白ワインで風味付けをする、上品な味わいのピクルスをご紹介します。
料理研究家の栗原心平さんが考案した「ピクルス」です。
野菜の歯ごたえがしっかりと残っていて、食感がシャキシャキとしているのが特徴です。
使用する野菜は、キュウリ、ニンジン、黄パプリカ、セロリの4種類。
夏野菜を美味しくいただけるレシピです。
(一部情報元:テレビ東京「男子ごはん」夏のランチメニュー 2017年8月13日放映)
ピクルスの作り方
「ピクルス」のレシピです。
調理時間は20分程度です。
20分かけて野菜をピクルス液に浸したら、その後に冷蔵庫に1日入れ、味を馴染ませます。
キュウリ | 2本 |
ニンジン | 1本(200g) |
黄パプリカ | 1/2個 |
セロリ | 1本 |
白ワインビネガー | 150cc |
◎白ワイン | 100cc |
◎水 | 250cc |
◎ニンニク | 1片 |
◎ローリエ | 2枚 |
◎黒コショウ | 10粒 |
◎砂糖 | 50g |
◎塩 | 大さじ1/2 |
- ニンジンは4センチの長さに切り、縦に4等分する。キュウリはピーラーで縞目に皮をむき、4センチの長さに切る。
黄パプリカは縦2センチ幅に切り、セロリは3センチのざく切りにする。にんにくは半分に切る。 - 【ニンジンを下茹でする】鍋にニンジンとかぶるくらいの水を入れ、3分ほど茹で、冷水に取って冷ます。
- 【ピクルス液を作る】小鍋に◎を入れ、ひと煮立ちさせる。
白ワインビネガーを加え、再沸騰したら火を止める。しばらく置いて冷ます。 - 1と2を密閉瓶に入れ、3を注ぐ。フタをして冷蔵庫で1日置いたらできあがり。
1〜2週間日持ちする。
調理のポイントを簡単に説明します。
使用する野菜のうち、ニンジンだけはあらかじめさっと3分ほど下茹でします。(写真上)
そしてピクルス液を加熱する際には、白ワインビネガーを最後に加えます。
まず◎の材料(白ワイン・水・ニンニク・ローリエ・黒コショウ・砂糖・塩)を鍋に入れ、沸かします。
沸騰したら白ワインビネガーを加え(上の写真)、再沸騰したらすぐに火を止めて冷まします。
これでピクルス液が完成します。
味が染み込みにくいニンジンは、さっと下茹でするとピクルス液がよく馴染みます。
ピクルス液を作る時は、白ワインビネガーを最後に加えると、酸味が飛びません。
このピクルスは、ニンジンをさっと下茹でするレシピになっていますが、全体的に野菜を大きめに切り、またピクルス液を完全に冷ましてから野菜を加えるので、野菜のシャキシャキ感が際立った仕上がりになります。
ところで最後に、少し変わったピクルスのレシピを2品ご紹介します。
食物学のスペシャリスト佐藤秀美さんが考案した「中華風ピクルス」とタレントの北斗晶さんが考案した「レンジで1分!即席ピクルス」です。
佐藤さんの「中華風ピクルス」は、黒酢と醤油とゴマ油を使った風味豊かな一品です。
また北斗さんの「レンジで1分!即席ピクルス」は、その名の通りレンジで1分加熱するだけで作れます。
今回ご紹介したような時間をかけて作るピクルスとくらべると、味がやや単調ですが、野菜をピーラーで薄切りにしてしまうので、短時間で味が染みます。思い立ったらすぐに作れて食べられますよ。