
ワインで作る万能調味料のレシピをご紹介します。
料理研究家でソムリエの高橋善郎さんが考案した「赤ワイン塩」と「白ワイン塩」です。
料理にぱぱっと振るだけで、ワインの華やかな色あいや風味が手軽に取り入れられます。
調理はとても簡単。
ワインと塩を混ぜ、8分くらい煮詰めたら完成です。
飲み残したワインでも作れますよ。
(一部情報元:NHK「あさイチ」極上に楽しむワイン 2017年11月15日放映)
赤ワイン塩の作り方

まず最初にご紹介するのは「赤ワイン塩」のレシピです。
赤ワインならではコクや甘酸っぱさが楽しめる、華やかな赤紫色のお塩です。
赤ワイン | 100ml |
塩 | 50g |
- 赤ワインをフライパンに入れ、ひと煮立ちさせる。
- 塩を加えて弱火にし、ヘラで時々混ぜながら6〜8分加熱して水分を飛ばす。
サラサラになったらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

【工程1】
まず赤ワイン(100ml)をフライパンに入れ、ひと煮立ちさせます。

【工程2】
次に塩(50g)を加えて弱火にし、ヘラで時々混ぜながら6〜8分ほど加熱して水分を飛ばします。

しばらくするとワインが蒸発してフライパンの底が見えてくるので、ここまで来たらヘラで全体をしっかり混ぜながら、焦がさないようにさらに水分を飛ばします。

6〜8分ほど経って、さらさらになったら完成です。
鮮やかなワインレッド色のお塩が出来ます。
次にこの赤ワイン塩を使った料理の一例をご紹介します。
赤ワイン塩を使った料理

「赤ワイン塩」の使い方をご紹介します。
お醤油の代わりに冷奴にトッピングすると、それだけで、お豆腐がおしゃれな洋風のお料理になります。
お味の方は、ワイン塩のほのかな酸味と旨味で、お豆腐がさっぱり美味しくいただけます。

赤ワイン塩は、スイーツにもよく合います。
塩を使ったスイーツが少し前に流行りましたが、普通の塩の代わりに赤ワイン塩を使うと、見た目がゴージャスで風味もいいです。
赤ワイン塩は、バニラアイスのような白色のスイーツによく映えます。
他にもオムレツやポテトサラダにトッピングしたり、また肉や魚のソテーに添えたりと、普通の塩と同じくらい幅広く料理に使えます。
さて次に高橋さんの「白ワイン塩」のレシピをご紹介します。
白ワイン塩の作り方

「白ワイン塩」のレシピをご紹介します。
分量や作り方は「赤ワイン塩」とほぼ同じですが、最後にドライバジルで風味付けします。
白ワイン | 100ml |
塩 | 50g |
ドライバジル | 小さじ1/2 |
- 白ワインをフライパンに入れ、ひと煮立ちさせる。
- 塩を加え、時々混ぜながら弱火で6〜8分加熱し、水分を飛ばしてサラサラにする。
ドライバジルを混ぜたらできあがり。
「白ワイン塩」は、普通の真っ白い塩とくらべると、少しベージュがかった柔らかい色あいで、バジルの緑色がアクセントになっています。
お味の方は赤ワイン塩に似たほのかな酸味と旨味が特徴ですが、白ワイン塩の方が角が取れたようなまろやかな味がします。
最後に白ワイン塩を使った料理の一例をご紹介します。
白ワイン塩を使った料理

「白ワイン塩」の使い方をご紹介します。
朝食の目玉焼きにトッピングしたり、フリッターなどの揚げ物と合わせてもいいです。
見た目は普通の塩とあまり変わらないので、赤ワイン塩よりもさりげなく使えます。

爽やかな酸味と旨味があるので、粉ドレッシングの代わりにするのもおすすめです。
またバジルの風味をいかして、ピザやカプレーゼやパスタにひと振りしても美味しいですよ。