
運動会や行楽にぴったりのお弁当レシピをご紹介します。
TBSテレビの「おびゴハン」で話題になったお弁当で、メニューは次の3品です。
北斗さんの「ライスバーガー」は、専用の型が無くても作れる簡単レシピになっています。
ご飯に片栗粉を混ぜ、手で平たくして、ごま油で焼いたらライスバンズの完成。
具材は全部で3種類。焼肉と卵と海苔の佃煮です。
どれもまったく違う味で、彩りがとてもきれいです。調理時間は18分です。
山野辺さんの「ピリ辛グリルチキン」は、豆板醤のピリッとした辛さと練りごまのマイルドなコクをいかした中華風の一品で、本格的な味に仕上がります。
辛さはあまりないので、辛いのが苦手でなければ、小学生くらいだったら食べやすいと思います。
調理時間は15分。鶏手羽元を特製だれに漬け、グリルで焼くだけです。
山野辺さんの「きゅうりの漬け物」は、出来たてをすぐに食べられるレシピになっていますが、前日の夜に仕込んで、味を馴染ませておくのがおすすめです。調理時間は7分。
こちらもほのかな辛さがありますが、基本的には、先にご紹介したチキンよりもさらに優しい味付け。さっぱりしているので、お弁当の箸休めにぴったりです。
(レシピ情報元:TBSテレビ「おびゴハン!」2018年3月26日放映)
お弁当のライスバーガーの作り方

まずご紹介するのは、タレントの北斗晶さんが考案した「もちもちライスバーガー」です。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
ご飯 | 300g |
片栗粉 | 大さじ1 |
ごま油 | 適量 |
卵 | 1個 |
マヨネーズ | 大さじ1 |
ケチャップ | 適量 |
牛肉スライス | 3枚 |
焼肉のたれ | 小さじ2 |
一味唐辛子 | 適量 |
レタス | 適量 |
海苔の佃煮 | 小さじ2 |
桜海老 | 適量 |
大葉 | 1枚 |
- 卵とマヨネーズを小さめの耐熱容器(ココット)に入れ、よく混ぜる。ラップをせずに電子レンジ(600w)で2分加熱する。
- フライパンに牛肉と焼肉のたれを入れ、汁気がほとんど無くなるまで炒める。
- ご飯と片栗粉をボールに入れ、よく混ぜる。
6等分して5ミリ厚の平たい円形に整え、ごま油を熱したフライパンで両面を焼く。 - 3を2枚一組にし、3種類の具材(卵と焼肉と海苔の佃煮)をそれぞれ挟んだらできあがり。

【工程1】
まず卵(1個)とマヨネーズ(大さじ1)をココットのような小さな耐熱容器に入れ、よく混ぜます。
そしてラップをせずに電子レンジ(600w)で2分加熱します。
上の写真のようにココットにラップを敷くと、チンした後に卵が取り出しやすく、洗い物も減ります。

2分チンすると、卵はけっこうしっかり固まります。
ちなみに卵1個に対して600w2分という加熱時間は、少し長めです。
卵1個だったら1分くらいでも固まりますので、柔らかく仕上げたい場合は、お好みで加熱時間を調整してください。
ただお弁当に使う卵なので、半熟にはしない方がいいですよ。

【工程2】
次にフライパンに牛肉(3枚)と焼肉のたれ(小さじ2)を入れ、汁気がほとんど無くなるまで炒めます。
(上の写真は少し多めに調理しています。)

【工程3】
続いてご飯(300g)と片栗粉(大さじ1)をボールに入れ、よく混ぜます。
ちなみにご飯(300g)は茶碗2杯分。米1合分の炊き上がりくらいの量に相当します。分量の目安にしてください。
ご飯に片栗粉を混ぜると、ご飯粒同士がくっつくので、型崩れしにくいバンズが作れます。

片栗粉を混ぜたらご飯を6等分して、5ミリ厚の平たい円形に整えます。
ご飯は少し強めに握ると、より型崩れしにくいです。

そしてごま油(適量)を熱したフライパンで両面を焼きます。
焼き色は薄っすらと付く程度です。ごま油の香ばしい香りが移って、ご飯が美味しくなります。

【工程4】
バンズが焼きあがったら、3種類の具材を挟みます。
1番左側は、レンチンした卵とケチャップ。
中央は、レタスと牛肉と一味唐辛子。
右側は、大葉と海苔の佃煮と桜海老です。
ちなみにレンチンした卵はけっこう大きいので、私は厚さを半分にして使いました。
また卵と牛肉のライスバーガーは、もう少し塩気が欲しいと思ったので、ご飯に塩を振りました。
味や具材の量は、お好みで調整してください。
焼いたベーコンを卵と合わせても美味しいと思います。

