
鶏手羽中の煮物のおすすめレシピをご紹介します。
人気フレンチビストロ「マルディグラ」のオーナーシェフ、和知徹さんが考案した「鶏手羽の赤ワイン煮込み」です。
この赤ワイン煮は、だれでも簡単に本格的な味が出せるレシピになっています。
調理に使うのは電子レンジ。材料を混ぜてレンジでチンするだけで完成します。
また材料もムダがありません。必要最小限の煮汁で、短時間で味を染み込ませます。
赤ワインのコクをいかした味わい深い一品ができます。とろっとしていて柔らかく、とても美味しいです。
お弁当のおかずやおつまみとしてもおすすめです。
(一部情報元:NHK「あさイチ」2018年7月17日放映)
手羽中の煮物の作り方

「鶏手羽の赤ワイン煮込み」のレシピです。
鶏手羽中 | 8本 |
塩 | 小さじ1/2 |
砂糖 | 大さじ2 |
赤ワイン | 大さじ3 |
醤油 | 大さじ1 |
シナモンパウダー※1 | 少々 |
マーマレード※2 | 好みで少々 |
八角※2 | 好みで1個 |
クローブ※2 | 好みで8個 |
※1 シナモンスティック1本で代用可。
※2 マーマレードと八角とクローブは無くても美味しくできます。
- 手羽中を耐熱皿にのせ、Aを揉み込む。
ふんわりとラップをして、電子レンジ(500w)で5分加熱する。 - 手羽元をひっくり返し、今度はぴったりとラップをして、再び500wで5分加熱する。
そのまま庫内に2分置き、味を染み込ませる。 - 2に再びぴったりとラップをして、500wで5分加熱する。
そのまま庫内に2分置いたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
手羽中のワイン煮の作り方

【工程1】
まず手羽中(8本)を耐熱皿にのせ、Aを揉み込みます。
ちなみにAは、塩(小さじ1/2)・砂糖(大さじ2)・赤ワイン(大さじ3)・醤油(大さじ1)・シナモン(少々)・マーマレード(好みで少々)・八角(好みでホール1個)・クローブ(好みでホール8個)です。
マーマレード・八角・クローブは、無くても美味しくできます。上の写真はこれらを使わずに調理しています。
また手羽中は、スーパーには無いこともあるかもしれませんが、そんな場合は手羽先を買うといいです。
手羽先には関節がありますが、その関節をキッチンバサミで切って、先の尖った部分を取り除くと、手羽中になります。

手羽中に調味料を揉み込んだら、ふんわりとラップをします。(上の写真)
そして電子レンジ(500w)で5分加熱します。

【工程2】
レンジで1回チンしたら、いったん取り出して、手羽元をひっくり返します。

そして今度はぴったりとラップをします。(上の写真)
そして再び500wで5分加熱し、そのまま庫内に2分置き、味を染み込ませます。
この煮込みは、レンジで3回に分けて加熱しますが、2回め以降の加熱は、ぴったりとラップをします。
レンジで加熱する際には、ふんわりとラップをして、蒸気の逃げ道を少し作るのが基本ですが、この煮物は少ない煮汁で作るので、水分が完全に蒸発してしまわないように、2回め以降の加熱は敢えてぴったりラップをします。
ただ上の写真ほどお皿にピンとラップを張らなくてもいいです。
あまりピンと張りすぎると、ラップが破れる原因になるので、少し余裕を持たせつつ端から蒸気が漏れないようにすればOKです。

【工程3】
最後に再びぴったりとラップをして、500wで5分加熱します。
2回めのチンで皿の端に隙間が空いたら、ラップをかけ直すといいです。
そしてそのまま庫内に2分置いたら完成です。

出来上がりは煮汁がよく馴染んで美味しそうです。
手羽中は3回に分けてレンジで加熱し、余熱も利用してゆっくり火を通すと、味が染みやすくなり、柔らかくてジューシーに仕上がります。

この赤ワイン煮は、出来たてでも味がよく染みています。また食感はとろっとしていてとても柔らかいです。
お味の方は優しい甘みとコクのあり、シナモンのほんのりとした風味も加わって、鶏肉の美味しさがすごく引き立ちます。
鶏の臭みはまったくありません。ワインのアルコールも完全に飛んでしまうので、子供でも食べやすいと思います。
仕事で忙しい時や、夏に調理で暑い思いをしたくない時でも、美味しいお料理が作れるレシピです。
冷めてもしっとり柔らかいので、お弁当のおかずにもおすすめです。

この赤ワイン煮は、作り置きにも向いています。
日持ちは冷蔵で3日くらい(冷凍する場合は3週間)と考えると良いと思います。
ところで当サイトでは、和知さんの肉料理をあともう1品紹介しています。
「ふわとろハンバーグ」です。
このチーズインハンバーグもレンジで簡単に作れます。
お肉はふわっとしてチーズがとろっとしたご馳走感のあるハンバーグができますよ。
リンク先も合わせて是非ご覧ください。