エアコンの電力を節約するためのポイントをまとめました。
「つかわない時には、まめに電源を切る」という当たり前の事はさておき、エアコンの消費電力を削減する最も有効な方法は、設定温度を下げることだそうです。
ちなみに、設定温度を1度下げると、エアコンの消費電力は10%減になります。
たった1度の差も、意外とバカにできませんね。
エアコンの消費電力を削減する6つのポイント
- エアコンの設定温度を落とす。
- エアコンのフィルターにたまったホコリを取り除く。
- 室外機のファンの近くにモノを置かない。
- カーテンやブラインドをしめる。
- エアコンを使用しない時には、コンセントをまめに抜く。
- 夏は、扇風機を併用する。
エアコンの電力削減をするには、設定温度を下げるのが最も効果的です。
財団法人・省エネルギーセンターの調べによると、設定温度を1度下げると、消費電力が10%減になります。ちなみに、一般的に推奨されている設定温度は、夏が28度、冬が20度です。
フィルターがホコリなどで目詰まりしていると、エアコンの冷暖房能力が低下します。
東京電力のHPによると、「フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2kWクラス)」は、「フィルターを清掃したエアコン」とくらべて、年間で5%も消費電力量が多いのだとか。
フィルターの掃除は、2週間に1回程度行うようにすると良いようです。
室外機の前をふさぐと、空気の循環が悪くなり、エアコンはさらに出力を増やすよう稼働します。その結果、消費電力をあげてしまうことになりますから、注意が必要です。
冬に、日が差し込まない部屋を暖める場合、また、夏に日の当たる部屋を冷やす場合には、カーテンやブラインドをまめに閉めた方が、電力の節約になります。
東京電力のHPによれば、高気密高断熱住宅で試験をしたところ、厚手のカーテンをした場合は、カーテンをしなかった場合に比べて消費電力量が12~17%削減されたそうです。
エアコンの待機電力は、家庭で使う待機電力のおよそ9%をしめます。バカに出来ませんね。エアコンを使わない時は、まめにコンセントを抜くようにしましょう。
人は風を感じると体感温度が2度ほど下がります。エアコンの設定温度を2度下げるのとくらべたら、扇風機の消費電力はごくわずか。夏に冷房する際には、省エネのために、扇風機を併用しましょう。
参考資料:「身近な電気・節電の知識」柴田 尚志・森田 一弘 著、東京電力HP