牡蠣を使った炊き込みご飯のレシピをご紹介します。
料理研究家の栗原心平さんが考案した「カキの炊き込みごはん」です。
加熱するとキュッと縮んでしまう牡蠣は、あらかじめさっと煮てから炊くと、身の縮みが少なくなります。
自然の素朴な美味が堪能できる、優しい味わいの一品です。
(一部情報元:テレビ東京「男子ごはん」 2017年10月15日放映)
牡蠣ご飯の作り方
「カキの炊き込みごはん」のレシピです。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
牡蠣 | 300g |
米 | 2合 |
しょうが | 大1片 |
塩 | 適量 |
万能ねぎ | 適量 |
かつおだし | 400cc |
みりん | 大さじ2 |
醤油 | 大さじ2 |
酒 | 大さじ1 |
砂糖 | 小さじ1 |
- 牡蠣は塩を振って優しく揉み、流水でしっかり洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
- Aを小鍋に入れて煮立て、1を加える。再度沸騰したら火を止め、そのまま冷ます。
- 米を洗って水気を切り、炊飯器に入れる。その上に2の牡蠣を並べ、煮汁を360ccだけ加えて普通に炊く。
炊き上がったら千切りにしたしょうがを加え、再びフタをして蒸らす。 - 全体をざっくりと混ぜ、茶碗に盛り、小口切りにした万能ねぎを散らしたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
牡蠣の炊き込みご飯の作り方
【工程1】
最初に牡蠣の下準備をします。
まず牡蠣(300g)をボールに入れ、塩(適量)を振って優しく揉み、流水でしっかり洗います。(上の写真)
そしてキッチンペーパーで牡蠣の水気を拭き取ります。
牡蠣はあらかじめ塩で揉んでしっかり洗うと、臭みが取れます。
ちなみに牡蠣を片栗粉で揉む方法でも臭みが取れます。
【工程2】
次に牡蠣をさっと煮ます。
まずA(かつおだし400cc・みりん大さじ2・醤油大さじ2・酒大さじ1・砂糖小さじ1)を小鍋に入れて煮立てます。
そして牡蠣を加え、再度沸騰したら火を止め、そのまま冷まします。
牡蠣はあらかじめさっと煮ると、臭みが取れ、身の縮みが少なくなります。
また牡蠣の旨味が移った煮汁でご飯を炊くと、風味豊かに仕上がります。
ちなみに牡蠣はさっと煮るだけなので、完全には火は通りません。でもそれでOKです。
ここであまり加熱し過ぎると牡蠣の身が縮んでしまうので、再沸騰したらすぐに火を止めます。
【工程3】
続いて炊飯器に材料をセットします。
まず米(2合)を洗って水気を切り、炊飯器に入れます。そしてその上に牡蠣を並べます。(写真左)
そして牡蠣を煮た後に残った煮汁を360ccだけ加え、普通に炊きます。
ちなみに煮汁は少し残ります。
ご飯が炊き上がったら、千切りにしたしょうが(大1片分)を加え、再びフタをして5分ほど蒸らします。
【工程4】
最後に全体をざっくりと混ぜ、茶碗に盛り、小口切りにした万能ねぎを散らしたらできあがりです。
この炊き込みご飯は、美味しそうなおこげも出来ます。
しょうがの爽やかな風味がアクセントになった、優しい旨味のある炊き込みご飯が出来ます。
牡蠣は生の時のようなツルンとした食感はまったく残りませんが、ぽってりと柔らかく、水気がほど良く抜けているので、滋味が凝縮していて味わい深いですよ。