く固まっていますが、中はフレンチトーストらしいとろっとした舌触りも感じられます。
また、味が中までしっかり染みています。

「甘いフレンチトースト」は、甘さ控えめでクリーミーな味わい。
数種類使ったドライフルーツの甘酸っぱさが、良い感じのアクセントになっています。


甘くない砂糖なしフレンチトースト

また、「甘くない砂糖なしフレンチトースト」は、チーズとベーコンの風味が効いていて、コクのある濃厚な味わいです。

フレンチトーストは甘い味が主流ということもあり、女子が好むお料理という印象がありますが、「甘くない砂糖なしフレンチトースト」は男性にもウケます。
ビールやワインのおつまみとしてもおすすめですよ。

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