
きくらげを使ったダイエットのお薦めレシピをご紹介します。
料理研究家の柳澤英子さんが考案した「キクラゲのペペロンチーノ」です。
このペペロンチーノはとても斬新です。
パスタの代わりにしらたきを使い、驚くほどたっぷりのきくらげを具材にします。
見た目で言うと、ペペロンチーノの半分はきくらげ。あとの残りがしらたきと野菜。
このペペロンチーノの8割は、きくらげとしらたきで出来ています。
でもお味の方は、物足りなさはまったくありません。
ペペロンチーノらしいにんにくと唐辛子の風味に加え、コンソメの旨味を効かせたしっかりめの味付けなので、十分満足感があります。
また全体的に歯応えが良く、よく噛んで食べることになるので、満腹感もありますよ。
ちなみに柳澤さんは、きくらげについて「最強のダイエットフード」とおっしゃっています。
きくらげは、しらす干しの1.5倍のカルシウム、椎茸の50倍のビタミンD、キャベツの10倍もの食物繊維が含まれており、栄養価がとても高い食品です。
でも一方でカロリーや糖質が低く、腹持ちが良いので、ダイエットにぴったりです。
柳澤さんご自身も、キクラゲを料理に積極的に取り入れて、26キロもの減量に成功したご経験をお持ちです。
さて「キクラゲのペペロンチーノ」の調理時間はわずか7分。しらたきを30秒ほどさっと茹で、具材と一緒に炒めたら完成です。
(一部情報元:NHK「所さん!大変ですよ」2018年3月8日放映)
キクラゲのペペロンチーノの作り方

「キクラゲのペペロンチーノ」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
キクラゲ(1※) | 100g |
しらたき | 200g |
菜の花(2※) | 適量 |
赤ピーマン(2※) | 適量 |
にんにく | 1かけ |
赤唐辛子 | 少々 |
オリーブオイル | 適量 |
顆粒コンソメ | 小さじ1 |
塩・こしょう | 各適量 |
1※ 水で戻したキクラゲを使用。乾燥キクラゲ20g前後に相当。
2※ 他の野菜で代用可。
- しらたきはさっと洗って下茹でし、ザルに上げて水気をしっかり切る。
- キクラゲは食べやすい大きさに切る。赤ピーマンは細切りにし、菜の花は長さを半分にする。にんにくは薄切りにし、赤唐辛子は輪切りにする。
- にんにく・赤唐辛子・オリーブオイルをフライパンに入れて火にかけ、香りを立たせる。1を加え、水分を飛ばすように炒める。
キクラゲ・赤ピーマン・菜の花を加えてさっと火を通し、顆粒コンソメ・塩こしょうで味付けしたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
きくらげのペペロンチーノの作り方

【工程1】
まずしらたきをさっと洗い、沸騰した湯で茹でます。(上の写真)
茹でる時間は30秒くらいで十分です。
茹で上がったらザルに上げ、水気をしっかり切ります。
しらたきは下茹ですると臭みが取れます。

【工程2・3】
次に、薄切りにしたにんにく(1/2かけ)・輪切りにした赤唐辛子(少々)・オリーブオイル(適量)をフライパンに入れ、火にかけます。
そしてにんにくの香りが立ったら、しらたきを加え、水分を飛ばすように炒めます。(上の写真)
しらたきは、他の具材よりも先に炒めます。
水分を飛ばすように炒めると、しらたきの臭みがよりしっかり取れ、味染みが良くなります。

続いて、食べやすい大きさに切ったキクラゲ(100g)・細切りにした赤ピーマン(適量)・半分に切った菜の花(適量)を加え、さっと火を通します。
仕上げに顆粒コンソメ(小さじ1)・塩こしょう(各適量)で味付けしたら完成です。
赤ピーマンと菜の花はどちらも適量で、他の野菜でも代用できるレシピになっています。
ちなみに上の写真は、赤パプリカ(小1/2個)・菜の花(6本:80g)で調理しています。
この写真をご覧いただくと分かりますが、このペペロンチーノの半分はキクラゲで出来ています。キクラゲをたっぷり使います。

彩りが鮮やかなペペロンチーノが出来ます。
全体的に食感が良く、ペペロンチーノらしいパンチの効いた味付けで食べ応えがあります。
ダイエットをしていない方でも十分満足できる一品です。
ごく普通のパスタで作ったペペロンチーノは、作り置きには向きませんが、これだったら冷蔵庫にしばらく入れても美味しくいただけるので、少し多めに作ってサラダ感覚でいただくのもいいですよ。