
豚の角煮を柔らかく作る簡単レシピをご紹介します。
管理栄養士の新生暁子さんが考案した「豚の角煮」です。
水の代わりに炭酸水を使って煮ると、箸がすっと通るくらい柔らかくなり、調理時間の短縮もできます。
少ししっかりめの味付けがご飯とよく合いますよ。
ちなみに、新生さんは「健康名人の炭酸水レシピ」という炭酸水の料理本も執筆しています。
(一部情報元:NHK「あさイチ」2018年6月4日放映)
材料
豚バラかたまり肉 | 400g |
長ねぎの青い部分 | 1本分 |
しょうが | 1/2かけ |
炭酸水(無糖) | 1リットル程度 |
酒 | 1/2カップ |
砂糖 | 大さじ5 |
醤油 | 大さじ6 |
作り方
- フライパンを中火にかけ、豚バラ肉の全面に軽く焼き色を付ける。
- 豚肉・長ねぎ・薄切りにしたしょうがを鍋に入れ、豚肉がかぶるくらいの炭酸水を加え、強火にかける。
煮立ったらアクを取り、落し蓋をして30分煮る。 - 豚肉に竹串がすっと通ったら、豚肉を鍋から取り出して切る。
- 別の鍋に豚肉・酒・砂糖・醤油を入れ、強火にかける。
沸騰したら落し蓋をして弱火にし、30分煮たらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

まず、フライパンを中火にかけ、豚バラかたまり肉(400g)の全面に軽く焼き色を付けます。

次に、豚バラかたまり肉・長ねぎの青い部分(1本分)・薄切りにしたしょうが(1/2かけ)を鍋に入れ、豚肉がかぶるくらいの炭酸水(1リットル程度)を加えます。
この角煮は水の代わりに炭酸水を使って煮ます。
炭酸水で煮ると、煮込み時間を短縮することができるので時短になります。
また豚肉が柔らかく仕上がります。
新生さんによると、炭酸水を使った場合の煮込み時間は、水を使った場合の半分ほどに減らせるそうです。
炭酸水でお肉を柔らかくするレシピとしては、タレントの北斗晶さんの「スペアリブ」もとても人気があるのでおすすめです。
北斗さんのスペアリブは、炭酸飲料のジンジャーエールを使って煮込みます。

そして、鍋を強火にかけます。

煮立ったらアクを取ります。

アクを取ったら落し蓋をして30分煮ます。
この間の火加減は弱火くらい。鍋の中が常に少しフツフツしている程度で良いと思います。
ちなみに落し蓋が無い場合は、クッキングシートで簡単に作れます。
「クッキングシートを使った落し蓋の作り方」を参考にしてください。

30分経って豚肉に竹串がすっと通るようになったら、炭酸で煮るのはお終いです。
ちなみに、このあと豚肉を鍋から取り出して食べやすい大きさに切りますが、熱々の状態ですぐに切ってしまうと仕上がりがぱさつくので、落し蓋をかぶせて煮汁に浸したまま、粗熱を取るのがおすすめです。
残った煮汁はスープや味噌汁にすると美味しいですよ。

豚肉の粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切ります。

続いて、別の鍋に、豚肉とA(酒:1/2カップ、砂糖:大さじ5、醤油:大さじ6)を入れます。

そして、鍋を強火にかけます。

沸騰したら落し蓋をして、弱火に落とし、30分煮たら完成です。

仕上がりは色がしっかり付いて美味しそうです。

醤油の風味をいかした濃厚な味わいが印象的な、ご飯とよく合う豚の角煮ができます。
この角煮の食感は、低温で温度管理しながら調理した豚肉のようにとろっとしているわけではありませんが、箸がすっと通ります。とても食べやすいです。
豚肉を簡単に柔らかく仕上げる方法として、炭酸水で煮るのはおすすめです。
ちなみに、炭酸水を使っても、水で煮た場合と味は変りません。
食感は水を使うよりも柔らかくなります。

この豚の角煮は、作り置きおかずにも向いています。
日持ちは冷蔵で1週間くらい、冷凍で3週間くらいと考えると良いと思います。