
自家製ツナ(シーチキン)レシピをご紹介します。
料理研究家の飛田和緒さんが考案した「手づくりツナ」です。
市販のツナ缶は、マグロやカツオといった赤身の魚が使われますが、このツナは、白身魚で作ります。魚はめかじきを使います。
めかじきは、加熱するとぼそぼそしがちですが、このツナはとても柔らかく、しっとりしていて食べやすいです。
またお味の方は、さっぱりしています。
オイルの量が控えめで、めかじきの風味を活かした塩だけのシンプルな味付けなので、繊細な味のお料理も含めていろいろと使いやすいです。
そのまま食べても美味しいですし、サラダやサンドイッチの具材にしたり、和え物にも使えます。漬け汁もムダ無く使えますよ。
調理時間はたったの18分です。
(一部情報元:NHK「きょうの料理」2018年4月30日放映)
材料
めかじき(切り身) | 4切れ |
塩 | 小さじ1 |
オリーブオイル | 大さじ3〜4 |
作り方
- めかじきを一口大に切り、塩を振って10分ほど置き、水気をキッチンペーパーで拭き取る。
- めかじきをフライパンに重ならないように並べ、ひたひたの水を注ぎ、弱めの中火にかける。
沸騰してアクが出たら取り除き、5分ほど煮る。
5分経ったらフタをして火を止め、そのまま冷ます。 - 保存容器に移し、オリーブオイルを回しかけたらできあがり。
冷蔵庫で4日ほど保存が効く。
写真をもとにレシピを説明します。

【工程1】
まず、めかじき(4切れ)を一口大に切り、塩(小さじ1)を両面に振って、10分ほど置きます。
塩の量は小さじ1。少し多めにまぶします。

10分経つと、めかじきから水分が出ますので、キッチンペーパーで拭き取ります。
めかじきに塩をして10分置くと、臭みが取れて下味が付きます。

【工程2】
次に、めかじきをフライパンに重ならないように並べ、ひたひたの水を注ぎます。

続いて、フライパンを弱めの中火にかけ、沸騰してアクが出たら取り除き、5分ほど煮ます。

5分経ったらフタをして火を止め、そのまま冷まします。
加熱中はフタをしませんが、煮終えたら最後にフタをします。
フタをしてゆっくり冷ますと、めかじきがしっとり仕上がります。
ちなみに、ここで、めかじきをすぐにフライパンから取り出すと、パサパサして硬くなってしまいます。

【工程3】
めかじきを煮汁ごと保存容器に移し、オリーブオイル(大さじ3〜4)を回しかけたら完成です。
オリーブオイルで漬け汁の表面をコーティングすると、乾燥を防ぐことができるので、めかじきがしっとり仕上がります。

出来上がったツナは、煮汁に完全に浸かった状態で保存します。
冷蔵庫で4日ほど保存できます。
しっとり柔らかくて優しい味わいのツナができます。
このツナは、サンドイッチの具材にしたり、サラダにトッピングしたりと、市販のツナ缶とまったく同じように使えます。
また卵とじにしたり、甘辛く煮ていただくのも美味しいそうです。
残った漬け汁は、めかじきのだしが出ているので、スープに使えるとのことです。
そのままのツナに、わさび醤油をちょっと付けていただくのも良いですよ。