
人気韓国人シェフが考案した、サムギョプサルのレシピをご紹介します。
韓国料理の名店「韓灯」の金順貞さんが考案した「サムギョプサル」です。
サムギョプサルとは、韓国の豚バラ焼き肉のこと。
香ばしく焼きあがった豚バラ肉に、ピリ辛なタレをかけて、香味野菜で包んでいただきます。
このサムギョプサルはホットプレートを使うので、家庭でも簡単につくれます。
そして、この焼き肉のしめは、ビビンバ風の混ぜご飯です。
1回で2度美味しいレシピですよ。
(一部情報元:TBSテレビ「おびゴハン!」2018年5月3日放映)
ホットプレートを使ったサムギョプサルのレシピ

「サムギョプサル」のレシピです。
このサムギョプサルは、こんがりと焼いた豚肉に「ニラキムチ」と「千切りサラダ」を添え、サンチュやエゴマの葉で包んでいただきます。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
豚バラブロック肉 | 400g |
サニーレタス | 10枚 |
サンチュ | 10枚 |
エゴマの葉 | 10枚 |
青唐辛子 | 3本 |
にんにく | 4個 |
キムチ | 200g |
ニラ | 1/2束 |
◎赤唐辛子粉 | 小さじ1 |
◎濃口醤油 | 大さじ1 |
◎酢 | 小さじ1/2 |
◎砂糖 | 適量 |
◎ごま油 | 適量 |
◎おろしにんにく | 適量 |
◎白ごま | 適量 |
長ねぎ | 1と1/2本 |
にんじん | 1/2本 |
きゅうり | 1/2本 |
赤唐辛子粉 | 適量 |
塩 | 適量 |
ごま油 | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1/2 |
こしょう | 適量 |
ご飯 | 茶わん2杯分 |
- 【ニラキムチを作る】
ニラを3センチの長さに切り、◎の材料を混ぜる。 - 【千切りサラダを作る】
長ねぎで白髪ねぎを作り(下の写真参照)、水にさらして水気を切る。
にんじんときゅうりを千切りにする。千切りサラダの材料すべてを混ぜる。 - 豚バラ肉を5ミリ厚に切り、包丁の先で軽く筋切りする。(下の写真参照)
青唐辛子を小口切りにし、にんにくを薄切りにする。 - ホットプレートを250度に熱し、鉄板が熱くなったら油を引かずに3を並べる。
こんがり焼き色がついたらひっくり返し、豚肉をホットプレートの端に寄せ、にんにくとキムチを焼く。 - 焼きあがった豚肉に、1・2・青唐辛子・焼いたキムチとにんにくを添え、サニーレタス・サンチュ・エゴマの葉で包み、タレ(ごま油と塩とこしょうを混ぜたもの)を付けていただく。
- 【しめ】
ホットプレートに残った豚肉をキッチンバサミで細かく切り、残ったものすべてとご飯を加え、炒め合わせたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
サムギョプサルの作り方

【工程1】
最初に「ニラキムチ」を作ります。
ニラ(1/2束)を3センチの長さに切り、他のニラキムチの材料すべてを混ぜたら完成です。
ちなみに他の材料は、赤唐辛子粉(小さじ1)・濃口醤油(大さじ1)・酢(小さじ1/2)・砂糖(適量)・ごま油(適量)・おろしにんにく(適量)・白ごま(適量)です。
韓国風の甘辛い味付けで、少しクセのある生ニラがとても美味しくいただけます。

【工程2】
今度は「千切りサラダ」を作ります。
まず長ねぎ(1と1/2本)の白い部分を使って「白髪ねぎ」を作ります。
はじめに長ねぎの白い部分を4センチくらいの長さに切ります。
そしてそれぞれに縦に包丁を入れ、中にあるねぎの芯の部分を取り除きます。(写真左下)

次にねぎの芯を取り除いた残りの部分を、包丁で縦に千切りにします。
これで「白髪ねぎ」ができました。

続いて「白髪ねぎ」を水にさっとさらします。
水気を切ったら、ねぎの下準備がお終いです。

次ににんじん(1/2本)ときゅうり(1/2本)を千切りにします。
そして水にさらした長ねぎ・千切りにしたにんじんときゅうり・赤唐辛子粉(適量)・塩(適量)を混ぜたら「千切りサラダ」の完成です。(上の写真)

【工程3】
続いて豚バラブロック肉(400g)を5ミリ厚に切り、赤身と脂身の境目を包丁の先で刺します。
上の写真のように、赤身と脂身の境界あたりを、1切れにつき2〜3ヶ所ほど包丁でグサッと刺せばOKです。
ちなみにこのように、赤身と脂身の境目に包丁で切れ目を入れることを「筋切り」と言います。
筋切りをすると、肉の焼き縮みを防ぐことができます。
そして青唐辛子(3本)を小口切りにし、にんにく(4個)を薄切りにします。(写真右上)
これで下準備がすべてお終いです。

【工程4】
次に豚肉を焼きます。
まずホットプレートを250度に熱し、鉄板が熱くなったら、油を引かずに豚肉を並べ、しばらく焼いて焦げ目を付けます。
豚肉はカリッとした焦げ目が付くまで焼くと、香ばしさと歯応えが加わって美味しくなります。

こんがり焼き色がついたらひっくり返し、豚肉をホットプレートの端に寄せます。
そして空いたところに、薄切りにしたにんにくとキムチ(200g)を入れ、豚肉から出た脂で3分ほど焼きます。

豚肉に火が通ったら完成です。

ちなみに豚肉の厚さは「5ミリ厚」になっていますが、お好みの厚さで良いそうです。
サムギョプサルは、塊肉を少し厚めに切って焼くことが多いかもしれませんが、金さんは、5ミリくらいの薄めにスライスして、焼き色をしっかり付けて表面をカリッとさせるのがお好きだそうです。

焼きあがった豚肉は、ニラキムチ・千切りサラダ・焼いたキムチとにんにく・青唐辛子を添え、サニーレタス・サンチュ・エゴマの葉で包み、タレ(ごま油と塩とこしょうを混ぜたもの)を付けていただきます。
こってりした豚バラ肉が、たっぷりの野菜と一緒にいくらでも食べられそうです。風味豊かでとても美味しいです。
辛さは控えめなので、子供でも食べやすいと思います。
しめの作り方

【工程6】
最後にしめを作ります。
まずホットプレートの上に残った豚肉をキッチンバサミで細かく切ります。

そしてご飯(茶碗2杯分)を加え、その他に残ったものをすべて加え、炒め合わせたら完成です。
ちなみにサニーレタス・サンチュ・エゴマの葉なども、残っていたら手でちぎって加えます。タレも余っていたら味付けに使います。
塩気が足りない場合は、お好みで塩などを補ってください。
焼肉のしめにぴったりの、ビビンバ風のさっぱりとした混ぜご飯ができますよ。
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