さつまいもダイエットのレシピ。冷やし焼き芋などの食べ方も紹介。

さつまいもダイエット(焼き芋ダイエット)

さつまいもダイエットの方法をご紹介します。

管理栄養士の二宮真樹さんが考案したダイエット法で、やり方はとても簡単です。

1日3食のうちの1食だけ、炭水化物の代わりにさつまいも(150g)を食べる。

また、次の2つのポイントを抑えると、ダイエット効果がより高くなるそうです。

  • 皮ごと食べる
  • 冷やして食べる

二宮さんがすすめる冷やし焼き芋の作り方やアレンジレシピも合わせてお伝えします。
ちなみに、二宮さんは、さつまいもダイエットをもとに、年間200人もの方をダイエット成功に導いているそうですよ。

(一部情報元:テレビ東京「主治医が見つかる診療所」2018年9月14日放映)

さつまいものダイエット効果

さつまいもダイエット

二宮さんによると、さつまいもには、次のような「健康効果」があるそうです。

  • ダイエット
  • 便秘解消
  • 美肌効果
  • むくみ改善
  • 胃腸の働きを良くする

ダイエット・便秘解消

さつまいもは食物繊維が豊富なので、ダイエットになりお通じも良くなります。

美肌効果・むくみ改善

また、カリウムやマグネシウムがむくみを予防改善し、鉄分やビタミンCが肌を改善してくれます。

胃腸の働きを良くする

そして、さつまいもを切った時にでる白い液体「ヤラピン」は、胃腸の働きを活発にしてくれます。


皮ごと冷やして食べるとダイエット効果アップ

また、二宮さんによると、ダイエットを目的とする場合は、さつまいもを皮ごと冷やして食べるとさらに効果を期待できるそうです。

皮をむかずに食べる

さつまいもの皮には、ポリフェノールという抗酸化物質が豊富に含まれています。
ポリフェノールには、皮膚や粘膜を強くする働きがあるので、皮をむかずに食べる方がいいです。

冷やして食べる

また、加熱済みのさつまいもを冷やすと、レジスタントスターチという成分が増えます。
レジスタントスターチはデンプンの一種で、食物繊維と同じような働きを持っており、冷やすと増加する特徴があります。

つまり、さつまいもを冷やすと食物繊維のような成分が増えるので、ダイエット効果が高まるというわけです。

ちなみに、情報元のテレビ番組では、横澤夏子さんがこのダイエット法に2週間挑戦して、1.8kg痩せたとのこと。
体脂肪も0.6%ダウンに成功したそうです。

さつまいもダイエットの方法

さつまいもダイエット

それでは、さつまいもダイエットの具体的なやり方をご紹介します。

材料

1人1日分
さつまいも 150g

手順

  1. 1日3食のうち1食だけ、炭水化物の代わりにさつまいも(150g)を食べる。
  2. 加熱調理したさつまいもを皮ごと冷やして食べると効果が高い。

さつまいもの摂取量は、150g。
普通サイズ1本の約3/5くらいです。
おかずの制限や注意点は一切ありません。普通どおりでOKです。

たったこれだけで、ダイエット効果が期待できるそうです。

冷やし焼き芋のレシピ

冷やし焼き芋

次に、二宮さんがすすめる、ダイエットにぴったりのさつまいもの調理法、「冷やし焼き芋」のレシピをご紹介します。

材料

1人1日分
さつまいも 1本

作り方

  1. さつまいもを濡らしたキッチンペーパーで包み、その上からさらにラップで包む。
  2. 電子レンジ(500w)で7〜10分加熱する。(加熱時間が半分経過したら、一度ひっくり返すといいです。)
  3. ラップで包んだまましばらく置いて粗熱を取り、冷蔵庫に入れて冷やしたらできあがり。

