
ラムチョップの上手な焼き方と美味しいソースのレシピをご紹介します。
ラムチョップの達人こと、フレンチのシェフ入江眞文さんのおすすめです。
ラムチョップはフライパンで焼きます。
塩とこしょうだけのシンプルな味付け。
ラムの甘みが引き立つさっぱりとした焼き上がりになります。
またソースにはなすを使います。
和風のなす味噌ソースが、ラムの風味と絶妙にマッチしてとても美味しいです。
ラムチョップに添えるソースの超おすすめレシピですよ。
(レシピ情報元:NHK「あさイチ」2018年8月1日放映、一部情報元:テレビ東京「主治医が見つかる診療所」2018年9月14日放映)
ラムチョップの焼き方

まず最初にご紹介するのは、ラムチョップの上手な焼き方です。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
ラムチョップ | 4本 |
塩 | 少々 |
こしょう | 少々 |
サラダ油 | 大さじ1 |
- ラムチョップの表面全体に万遍なく塩・こしょうを振る。
- フライパンにサラダ油を熱し、ラムチョップの側面(脂身)を中火で3分ほど焼く。
- ラムチョップの先を中火で30秒ほど焼く。
- ラムチョップの広い面を弱火で4分ほど焼く。ひっくり返し、もう片面を弱火のまま1分焼く。
- 焼きたての4をアルミホイルで包み、余熱で1分ほど温めたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
ラムチョップをフライパンで焼く方法

【工程1】
まずラムチョップの表面全体に万遍なく塩こしょうを振ります。
表も裏も側面にもまぶします。
ちなみに塩は、焼き塩がおすすめだそうです。さらさらしているので、万遍なく振りやすいそうです。
※写真はレシピの半量(ラムチョップ2本)で調理しています。

【工程2】
次にフライパンにサラダ油を熱し、ラムチョップの側面(脂身)を中火で3分ほど焼きます。
焼き時間は、脂身の厚さにもよるそうですが、普通の厚さだったら3分で良いようです。
ラムチョップがうまく立たない場合は、手で支えるか、トングでつかんで焼くといいですよ。
ラムチョップは、側面の脂身から焼き始めます。
余分な脂をしっかり落とすと、さっぱりとした味わいに仕上がります。

【工程3】
続いてラムチョップの先を中火で30秒ほど焼きます。
この工程は、フライパンのフチを使うと便利だそうです。
上の写真は骨を持って焼いていますが、フライパンのフチに骨をのせると、ラムチョップの先の部分がちょうどフライパンの表面に当たります。
うまくいかない場合は、トングでつかみながら焼くといいですよ。

【工程4】
次にコンロの火を弱火に落とし、今度はラムチョップの広い面を4分ほど焼きます。
この時に注意する点は、ラムチョップを動かさないことです。
ラムチョップの広い面を焼く時は、動かさないようにします。
動かすと、焼き目が剥がれて肉汁が流れ出てしまうためです。

4分経って肉の表面に肉汁が少し出てきたら、ひっくり返します。
そしてもう片面を弱火のまま1分ほど焼きます。

【工程5】
最後に焼き上がったラムチョップをアツアツの状態でアルミホイルで包みます。
そして上の写真のように、上部に空気穴を作り、余熱で1分ほど温めたら完成です。
入江さんによると、アルミホイルでぴったり包むと、熱がこもり過ぎてしまうそうです。
最後は余熱で火を通し、柔らかい食感に仕上げます。
普通サイズのラムチョップだったら、これで完全に火が通っていると思いますが、念のため確認してください。

このラムチョップは、片面だけにしっかり焼き色を付けて、もう片面は優しく焼きます。
ですから盛り付ける際には、最初に焼いた方を表にすると見栄えがします。
こんがり香ばしく焼けたラムチョップは、余分な脂が抜けて、さっぱりとした味わいです。シンプルな味付けで、甘みと旨味が引き立ちます。
食感は柔らかくてとても食べやすいですよ。
ところでこのラムチョップは、そのままでも十分美味しいですけど、次にご紹介するソースをかけるのもまた違った味わいでいいですよ。
ナス味噌を使った和風ソースで、ラム肉の風味ととても良く合います。
ラムチョップに合う和風ソースの作り方

「なすみそソース」のレシピです。
なす | 1本 |
醤油 | 小さじ1/4 |
味噌 | 小さじ1/2 |
みりん | 小さじ1/4 |
酢 | 小さじ1/2 |
サラダ油 | 小さじ1 |
梅干し(ちぎる) | 少々 |
かいわれ大根(みじん切り) | 少々 |
三つ葉(みじん切り) | 少々 |
- なすは皮付きのままグリルで焼き色が付くまで焼く。
皮をむき、みじん切りにする。 - 1とAを混ぜる。
- 冒頭の方法で焼いたラムチョップに2をのせ、梅干し・かいわれ大根・三つ葉をトッピングしたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

なす(1本)は、あらかじめグリルで焼き色が付くまで焼きます。(写真右)
そしてそのなすの皮をむき、みじん切りにします。(写真中央)
続いてなすとA(醤油:小さじ1/4、味噌:小さじ1/2、みりん:小さじ1/4、酢:小さじ1/2、サラダ油:小さじ1)を混ぜます。
これがソースになります。

冒頭でお伝えした方法でラムチョップを焼き、その上になすのソースをかけ、みじん切りにしたかいわれ大根(適量)と三つ葉(適量)と、ちぎった梅干し(適量)をトッピングしたら完成です。
このお料理はすごく美味しいのでおすすめです。
なす味噌とラム肉は意外な組み合わせかもしれませんが、絶妙にマッチします。
梅干しの酸味がアクセントになっていて、さっぱりといただけますよ。