茶殻が美味しく食べられる料理のレシピをご紹介します。
料理研究家のコウケンテツさんが考案した「茶がらと根菜のチヂミ」です。
茶殻は捨ててしまいがちな食材の1つですが、お茶を飲んだ後でもまだ7割もの栄養が残っているそうです。
茶葉に含まれるビタミンCやカテキンは、水溶性なのでお茶として飲めば摂取できますが、βカロテンやビタミンEは脂溶性のため水に溶けず、茶がらにほとんど残ってしまうのだとか。
茶がらには独特の渋みがありますが、根菜と合わせてチヂミにすると違和感がまったくなく、茶がらに残った良い香りだけを上手く活かすことができます。
風味豊かで食感の良い、美味しいチヂミが出来ますよ。
(一部情報元:日本テレビ「スッキリ」捨てる食材レシピ2017年11月8日放映)
茶殻と根菜のチヂミの作り方
「茶がらと根菜のチヂミ」のレシピです。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
茶がら | 大さじ3 |
しらす | 30g |
玉ねぎ | 1/4個 |
にんじん | 1/3本 |
れんこん | 40g |
ゴマ油 | 適量 |
卵 | 1個 |
小麦粉 | 60g |
上新粉(※) | 40g |
砂糖 | 小さじ1 |
醤油 | 小さじ2 |
水 | 100ml程度 |
醤油 | 大さじ1 |
酢 | 大さじ1/2 |
白いりゴマ | 小さじ1 |
※小麦粉で代用可。
- 玉ねぎはみじん切りにし、にんじんは細切りにし、れんこんは薄いいちょう切りにする。
- 生地の材料すべてを混ぜ、茶がらとしらすと1を混ぜる。
- フライパンに少し多めのゴマ油を熱し、2を流し入れ、スプーンを使って薄くのばしながら中の空気を抜く。
弱めの中火で片面を4〜5分こんがりと焼き、ひっくり返してゴマ油を補い、もう片面もカリッと焼く。 - 3を食べやすい大きさに切って皿に盛り、たれの材料を混ぜて添えたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
茶殻のチヂミの作り方
【工程1・2】
まず玉ねぎ(1/4個)はみじん切りにし、にんじん(1/3本)は細切りにし、れんこん(40g)は薄いいちょう切りにします。(写真左)
次に小麦粉(60g)と上新粉(40g)を混ぜ合わせ、さらに卵(1個)・砂糖(小さじ1)・醤油(小さじ2)・水(100ml程度)を混ぜます。(写真右)
ちなみに上新粉は、同量の小麦粉で代用できます。
玉ねぎは、みじん切りにすると栄養がしっかり摂れます。
玉ねぎに含まれるアリシンには疲労回復効果があり、細かく刻むと細胞が破壊され、活性化します。
続いて小麦粉の生地に、茶がら(大さじ3)・しらす(30g)・玉ねぎ・にんじん・れんこんを混ぜます。
これでチヂミの生地が出来ました。
茶がらは風味づけだけでなく、生地と具のつなぎの役割も果たします。
【工程3】
次にフライパンに少し多めのゴマ油(適量)を熱し、生地を流し入れ、スプーンを使って薄くのばしながら中の空気を抜き、弱めの中火で4〜5分焼きます。
チヂミの生地は、薄くのばして中の空気を抜き、少し多めの油で焼くと、カリッと仕上がります。
片面にこんがりと焼き色がついたらひっくり返し、ゴマ油を少し補い、もう片面もカリッとさせます。
【工程4】
チヂミを食べやすい大きさに切って皿に盛り、たれの材料(醤油大さじ1・酢大さじ1/2・白いりゴマ小さじ1)を混ぜて添えたらできあがり。
このチヂミは、れんこんのシャキシャキ感と生地のサクサク感がとてもいいです。
たっぷり加えた茶がらの苦味は、まったくありません。
むしろほのかなお茶の香りが加わって、チヂミの風味がさらに増して美味しくなります。
親しみやすい味のチヂミなので、子供のおやつにもおすすめだそうですよ。
ところで当サイトでは、普段捨ててしまいがちな食材をいかしたコウケンテツさんのレシピをあともう2品紹介しています。
ピーマンのヘタとワタを使った「手羽中とピーマンの丸ごと煮」と、セロリの葉を使った「セロリとアサリの和風スープパスタ」です。
どちらも美味しく出来ますよ。リンク先も合わせてご覧ください。