鰹節酒のレシピ。ガッテンで話題のかつお酒の作り方。

鰹節酒(かつお酒)

キッチンで余りがちな鰹節を手軽に料理に使う方法をご紹介します。

NHKの「ガッテン!」で話題になった「かつお酒」です。

「かつお酒」とは、鰹節で作る調味料のこと。
作り方はとても簡単。
日本酒に鰹節を混ぜるだけ。
しばらく置くと、鰹節の旨味が酒に移って美味しくなります。
お酒の代わりに、炒めものや煮物などに使えます。

同番組によると、鰹節は一度封を切ると、風味や食感がすぐに劣化してしまうので、残さずに使い切った方が良いとのこと。
「かつお酒」だったら、使い切れなかった鰹節でも作れますよ。

(一部情報元:NHK「ガッテン!」2018年7月11日放映)

かつお酒の作り方

鰹節酒(かつお酒)

「かつお酒」のレシピです。

全工程は、後ほど写真をもとに説明します。

材料【調理時間1分/置く時間除く】
鰹節パック 5g
日本酒 100g

※料理酒や醸造アルコールより、添加物の少ない日本酒がおすすめ。

作り方
  1. 鰹節パックを袋ごと手で揉む。
  2. 1を日本酒に混ぜたらできあがり。密閉容器で保存する。
    時間が経つほど美味しくなる。常温で1ヶ月日持ちする。

写真をもとにレシピを説明します。

鰹節酒(かつお酒)

最初に「鰹節パック」について簡単に説明します。

鰹節パックは、基本的にはどのようなものでも使えますが、原材料に「枯節(かれぶし)」と書かれたものの方が、風味が良く出るのでおすすめだそうです。
上の写真はその枯節です。

ちなみに枯節以外の鰹節は「荒節」と呼ばれているようです。


鰹節酒(かつお酒)

ここから作り方の説明をします。

【工程1】
まず鰹節パック(5g:2.5パックくらい)を袋ごと手で揉みます。

【調理のポイント】
鰹節をあらかじめ手で揉むと、風味が出やすくなります。

鰹節酒(かつお酒)

【工程2】
次に鰹節を日本酒(100g)の中に入れます。これでお終いです。

ちなみに日本酒は、料理酒や醸造アルコールより、添加物の少ない日本酒の方が、鰹節の風味を感じやすいのでおすすめだそうです。

【調理のポイント】
鰹節の香り成分は、アルコールに溶けやすい性質があるので、日本酒に鰹節を混ぜると風味が移ります。

この酒を料理に使うと、鰹節の風味とコクを手軽にいかすことができます。

情報元のテレビ番組によると、鰹節の香り成分は320種類以上もあると言われており、そのほとんどがアルコールに溶ける性質があるそうです。


鰹節酒(かつお酒)

密閉容器で保存すると、常温で1ヶ月ほど日持ちするそうです。

ちなみに上の写真は、仕込んでやっと1日経過した「かつお酒」。
1日置くだけでも、鰹節の風味がけっこうしっかり移ります。

時間の経過とともに少しずつ美味しさが増すので、このまましばらく置いておくといいですよ。


鰹節酒(かつお酒)

1週間経った「かつお酒」で、野菜炒めを作ってみました。

鰹節の優しい風味が、野菜全体にしっとり行き渡って美味しいです。

お酒やだしの代わりとして、お料理に幅広く使えそうです。

最後に同番組で話題になった「かつお酒」を使った料理をご紹介します。

かつお酒を使った料理

NHK「ガッテン」で話題になった「かつお酒」を使った料理のレシピをご紹介します。

めんつゆ

鰹節酒(かつお酒)

まず最初にご紹介するのは、かつお酒を使った「めんつゆ」のレシピです。

材料【2人分:調理時間2分】
かつお酒 大さじ2
醤油 大さじ3
みりん 大さじ3
400ml
作り方
  1. 材料すべてを鍋に入れ、沸騰させてアルコールを飛ばしたらできあがり。

アルコールをしっかり飛ばすのがポイントです。

味噌汁&お吸い物

鰹節酒(かつお酒)

次にご紹介するのは、味噌汁やお吸い物に使えるだし汁のレシピです。

材料【1人分:調理時間2分】
かつお酒 大さじ1
200ml
作り方
  1. 材料すべてを鍋に入れ、沸騰させてアルコールを飛ばしたらできあがり。

工夫次第で料理のバリエーションをいくらでも増やせそうです。

目玉焼きを焼く際に、水の代わりに、かつお酒(大さじ1)で蒸し焼きにしても美味しいそうです。

ところで当サイトでは、キッチンで余りがちな鰹節の活用術を他にもいくつか紹介しています。
かつおオイル」と「かつお節バター」と「かつお節アイス」も合わせて是非ご覧ください。

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