
ふわふわで柔らかいハンバーグのレシピをご紹介します。
管理栄養士の新生暁子さんが考案した「ふっくら炭酸水ハンバーグ」です。
炭酸水をたねに練り込むと、ふんわりとした口当たりの良いハンバーグができます。
子供や女性に受けそうな優しい味わいも魅力的です。
冷めても柔らかいので、お弁当や作り置きにもおすすめですよ。

ちなみに新生さんは「健康名人の炭酸水レシピ」という炭酸水の料理本を執筆しています。
(一部情報元:NHK「あさイチ」2018年6月4日放映)
炭酸水ハンバーグの作り方

「ふっくら炭酸水ハンバーグ」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
合い挽き肉 | 200g |
玉ねぎ | 1/2個 |
パン粉 | 大さじ2 |
牛乳 | 30ml |
卵 | 1個 |
塩 | 小さじ1/3 |
こしょう | 少々 |
炭酸水 | 95ml |
サラダ油 | 大さじ2 |
- パン粉と牛乳を混ぜる。
- 玉ねぎをみじん切りにする。
フライパンにサラダ油(大さじ1)を熱し、玉ねぎを中火で炒める。
玉ねぎの色が透き通ったら、皿に広げて冷ます。 - 合いびき肉と塩をボールに入れ、白っぽく粘りが出るまでこねる。
1・2・卵・こしょうを加え、よく混ぜる。 - 3に炭酸水(大さじ3:45ml)を加え、全体がまとまるまで1〜2分混ぜる。
冷蔵庫で10〜15分寝かせる。 - フライパンにサラダ油(大さじ1)を引き、強めの中火で熱し、4を2等分して成形したものを並べる。
焼き色が付いたらひっくり返し、炭酸水(50ml)を加え、フタをして弱めの中火で5〜6分蒸し焼きにしたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
ふわふわハンバーグの作り方

【工程1・2】
まずパン粉(大さじ2)と牛乳(30ml)を混ぜます。
そして玉ねぎ(1/2個)をみじん切りにします。

次にフライパンにサラダ油(大さじ1)を熱し、玉ねぎを中火で炒めます。(上の写真)
そして玉ねぎの色が透き通ったら、皿に広げて冷まします。

【工程3】
続いて合いびき肉(200g)と塩(小さじ1/3)をボールに入れ、白っぽく粘りが出るまでこねます。

次にパン粉と牛乳を混ぜたもの・炒めた玉ねぎ・卵(1個)・こしょう(少々)を加え、全体がまとまるように混ぜます。
たねはこの段階ではちょっとゆるめです。

続いてたねに炭酸水(大さじ3:45ml)を加えます。
たねに炭酸水を加えると、お肉がふっくらして柔らかくなります。
炭酸水を加えるとハンバーグがふっくら柔らかく仕上がる理由は、炭酸水に含まれる気泡にあります。
ハンバーグの中に閉じ込められた気泡は、熱が加わると膨らんで肉を持ち上げます。
気泡はやがて蒸発しますが、気泡があった場所はそのまま空洞になるので、ふんわりした食感になるというわけです。

炭酸水を加えたら、1〜2分ほどしっかり混ぜて全体をまとめます。
炭酸水を加えた瞬間はたねはかなりゆるゆるですが、しばらく混ぜていると、少ししっかりしてきます。
このハンバーグのたねは、基本的にけっこうゆるめです。

たねを混ぜたら、冷蔵庫で10〜15分寝かせます。
たねに炭酸水を混ぜたら、冷蔵庫にしばらく置きます。
炭酸水の気泡をたねにしっかり閉じ込めるためです。

【工程4】
最後にハンバーグを焼きます。
まずフライパンにサラダ油(大さじ1)を引き、強めの中火で温めます。
そしてたねを2等分して成形し、フライパンの上に並べます。
生地はとても柔らかく、焼いている間に広がりやすいので、ラグビーボールのような形に整えて高さを出し、フライパンにのせると良いそうです。

焼き色が付いたらひっくり返します。
ハンバーグはとても柔らかいので、ひっくり返す時は少し慎重になるといいですよ。

ハンバーグを返したら、すぐに炭酸水(50ml)を回し入れます。
ハンバーグを焼いている間に炭酸水を回しかけると、炭酸水の新たな気泡がハンバーグに入り、肉を持ち上げてふんわりさせる力が強化されます。

最後にフタをして、弱めの中火で5〜6分蒸し焼きにしたら完成です。

ふわふわっとした軽い食感が特徴のハンバーグが出来ます。
肉の旨味と玉ねぎの甘みをいかした飽きの来ない優しい味でとても美味しいです。

このハンバーグは冷めても柔らかいので、お弁当や作り置きにもおすすめです。
作り置きする場合の日持ちは、冷蔵で2〜3日、冷凍で1ヶ月くらいと考えると良いと思います。
ところでハンバーグの食感というのは、人によって好みがけっこう分かれると思います。
今回ご紹介したハンバーグは、当サイトがおすすめしているハンバーグの中で1番ふわふわで柔らかいです。
最後にこのハンバーグとは逆に、食感をしっかり出したレシピを1品ご紹介します。
食品学者で料理人の松本栄文さんが考案した「ハンバーグ」です。
このハンバーグは、ステーキのような食べ応えがあるとテレビで話題になりました。男性や肉好きにウケそうな歯応えのある一品です。
お肉はひき肉ではなく、こま切れ肉を使います。
同じハンバーグとは言え、今回ご紹介したハンバーグとはまったく違った食感に仕上がって面白いですよ。どちらもとても美味しいです。