お弁当箱に詰める時は、食べやすいように1つずつラップやバーガー袋などで包むのもいいです。
お弁当のグリルチキンの作り方

次にご紹介するのは、中華の名店「やまの辺」の山野辺仁シェフが考案した「ピリ辛グリルチキン」のレシピです。
このお料理の調理時間は、鶏肉を特製だれに漬け込む時間(15分)を除いて15分です。
鶏手羽元 | 10本 |
にんにく | 1片 |
長ねぎ(青い部分) | 30g |
片栗粉 | 大さじ2 |
醤油 | 大さじ3と1/3 |
酒 | 大さじ1と1/3 |
豆板醤 | 15g |
白練りごま | 20g |
こしょう | 適量 |
おろししょうが | 20g |
- 鶏手羽元は骨の両サイドに切り込みを入れる。
- にんにくをビニール袋に入れ、手で潰す。手で軽くちぎった長ねぎ・1・特製だれを加え、手でよく揉んで15分置く。
15分経ったら片栗粉を加え、よく混ぜる。 - グリルを温め、2の鶏肉を並べて弱火で10〜12分焼く。完全に火が通ったら最後に強火で1分焼き、表面をカリッとさせたらできあがり。

【工程1】
まず鶏手羽元(10本)に切り込みを入れます。
切り込みを入れるところは、骨の両サイド。
上の写真のように少し深めに包丁を入れます。

切り込みを入れたら、鶏肉をひっくり返し、もう片面を包丁で2ヶ所刺します。
鶏手羽元はあらかじめ切り込みを入れます。
そうすると火の通りが良くなり、味が染みやすくなり、食べやすくなります。

【工程2】
次ににんにく(1片)をビニール袋に入れ、手で叩いて潰します。(写真右)
続いて長ねぎ(青い部分30g)を軽く手でちぎり(写真左)、ビニール袋に入れます。
潰したりちぎったりすると、鶏肉に風味が移りやすくなります。

続いてビニールに、鶏肉と特製だれの材料(醤油:大さじ3と1/3、酒:大さじ1と1/3、豆板醤:15g、白練りごま:20g、こしょう:適量、おろししょうが:20g)を加えます。
そして手でよく揉んで、15分置きます。(上の写真)
時間がある場合は、1時間ほど置くとより美味しく仕上がるそうです。
15分経ったら、ビニール袋に片栗粉(大さじ2)を加え、よく混ぜます。
味付けに練りごまを加えると、コクが出て、焼き上がりにごまの香ばしい香りがします。
また片栗粉を加えると、たれが鶏肉に絡みやすく、表面が少しカリッと仕上がります。

【工程3】
最後にグリルを温め、鶏肉を袋から取り出して並べ、弱火で10〜12分かけて両面を焼きます。
ちなみにグリルが片面焼きの場合は、途中でひっくり返して両面を焼いてください。
その際に、ついでにビニールに残ったたれを鶏肉にかけると、味がよりしっかり付きますよ。
そして鶏肉に完全に火が通ったら、最後に1分だけ強火にして、表面をカリッとさせたら完成です。

お味の方は、まったりとしたコクと旨味があり、豆板醤のピリッとした辛さがアクセントになっています。
冷めても柔らかくて食べやすいので、お弁当にもぴったりです。
お弁当のきゅうりの漬物の作り方

最後にご紹介するのは、山野辺仁さんが考案した「中華風きゅうりの漬物」のレシピです。
これは前日の夜に作り置きしておくのがおすすめです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
きゅうり | 5本 |
にんにく | 1片 |
鷹の爪 | 2本 |
ごま油 | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ1と2/3 |
酢 | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ3と1/3 |
- きゅうりは縦に4等分し、タネの部分を削ぎ落とし、5センチの長さに切る。にんにくは薄切りにする。
- フライパンにごま油を熱し、にんにくと鷹の爪を炒めて香りを立たせる。
きゅうりを加え、中火でさっと炒める。きゅうりが少ししんなりしたらAを加え、さっと炒め合わせる。 - 2をバットの上に広げ、粗熱を取ったらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

【工程1】
まずきゅうり(5本)を縦に4等分し、タネの部分を包丁で削ぎ落とします。(写真手前)
そして5センチの長さに切ります。(写真奥)
次ににんにく(1片)を薄切りにします。(写真右)
きゅうりはタネの部分を取り除き、仕上がりが水っぽくならないようにします。
きゅうりのタネの部分は取っておいて、サラダなどに使うといいですよ。

【工程2】
続いてフライパンにごま油(大さじ1)を熱し、にんにく(1片分)・鷹の爪(2本)を炒めて香りを立たせます。

そしてきゅうりを加え、水分を飛ばすように中火でさっと炒めます。
きゅうりは炒めて水分を飛ばし、味が染みやすくします。

きゅうりが少ししんなりしたら、A(醤油:大さじ1と2/3、酢:大さじ2、砂糖:大さじ3と1/3)を加えます。

そしてさっと炒め合わせます。

【工程3】
最後にきゅうりをバットの上に広げ、粗熱を取ったら完成です。
これを一晩冷蔵庫に入れておくと、より味が染みて美味しくなります。

箸休めにぴったりのさっぱりとした甘酢漬けです。

以上3品をお弁当箱に詰めたら、今日のお弁当は完成です。
運動会や行楽にぴったりの簡単につくれる弁当ですよ。