甘酒の効能。麹と酒粕の健康効果の違い。

投稿日:2018年4月23日 更新日:

甘酒の効果(効能)

甘酒の健康効果を分かりやすくお伝えします。

甘酒には大きく分けて2種類あります。
ノンシュガーでノンアルコールの「米麹の甘酒」と、砂糖とアルコールが入った「酒粕の甘酒」です。

医学博士の白澤卓二さんによると、これら2種類の甘酒の効能は異なるそうですよ。

(一部情報元:TBSテレビ「この差って何ですか?」2018年4月17日放映)

麹の甘酒と酒粕の甘酒 効果の違い

甘酒の効果(効能)

まず最初に「米麹の甘酒」と「酒粕の甘酒」の健康効果の違いをざっくりお伝えします。

白澤さんによると、甘酒には疲労回復・美肌・ダイエット・睡眠改善などの効果が期待できるそうですが、「米麹の甘酒」と「酒粕の甘酒」のどちらを選んでも、すべての効果が同じくらい高いわけではないようです。より効く方があるということです。

「米麹の甘酒」は、疲労回復美肌に効果的で、「酒粕の甘酒」は、ダイエット睡眠改善の効果が優れているそうです。

米麹の甘酒と酒粕の甘酒の健康効果のちがい
米麹の甘酒 酒粕の甘酒
疲労回復
美肌
ダイエット
睡眠改善

それぞれの健康効果について順番に説明します。

米麹の甘酒の効果

「米麹の甘酒」は、疲労回復効果美肌効果が高いそうです。

疲労回復効果

「米麹の甘酒」と「酒粕の甘酒」は、同じように甘酒と呼ばれているのに、なぜ「米麹の甘酒」の方が、疲労回復により効くのでしょうか。

その理由は「米麹の甘酒」の甘みのもとになっているブドウ糖にあるそうです。

「米麹の甘酒」と「酒粕の甘酒」では、それぞれ甘みの成分が異なります。

米麹の甘酒 酒粕の甘酒
甘みの成分 ブドウ糖 砂糖

「米麹の甘酒」は、発酵の過程で麹菌が米のでんぷんを分解することによって生じるブドウ糖が甘みの成分になっています。
一方の「酒粕の甘酒」は、砂糖を加えることで、甘みを付けています。

ぶどう糖は砂糖とくらべて分子構造がずっと単純で、分解できないくらい小さいので、脳でそのまま使うことができ、即効性があります。
「米麹の甘酒」が”飲む点滴”と言われているのはそのためで、それが疲労回復によく効くのだそうです。

美肌効果

また「米麹の甘酒」は、肌荒れ対策にも良いそうです。これも「酒粕の甘酒」にはない優れた点です。

その理由は、米麹に含まれる「エルゴチオネイン」という成分にあります。
「エルゴチオネイン」は、ビタミンCよりも強い抗酸化作用があり、肌の老化を抑制したり、紫外線を受けても炎症しづらくする効果があるのだそうです。

酒粕の甘酒の効果

一方の「酒粕の甘酒」には、ダイエット効果睡眠改善効果が期待できるそうです。

ダイエット効果

酒粕には「レジスタントプロテイン」というたんぱく質の一種が含まれていて、この物質が体内で油と一緒になり、油を排泄してくれるそうです。油が吸収されにくくなるので、太りにくくなるというわけです。

ちなみに気になるカロリーは、「米麹の甘酒」よりも「酒粕の甘酒」の方が低いそうです。
その理由は、ブドウ糖よりも砂糖の方が少ない量で甘くすることができるから。砂糖を使っている方がカロリーが低いなんて、意外ですね。

睡眠改善効果

最後に甘酒の睡眠効果について。

ベッドに入る1時間前に「酒粕の甘酒」をコップ一杯(200cc)ほど飲むと、寝付きが良くなるそうです。

酒粕の原料である酒は、アルコール発酵させる時に清酒酵母という発酵微生物を使っているそうですが、それが「アデノシン」という眠気を誘う物質の作用を高めるので、睡眠を誘導する効果があるのだそうです。


ところで最後に、甘酒が飽きずに美味しく飲めるレシピをご紹介します。
甘酒の独特のクセが飲みにくいと感じている方は、甘酒を他のもので少し薄めてみるといいですよ。
甘酒の美味しい飲み方3パターン」では、白澤さんが考案した、トマトジュースと豆乳ときな粉を混ぜて飲む方法を紹介しています。どれもまったく違った味わいで面白いです。

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