
フライパンで作るミートローフのベーコン巻きの簡単レシピをご紹介します。
伝説の家政婦こと、タサン志麻さんが考案した「ひき肉のベーコン巻き」です。
ミニトマトの鮮やかな赤色がアクセントになった、さっぱりとした味わいのミートローフです。
見栄えがするのでパーティーの大皿料理におすすめです。
アルミホイルで包んでフライパンで蒸し焼きにするだけなので、調理もとても簡単です。
(一部情報元:日本テレビ「沸騰ワード10」2018年8月10日放映)
ミートローフのベーコン巻きのレシピ

「ひき肉のベーコン巻き」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
ベーコン | 8枚 |
牛豚合い挽き肉 | 500〜600g |
玉ねぎ(中玉) | 1/2個 |
白ご飯 | 大さじ3〜4 |
ミニトマト | 5〜6個 |
バジルの葉 | 適量 |
とろけるチーズ | 適量 |
塩こしょう | 適量 |
- 玉ねぎをみじん切りにし、耐熱ボールに入れ、電子レンジで1分ほど加熱して冷ます。
- 1と合挽き肉と白ご飯をボールに入れ、塩こしょうで下味を付け、ご飯を潰すようにして粘りが出るまでよく混ぜる。
- アルミホイル2枚を少し重ねて敷き、ベーコンを重ねながら並べる。
ベーコンの上に2を広げる。
バジル・ミニトマト・チーズをベーコンの中央に並べる。
全体をアルミホイルで巻き、両端をキャンディーのように閉じる。(下の写真参照) - フライパンに軽く水を張り、3を入れる。
フタをして30分ほど蒸し焼きにしたらできあがり。(途中、10分に1回くらいひっくり返しながら火を通す。)
写真をもとにレシピを説明します。
フライパンを使ったミートローフのベーコン巻き

【工程1】
まず玉ねぎ(1/2個)をみじん切りにします。
そして耐熱ボールに入れ、電子レンジで1分ほどチンして冷まします。
レンジのワット数は、500〜600くらいでいいです。

【工程2】
次に、牛豚合挽き肉(500〜600g)と白ご飯(大さじ3〜4)、そしてチンした玉ねぎをボールに入れ、塩こしょう(各適量)で下味を付けます。
このベーコン巻きは、味付けが塩こしょうのみとシンプルです。
ですから、ここでの塩の量が、美味しく作るポイントの1つになります。
ベーコンの塩気を考えながら、適量を使ってください。
肉だねのつなぎにはご飯を使います。
パン粉や卵を使うのが一般的ですが、それらの代わりにご飯を混ぜることで、モッチリとした食感になります。

そしてご飯を潰すように、粘りが出るまでよく混ぜます。
これで肉だねができました。

【工程3】
次にアルミホイル2枚を少し重ねて敷き、ベーコン(8枚)を重ねながら並べます。
アルミホイルは幅30センチの大きいサイズのものがあると便利ですが、普通幅25センチのものでも代用できます。
普通幅のアルミホイルを使う場合は、長さを50センチくらいに切ります。
用意するのは2枚。
それを横向きにして、少し重なるように上下に並べます。
だいたい10センチくらい重ねるようにしてください。(上の写真は普通幅のアルミホイルを長さ60センチにして使っています。)

続いてベーコンの上に肉だねを広げ、バジル(適量)とミニトマト(5〜6個)を等間隔に中央に置きます。
バジルは適量になっていますが、志麻さんは5枚使っていました。お好みで試してください。
肉だねはベーコンのフチを少し残して、その内側に広げると、後できれいに巻けます。

そしてトマトとバジルのまわりにチーズ(適量)を散らします。

具材をすべてのせたら、アルミホイルを使って巻きます。

最後に両端をキャンディーのように閉じます。

【工程4】
次にフライパンに軽く水を張り、アルミホイルで包んだベーコン巻きを入れます。
ここで使用する水の量は、あまり多くしない方がいいです。
このベーコン巻きは、アルミホイルで簡単に包んでいるだけなので、たくさんの水でじゃぶじゃぶにすると、アルミホイルの中に水が入りやすくなります。
必要最小限の水の量は300mlくらいと考えてください。
加熱中に2回ほどアルミホイルをひっくり返すので、もし足りなければそのときに少しずつお湯を加えてください。
あらかじめ湯を沸かしておくとスムーズです。
またフライパンは、内径26センチ以上の深めでないと入りません。同程度の大きさの鍋でももちろんOKです。
上の写真は、内径26センチの深めのフライパンに強引に入れています。
かなりギリギリです。
もうひと回り大きいフライパンや鍋があれば理想的です。

フタをして、10分おきに合計2回ひっくり返します。
トータルで30分ほど蒸し焼きにしたら完成です。
火加減は、フライパンから湯気がさかんに出るくらい。
中火〜強めの中火くらいで良いと思います。

蒸し上がると、フライパンの中の水分はほぼ無くなります。
加熱中にアルミホイルから肉の脂が少し外に出ますが、フライパンの中の水の量を控えめにしておけば、流出は最小限に抑えられます。
ちなみに、アルミホイルで包んだまましばらく置いて粗熱を取ると、しっとりとした仕上がりになります。
すぐに食べない場合や作り置きする場合は、アルミホイルに包んだまま完全に冷ますといいですよ。

もっちりとした食感のミートローフです。
サイズは、直径8センチ・長さ23センチ。
ボリューム満点です。
食べやすい大きさにカットすると、中から出てくるのは、たっぷりのお肉。
ぎゅうぎゅうのお肉の真ん中に、トマトの赤色がところどころに入っていて、とてもきれいです。
ちなみにバジルはぱっと見はあまり目立ちませんが、爽やかな風味が、良いアクセントになります。
チーズは、加熱中にかなり溶けてしまい、少し残る程度。
でも溶けたチーズのおかげで、お肉の味がまろやかになります。
お味の方は、見た目に反して意外とさっぱりしています。
しつこくなくて、とても食べやすいです。
お好みで粒マスタードやレモン汁などを合わせると、より美味しいですよ。

このミートローフを作り置きする場合は、日持ちは冷蔵で3〜4日くらいと考えると良いと思います。
志麻さんのおすすめレシピ
ところで当サイトでは、志麻さんのレシピを他にもたくさん紹介しています。
今回はその中から、特に人気のあるお料理を4品ご紹介します。
「鶏ハム」は安い鶏むね肉で作ります。
しっとりジューシーな鶏ハムに、トマトや大葉の風味をいかした爽やかなソースがよく合います。
調理時間はたったの25分です。
「シューファルシ」は、フランス風のロールキャベツのことで、キャベツの代わりにレタスで作ります。
レタスと肉だねの食感が良く、シンプルで飽きの来ない味付けです。
煮込みには1時間かかりますが、下準備は7分で済むので、ほぼほったらかしでOK。
調理はラクチンです。
「鶏手羽元のマスタード焼き」は、マスタードの風味をいかした子供も喜ぶ親しみやすい味付けで、フライパン1つで作れます。
柔らかくてとても食べやすいです。
調理時間は20分です。
「コールスロー」は、夏にぴったりのさっぱりした味付けが特徴です。
めんつゆを使った和テイストのコールスローです。
調理時間は10分です。
どれもとても美味しくできますよ。