葛餅のおすすめレシピをご紹介します。
タレントの北斗晶さんが考案した「くるみくずもち」です。
ごく一般的な葛餅は、くず粉や小麦粉などのでんぷんを利用して作りますが、北斗流「くずもち」は、それらの代わりに片栗粉を使います。
透明感のある涼しげな見た目と、ぷるんとした口当たりが本物の葛餅らしく、くるみの香ばしい風味がよく合いますよ。
(一部情報元:TBSテレビ「おびゴハン!」シュフの副菜 2018年4月9日放映)
葛餅の作り方
「くるみくずもち」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
くるみ | 20g |
きなこ | 適量 |
黒蜜 | 適量 |
片栗粉 | 大さじ5 |
砂糖 | 大さじ5 |
水 | 200ml |
- くるみは少し粗めに刻む。タッパーの上にきなこをまぶす。(下の写真を参照)
- Aを小鍋に入れ、よく混ぜてから弱火にかける。
混ぜながら加熱し、透明になってまとまってきたら、くるみの半量を混ぜる。 - 1のタッパーに2を入れ、水に濡らしたスプーンで表面をならす。
ラップをふんわりとかぶせ、常温で20分ほど置く。 - 3をまな板の上に取り出し、包丁で食べやすい三角形に切る。
皿に盛り、きなこをまぶし、くるみの半量を散らし、黒蜜をかけたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
葛餅の作り方
【工程1】
まずくるみ(20g)を少し粗めに刻みます。(写真右)
そしてタッパーの上にきなこ(適量)をまぶします。(写真左)
ちなみにこのタッパーは、葛餅を冷やし固めるのに使います。きなこを少量敷いておくと、葛餅が底にくっつかないので、取り出しやすくなります。
ちなみにタッパーの大きさはお好みですが、上の写真のタッパーは、幅13センチ✕奥行き8センチくらいです。これで固めると、葛餅の厚さが2.5センチくらいに仕上がります。参考にしてください。
【工程2】
次にA(片栗粉:大さじ5、砂糖:大さじ5、水:200ml)を小鍋に入れ、よく混ぜてから、弱めの火にかけます。
よく混ぜることで、片栗粉をあらかじめしっかり溶かしておきます。
そしてヘラで混ぜながら、徐々に火を入れます。
しばらくすると、上の写真のように、透明になってまとまります。
片栗粉はすぐに固まりはじめるので、加熱中は常にヘラを動かしているといいですよ。
透明になってまとまったら、くるみの半量(10g)を混ぜて火を止めます。
【工程3】
続いてきなこをまぶしたタッパーの中にアツアツの葛餅を流し入れ、水に濡らしたスプーンで表面をならします。
水でスプーンを濡らすと、葛餅がスプーンにくっつきにくくなるので、作業がしやすいです。
そしてこれにラップをふんわりとかぶせ、常温で20分ほど置いて固めます。
固める時間は、タッパーの大きさによっても変わってきますので、様子を見て調整してください。
ちなみに冷蔵庫に入れて固めるのはNGです。固くなりすぎてしまうので、常温に置きます。
【工程4】
葛餅が固まったら、タッパーをひっくり返してまな板の上に取り出し、包丁で食べやすい三角形に切ります。
最後に葛餅を皿に盛り、きなこ(適量)をまぶし、くるみの半量(10g)を散らし、黒蜜(適量)をかけたら完成です。
ほど良い弾力と柔らかさを併せ持った、ほのかな甘みのある葛餅が出来ます。葛粉を使った本物の葛餅っぽいです。
くるみの香ばしさと歯応えがアクセントになっていて、飽きの来ない味に仕上がります。いくらでもイケちゃいそうな美味しさです。
思い立ったらすぐに作れるので、おやつにおすすめです。
ところで最後に、家庭で簡単につくれる涼しげな和菓子のレシピをあと2品紹介します。
北斗晶さんの「豆乳わらびもち」と、家事えもんことタレントの松橋周太呂さんの「わらび餅風スイーツ」です。
どちらもわらび餅の簡単レシピです。
今回ご紹介した葛餅もわらび餅も、植物のでんぷんの性質を利用して、独特のプルンとした食感に仕上げる点は同じです。
ちなみに本物のわらび餅は高価なわらび粉のでんぷんで作りますが、これからご紹介する2品は、どちらも身近な食材で代用します。
北斗さんの「豆乳わらびもち」は、今回ご紹介した葛餅と同じく、片栗粉を使います。豆乳の風味が加わって、子供が喜びそうなまろやかな味に仕上がるのが特徴です。調理時間は5分です。
一方の家事えもんの「わらび餅風スイーツ」は、かなり変わったレシピになっています。
このわらび餅は、長芋のでんぷんで作ります。
またトッピングのきな粉は、同じ大豆製品である節分の豆を砕いたもので代用し、黒蜜はコーラを加熱して作ります。
変わった材料ばかりを寄せ集めて作りますが、すべてを一緒に食べると、ちゃんと本物のわらび餅のような味がします。面白いですよ。