ビーガンベジタリアンにおすすめのレシピをご紹介します。
人気インド料理店「ニルヴァーナ ニューヨーク」のシェフ、杉山幸誠さんが考案した「焼きナスのドライカレー」です。
このドライカレーは、肉などの動物性食品は一切使いません。
インドやパキスタンではポピュラーなお料理で、「ベイガン・バルタ(Baingan Bharta)」というメニュー名で親しまれています。
日本人でも食べやすい、さっぱりとした味わいのカレーですよ。
(一部情報元:TBSテレビ「おびゴハン!」2017年8月29日放映)
焼きナスのドライカレーの作り方
「焼きナスのドライカレー」のレシピです。
ナス | 400g(4〜5本) |
玉ネギ | 40g(1/5個) |
ニンニク | 7g |
ショウガ | 7g |
トマト | 100g(2/3個) |
サラダ油 | 25g |
クミンシード | 小さじ1/2 |
カレー粉 | 3g |
チリパウダー | 少々 |
クミンパウダー | 3g |
塩 | 少々 |
刻みショウガ | 好みで適量 |
- 玉ネギ・ニンニク・ショウガ・トマトはみじん切りにする。
- ナスはヘタを取り、縦に4箇所切り込みを入れ、表面が焦げるまで10分ほどグリルで焼く。皮をむき、包丁で叩いてペースト状にする。
(この工程は、下の写真を参考にしてください。) - サラダ油とクミンシードをフライパンに入れ、弱火で炒める。香りが立ったら玉ネギを加え、中火で炒める。
玉ネギが少し色づいてきたらニンニクとショウガを加え、香りを出す。トマトを加え、トマトの水分を飛ばしながら炒める。 - トマトが煮崩れて水分がある程度飛んだら、弱火にしてカレー粉を炒め合わせる。
全体が馴染んだらチリパウダーを加え、炒め合わせる。さらにクミンパウダーを加え、よく混ぜる。
中火にして2のナスを加え、水分を飛ばすように炒める。塩で味を整える。 - 4を皿に盛り、刻みショウガ(千切りにしたショウガ)をのせたらできあがり。
レシピの工程2(ナスの下準備)を写真をもとに説明します。
【工程2】
まずナスのヘタを取り、上の写真のように縦に4箇所切り込みを入れます。
火の通りを良くするためです。
次にナスの表面が焦げるまで、魚焼きグリルで10〜15分ほど焼きます。
ナスは表面が焦げるまでグリルで焼き、甘みを凝縮させます。
ナスが焼けたら皮をむき、包丁で叩いてペースト状にします。
これでナスの下準備は終わりです。
【工程3・4】
また工程3・4で具材を炒める時は、スパイス類(クミンシード・カレー粉・チリパウダー・クミンパウダー)を加えた時だけ弱火にするのがポイントです。
スパイスは焦げやすいためです。
スパイス類は一種類ずつ加え、その都度全体をよく混ぜ、味を馴染ませます。
野菜の自然な甘みをいかした、優しい味のカレーが出来ます。
私は以前、インドを3ヶ月ほどかけて一周したことがありますが、現地で食べたベイガン・バルタの味を懐かしく思い出しました。
ビーガンベジタリアン(完全菜食主義者)が多い彼の地では、野菜のカレーがとても美味しいです。
私は普段は肉をよく食べますが、インドでは自然に野菜中心の食生活になります。
このカレーはあっさりとした軽い味で、暑い季節によく合いますよ。
インドの平たいパン「チャパティー」と一緒にいただくのがおすすめです。