鎌倉には、ハイキングコースがいくつかあります。その中の1つ「葛原岡・大仏ハイキングコース」には、冬から春にかけて山椿が咲くところがあるんです。
山椿の林を散歩。素敵ですよ。
桜が満開の時期にここを訪れると、ハイキングコースの起点である「高徳院(大仏)」の桜や、道のりの真ん中あたりに位置する「源氏山公園」の桜もあわせて鑑賞できます。
今日は、「葛原岡・大仏ハイキングコース」で山椿が楽しめるエリア、北鎌倉の「浄智寺」から「葛原岡神社(くずはらおかじんじゃ)」までの道のりを、写真でご紹介します。
こちらは、北鎌倉にある「浄智寺」の入口。
JR北鎌倉駅から徒歩8分くらいのところにあります。
大木に囲まれた境内は、禅寺らしい閑寂さが漂っています。このお寺は樹齢700年のコウヤマキで有名です。
浄智寺の境内に向かって左手にのびる舗装道路を、しばらく真っ直ぐ進みます。
まわりには民家もちらほら見えますが、道沿いはとてものどか。
しばらくすると目の前に石階段が見えてきます。ここからいよいよ、源氏山に向かって登り坂になります。
階段が途切れたら、そこからは本格的な山道。
何となく道らしいところを辿って前に進みます。
ところどころに木の根っこが飛び出ていたりして危ないので、注意してください。
でも、足元ばかりに気を取られていると、山椿の木を見逃してしまうかな。
椿の木はどれも、人の身長よりはるかに高いんです。
ですから、残念ではありますが、咲いている椿の花は、間近ではなかなか観ることができません。
しかも野生の椿ですから、花は小ぶり。たくさん咲いていても、注意していないと気がつかないかもしれません。
足元にこれだけ花が落ちていたら、椿の木にすぐ気づくでしょうか。
大自然の中で咲かせた花ですから、椿の花に囲まれていると、何だか良いパワーをもらえそうな気分になります。
椿の林をぬけると、ふと視界が開けます。杉の巨樹が立ち並ぶ景色も見えます。
浄智寺からおよそ20分。葛原岡神社に到着しました。
葛原岡神社の前は、春先のソメイヨシノが素晴らしい。この日はちょうど満開でした。
また、ここは小高い山の上。天気の良い日には、富士山が見えますよ。
ちなみに、ここからさらにハイキングコースを進み「高徳院(大仏)」まで行く場合には、およそ50分ほどかかります。