さつまいもをキッチンペーパーで包んで水で濡らす
キッチンペーパーで包んださつまいもをラップで包む

まず、きれいに洗ったサツマイモをキッチンペーパーで包み、キッチンペーパーごと水で濡らします。
そして、ラップで包み、耐熱皿にのせます。


さつまいもをレンジで加熱する
冷やし焼き芋

次に、電子レンジの中に入れ、500wで7〜10分加熱します。
加熱し終えたら、ラップを取らずにそのまま粗熱を取り、冷蔵庫に入れて冷やします。

加熱時間について

加熱時間には少し幅がありますが、普通サイズのさつまいも(250g)で、500wで6分くらいがおすすめです。
また、時間が半分経過したら、一度ひっくり返す方が良いと思います。


冷凍焼き芋のすすめ

ところで、ダイエットに大切なのは継続です。
ですから、いつでも簡単に手に入る食材を利用するのがベストです。

さつまいもは基本的に一年中スーパーに並んでいるので問題はありませんが、もっと手軽にさつまいもダイエットを続けるには、さつまいもを冷凍してストックしておくという手もあります。

焼き芋を冷凍・解凍したもの
私の一番のおすすめは、焼き芋を冷凍すること。
冷凍焼き芋は、半解凍するだけで、アイスとしてとても美味しく食べられます。
これも冷やしたさつまいもです。

なお、焼き芋の冷凍方法は、リンク先で詳しく解説していますので、合わせて参考にしてください。
最近はスーパーでも焼き芋がよく売られています。
それを冷凍すると簡単です。

さつまいもダイエットのアレンジレシピ

最後に、二宮さんが考案した、ダイエットにぴったりのさつまいも料理をあと2品ご紹介します。

さつまいもの豆乳けんちん汁

さつまいもの豆乳けんちん汁

「さつまいもの豆乳けんちん汁」のレシピです。

材料

2人分:調理時間10分
具材
さつまいも 1/4本
にんじん 20g
大根 20g
油揚げ 1/2枚
だし汁 適量
豆乳 200ml
味噌 大さじ2
長ねぎ 適量

※200〜250mlがおすすめ。市販のだしを水に溶かしてもOK。

作り方

  1. さつまいもを皮ごといちょう切りにして、にんじんを薄いいちょう切りにして、大根と油揚げを短冊切りにする。
  2. 具材すべてを鍋に入れ、ひたひたくらいのだし汁を注いで火にかける。
    火が通ったら豆乳を加え、味噌を溶く。
  3. お椀に注ぎ、小口切りにした長ねぎを添えたらできあがり。

写真をもとにレシピを説明します。

具材を鍋に入れてだし汁を加える

まず、さつまいも(1/4本:63g程度)を皮ごといちょう切りにして、にんじん(20g)を薄いいちょう切りにして、大根(20g)と油揚げ(1/2枚)を短冊切りにします。

そして、さつまいも・にんじん・大根・油揚げを鍋に入れ、ひたひたくらいのだし汁(適量:200〜250mlくらい)を注いで火にかけます。(上の写真)


だし汁で具材を煮る

そして、具材すべてに火を通します。


豆乳を加えて味噌を溶かす

具材が柔らかくなったら、豆乳(200ml)を加え、味噌(大さじ2)を溶かし入れます。


さつまいもの豆乳けんちん汁

味噌汁をお椀に注ぎ、刻んだ長ねぎをのせたらできあがり。
長ねぎを白髪ねぎにして添えても良いようです。

さつまいもの優しい甘みをいかした、シチューのような汁物ができます。
まろやかな口当たりで、とても美味しいです。
朝食にもぴったりです。

また、こうした汁物にすると、さつまいもの栄養を余すことなく摂れます。

さつまいもとりんごのサラダ

さつまいもとりんごのサラダ

さつまいもは、サラダにして食べても美味しいです。
こちらは、二宮さんが考案した「サツマイモとリンゴのサラダ」です。

冒頭でお伝えした冷やし焼き芋(150g)を潰し、いちょう切りにしたリンゴ・マヨネーズ・ヨーグルト・ソテーしたベーコン(各適量)をまぜたら完成です。

リンゴとヨーグルトの酸味が、さつまいもの甘みと良く合います。
作り置きもできるメニューです。

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