
こんにゃくを使った酢の物のレシピをご紹介します。
こんにゃく専門店「丹野こんにゃく店」の丹野益夫さんが考案した「クラゲ風酢の物」です。
白い板こんにゃくをくらげに見立てた酢の物で、出来上がりをしばらく置いて味を馴染ませる工程があるので、作り置きおかずにいいですよ。
調理のポイントはこんにゃくをあらかじめ2時間ほどかけて冷凍すること。
こんにゃくを少し凍らせると、味が染みやすくなります。
お味の方はゴマ油の風味をいかした中華風で、箸休めにぴったりです。
こんにゃくは糖質もカロリーも少ないので、ダイエットにもおすすめです。
(一部情報元:NHK「ガッテン!」2017年9月20日放映)
クラゲ風酢の物の作り方

「クラゲ風酢の物」のレシピです。
調理時間はわずか3分です。
ただそれとは別にこんにゃくを凍らせるのに2時間、そして味を染み込ませるのに1〜2時間かかります。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
板こんにゃく(白) | 250g |
ポン酢醤油 | 大さじ2 |
ゴマ油 | 少々 |
キュウリ | 1本 |
塩 | 2g(小さじ1/3) |
砂糖 | 6g(小さじ2) |
白ゴマ | 少々 |
- こんにゃくを流水で洗い、5ミリくらいの厚さに切る。
金属製のバットに重ならないように並べ、ラップをして冷凍庫に2時間入れる。 - 1を流水で解凍し、キッチンペーパーで水気を拭き取り、縦半分に切る。(短冊切りや細切りにしてもOK。)
- 2・ポン酢・ゴマ油をポリ袋に入れ、よく揉む。
- キュウリをこんにゃくと同じくらいの大きさに切り、塩と砂糖を加えて揉む。しばらく置いて水気を軽く絞り、3に加えて混ぜる。袋の中の空気を抜き、1〜2時間冷蔵庫に入れて味を馴染ませる。
- 4を器に盛り、白ゴマを振ったらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
クラゲ風酢の物の作り方

【工程1】
最初にこんにゃくの下準備をします。
まずこんにゃく(250g)を流水で洗い、5ミリくらいの厚さに切ります。
そして金属製のバットに重ならないように並べ(上の写真)、ラップをして冷凍庫に2時間入れます。
金属製のバットを使う理由は、急速冷凍するためです。金属の上にのせると速く冷えます。
こんにゃくを2時間かけて少し凍らせると、味が染みやすくなり、弾力が増します。
ちなみにこんにゃくを完全に凍らせると「凍みこんにゃく」になります。
最近は「氷こんにゃく」と呼ばれることもあり、肉っぽい食感になるということで人気がありますが、ここでは2時間だけ凍らせて、こんにゃくっぽい食感を少し残つつ、クラゲっぽい弾力を出します。
またこんにゃくを冷凍すると、中の水分が抜けるので、その分味が入りやすくなります。
こんにゃくはコトコト長時間煮込んでもなかなか味が染みませんが(こんにゃくは、煮込めば煮込むほど硬くなるので、味が染みにくくなります)、このレシピのように冷凍したり、またあらかじめ砂糖などを揉み込むだけで、味が染みやすくなります。(砂糖を使ったこんにゃくの調理例はこちらをご覧ください。)

【工程2】
こんにゃくを2時間冷凍したら、流水で解凍し、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。(上の写真)
そして縦半分に切ります。
お好みで短冊切りや細切りにしてもOKです。
【工程3・4】
最後に味付けをします。
まずこんにゃく・ポン酢(大さじ2)・ゴマ油(少々)をポリ袋に入れ、よく揉みます。
そしてキュウリをこんにゃくと同じくらいの大きさに切り、塩と砂糖を加えて揉み、しばらく置いて水気を軽く絞ります。

続いてキュウリをポリ袋に加えて混ぜます。
そして袋の中の空気を抜き(上の写真)、1〜2時間冷蔵庫に入れ、味を馴染ませます。
作り置きおかずにする場合は、この袋に入った状態で保存すると、冷蔵庫のスペースもあまり使わないのでいいです。
日持ちは、冷蔵保存で2日程度と考えてください。

いただく時は、白ゴマを振ります。
ゴマ油の風味をいかした中華風の酢の物が出来ます。
この酢の物の具材の殆どはこんにゃくですが、こんにゃくの中まで味がしっかり染みますし、食感がとても良いので、食べ応えがあります。
この満足感のある仕上がりだったら、ダイエットも無理なくできますよ。
1晩〜2日くらい味を馴染ませるとより美味しくなるので、常備菜としてもおすすめです。