
鶏むね肉が柔らかくなる簡単おかずレシピをご紹介します。
料理の達人でNHK料理講師の高木ハツ江さんが考案した「鶏むね肉と豆苗の煮物」です。
調理時間はたったの6分。鶏むね肉と豆苗をさっと煮たら完成です。
パサパサしがちな鶏むね肉が、とろとろの食感に仕上がりますよ。
(一部情報元:NHK「きょうの料理ビギナーズ」しっとりソフトにムネ肉 2017年9月11日放映)
鶏むね肉の煮物の作り方

「鶏むね肉と豆苗の煮物」のレシピです。
全工程は後ほど写真をもとに説明します。
鶏むね肉(皮なし) | 1枚(200g) |
豆苗 | 1パック(350g) |
片栗粉 | 適量 |
しょうが汁 | 小さじ2 |
塩 | 少々 |
酒 | 大さじ1/2 |
だし | 1と1/4カップ |
酒 | 大さじ1 |
みりん | 大さじ1 |
薄口醤油 | 大さじ1 |
- 豆苗は根元を落とし、半分の長さに切る。
- 鶏肉は厚さ1センチのそぎ切りにし、Aで下味を付ける。片栗粉を万遍なくまぶし、余分な粉を落とす。
- フライパンにBを入れ、中火にかける。煮立ったら鶏肉を重ならないように並べ、フタをして3分煮る。
鶏肉をひっくり返して端に寄せ、空いたところに豆苗を入れて1分煮る。
しょうが汁を回し入れ、全体に馴染ませたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
鶏むね肉と豆苗の煮物の作り方

【工程1・2】
まず豆苗(1パック)は根元を落とし、半分の長さに切ります。(写真上)
そして鶏むね肉(200g)は厚さ1センチのそぎ切りにします。(写真下)
ちなみにそぎ切りとは、上の写真のように鶏肉に斜めに包丁を入れる切り方です。
鶏むね肉はそぎ切りにして繊維を断ち切ると、柔らかい食感に仕上がります。

次に切った鶏肉にA(塩少々・酒大さじ1/2)で下味を付けます。(写真左)
そして片栗粉を万遍なくまぶし、余分な粉を落とします。(写真右)
鶏むね肉を片栗粉でコーティングすると、鶏肉の旨味が逃げず、柔らかくジューシーに仕上がります。
また煮汁にとろみが付き、味が絡みやすくなります。

【工程3】
次にフライパンにB(だし1と1/4カップ・酒大さじ1・みりん大さじ1・薄口醤油大さじ1)を入れて中火にかけ、煮立ったら鶏肉を重ならないように並べます。

そしてフタをして3分煮ます。

3分経ったら、鶏肉をひっくり返して端に寄せ、空いたところに豆苗を入れて1分煮ます。
最後にしょうが汁(小さじ2)を回し入れ、全体に馴染ませたらできあがりです。

片栗粉をまぶして煮た鶏むね肉は、表面がとろっとしていて中はしっとり柔らかいです。
上品な味の煮汁が全体によく絡んでとても美味しいです。
このお料理は常備菜としてもおすすめです。
日持ちは、冷蔵保存で2〜3日程度と考えてください。
ところで最後に、鶏むね肉に片栗粉をまぶして柔らかくするレシピをあともう2品ご紹介します。
1品めは、タレントの北斗晶さんが考案した「鶏のチリソース」です。鶏むね肉が、まるでエビのようなプリプリの食感に仕上がります。
2品めは、調理科学の専門家の佐藤秀美さんが考案した「茹で鶏(鶏ハム)」です。
鶏むね肉に片栗粉をまぶし、沸騰した湯に入れ、フタをして火を止めて1時間放置するだけで完成します。時間は少しかかりますが、まったくの手間いらずで柔らかい鶏ハムが作れますよ。