冷やし中華のレシピをご紹介します。
大根おろしを使った、さっぱりとした和風の冷やし中華。
和食の名店「賛否両論」の店主、笠原将弘さんが考案した「冷やし和中華」です。
この冷やし中華は、だしを一切使いません。
その代わりに使うのは大根おろし。
大根の甘味と旨味と辛味を、だし代わりにします。
また、冷やし中華の具材としてお馴染みのキュウリは、千切りにするのではなく、大根と同じようにおろして使います。
おろしたキュウリは、清涼感のある見た目が夏らしく、麺に絡みやすいですよ。
(一部情報元:フジテレビ「ノンストップ!」笠原将弘のおかず道場 2017年7月25日放映)
材料
中華麺 | 2玉 |
大根 | 300g |
酢 | 50ml |
醤油 | 25ml |
砂糖 | 大さじ1 |
ゴマ油 | 小さじ1/2 |
鶏ササミ | 2本 |
◎キュウリ | 1/2本 |
◎サラダ油 | 大さじ1/2 |
◎酢 | 大さじ1/2 |
◎塩 | ふたつまみ |
◎砂糖 | ふたつまみ |
◎一味唐辛子 | 適量 |
△卵 | 1と1/2個 |
△水 | 大さじ1 |
△塩 | 適量 |
△砂糖 | 適量 |
サラダ油 | 大さじ1 |
大葉 | 5枚 |
ミョウガ | 1と1/2個 |
水 | 400ml |
酒 | 大さじ1/2 |
塩 | 小さじ1/2 |
作り方
- 【大根おろしだれ】大根は皮をむいてすりおろし、たれの材料すべてを混ぜる。冷蔵庫に入れて冷やす。
- 【ササミを茹でる】鶏ササミは筋を取る。(筋の簡単な取り方はこちらを参考にしてください。)
鍋に水を入れて沸騰させ、酒と塩(小さじ1/2)を加える。
鶏ササミを入れ、すぐに火を止め、そのまま5分置いて余熱で火を通す。
5分経ったらササミを取り出し、粗熱を取って手で細かく裂く。 - 【ササミのキュウリ和え】キュウリをすりおろして軽く水気を切り、◎の材料すべてを混ぜる。
2を加えて和える。 - 【錦糸卵】△の材料を混ぜて卵液を作る。
熱したフライパンにサラダ油(大さじ1/2)を引き、卵液の半量を流し入れ、両面をさっと焼いて取り出す。
続いて残りのサラダ油(大さじ1/2)を引き、卵液の残りの半量を流し入れ、同じように焼いて取り出す。
粗熱を取り、千切りにする。 - 【大葉とミョウガ】大葉とミョウガを千切りにし、水に晒して水気を切る。
- 中華麺は茹でて冷水でしめる。
- 6を器に盛り、1をかける。その上に3と4と5を盛ったらできあがり。
写真をもとに、レシピの一部を解説します。
ササミの茹で方
工程2では、鶏ササミを茹でます。
まず、鍋に水(400ml)を入れて沸騰させ、酒(大さじ1/2)と塩(小さじ1/2)を加えます。
そして、鶏ササミ(2本)を入れてすぐに火を止め、そのまま5分置いて余熱で火を通します。
鶏ササミを加熱する際のポイント
鶏ササミは余熱で火を通すと、しっとり柔らかく仕上がります。
ちなみに、この方法でササミに火を通す場合は、ササミが完全に湯に浸かるくらいの小さい鍋を使うことをおすすめします。
ササミが湯から出てしまうようだと、半生になる可能性があります。
また、この笠原さんのレシピは、水の量と余熱時間がぎりぎり最小限になっているので、ササミを引き上げる際に、ちゃんと中まで火が通っているか確認してください。
より安心してササミを茹でたい場合は、水の量と余熱時間を少し増やすといいですよ。
詳しくは、「ささみの茹で方」を参考にしてください。
薄焼き卵の作り方
レシピの工程4では、フライパンを使って薄焼き卵を作ります。
薄焼き卵をひっくり返す時には、菜箸を使うのがおすすめです。
さて、今回ご紹介している「冷やし和中華」は、上の写真にある4種類の具材をトッピングします。
一番左にあるのが「大根おろしだれ」。
これが冷やし中華のタレの代わりになります。
その左下にあるのが「ササミのキュウリ和え」。
キュウリの爽やかな風味とササミのしっとりとした食感が特徴です。
その左隣にあるのが「大葉とミョウガ」で、その上にあるのが「錦糸卵」です。
大根おろしをだしの代わりにする
タレには大根おろしを汁ごと加え、さっぱりさせます。
大根の甘味と旨味と辛味を、だしの代わりに使います。
また、ササミにはおろしたキュウリを加え、見た目に夏らしい清涼感を出し、麺に具材を絡みやすくします。
この冷やし中華は、素材の旨味が引き立つ優しい味わいが印象的です。
市販の濃い味のタレでは感じにくい、中華麺の小麦粉の風味も楽しめます。
どこかほっとするような、さっぱりとした味の冷やし中華です。