春キャベツとベーコンを使った味わい深いお料理をご紹介します。
料理研究家の有元葉子さんが考案した「春キャベツとベーコンのオイル蒸し」です。
春キャベツの柔らかい食感と優しい風味が、ベーコンの旨味と絶妙にマッチします。
素材の持ち味をいかした有元さんらしい超シンプルなお料理です。
調理時間は15分です。
(一部情報元:NHK「きょうの料理」2018年3月5日放映)
春キャベツとベーコンのオイル蒸しの作り方
「春キャベツとベーコンのオイル蒸し」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
春キャベツ | 5〜6枚(約300g) |
薄切りベーコン | 5〜6枚 |
オリーブオイル | 大さじ1と1/2〜2 |
塩・こしょう | 適量 |
- キャベツはざく切りにし、氷水に漬けてパリッとさせる。ザルに上げて軽く水気を切る。
ベーコンは好みの長さに切る。 - 厚手の鍋にオリーブオイル(大さじ1/2)を回し入れ、キャベツ(1/3量くらい)を入れて塩を振り、ベーコン(1/3量)をのせる。
以上の工程をあと2回繰り返し、最後にキャベツ(少々)をかぶせ、こしょうを振り、オリーブオイル(大さじ1〜1と1/2)を回しかける。 - 2の鍋にフタをして中火にかける。
沸騰してから3〜4分蒸し煮にし、キャベツを好みの柔らかさにしたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
春キャベツとベーコンのオイル蒸しの作り方
【工程1】
まず春キャベツ(5〜6枚)をざく切りにし、氷水に漬けます。(写真左)
ちなみにキャベツは、食感を出すためにあまり小さく切り過ぎない方が良いそうです。
そしてキャベツがパリッとしたらザルに上げ、水気を軽く切ります。
次にベーコン(5〜6枚)を好みの長さに切ります。(写真右)
ベーコンは美味しいものを使うと、より美味しく仕上がるそうです。
キャベツはあらかじめ氷水に浸すと、歯ざわりが良くなり、香りと甘みも増します。また色も鮮やかに仕上がります。
キャベツを氷水に漬けるひと手間をかけるだけで、キャベツの食感と風味と色がぐっと良くなります。
【工程2】
続いて厚手の鍋にオリーブオイル(大さじ1/2)を回し入れ、キャベツ(1/3量くらい)を入れ、塩(少々)を振り、その上にベーコン(1/3量)をのせます。(上の写真)
塩の量は、ベーコンの塩気によって加減してください。
そしてこれをあと2回繰り返し、最後にキャベツ(少々)をかぶせます。
ちなみに上の鍋は、有元さんが実演で使っていたものと同じ「無水鍋」です。
使用する鍋はうちにあるもので構いませんが、厚手でぴったりフタが閉まるものが良いそうです。
キャベツとベーコンを少しずつ重ねて鍋に入れると、ベーコンの旨味がキャベツ全体に行き渡ります。
ベーコンとキャベツをすべて重ねたら、最後にこしょう(適量)を振り、オリーブオイル(大さじ1〜1と1/2)を回しかけます。
ちなみにここで振るこしょうは、お料理が出来上がってから振っても良いそうです。
そして鍋のフタをぴったり閉めて中火にかけ、沸騰してから3〜4分蒸し煮にしたら完成です。
キャベツが好みの柔らかさになるように、加熱時間は様子を見て調整してください。
3〜4分蒸し煮にすると、鍋にギュウギュウに詰めたキャベツは、かなりくたっとしてかさが減りますが、食感はほど良く残ります。
有元さんは、これくらいの加熱時間がお好きだそうです。
春キャベツの柔らかい甘みとベーコンの優しい旨味がしっとり馴染んだ、味わい深い一品ができます。
ベーコンの味がキャベツにじんわり染みてとても美味しいです。
出来たてがあっと言う間に無くなりますが、少し多めに仕込んで、作り置きしてサラダ感覚で食べるのもいいです。