「なんにもない部屋の暮らしかた」の著者、ゆるりまいさん。
私は、ゆるりさんのお家の中の様子がけっこう好きです。
同著には、ゆるりさんのご自宅の写真が掲載されているんですが、内部の様子をひとことで説明すると「本当になにもない」。
そこはまるで、引っ越しする前の家の中のよう。生活感というものをまったく感じさせません。
ゆるりさんの友人たちはこの家を評して、「お寺のようだ」と言うそうです。そう、「お寺」ってピッタリ。何と言うか、人に媚びたところがまったくないんです。
いくらシンプル好きの私でも、正直ちょっと閑散としすぎると思う部分はあります。私だったら、花を生けたり、壁に絵を飾ったりくらいはしたい。
でも、このお家の住まい方を知ると、「何もないって魅力的」と素直に思えるんです。
たとえば、ゆるり家のリビングルームでの憩い方。モノがないというのは、自由が得られるということだとよく分かります。
ゆるり家流、リビングルームでの憩い方
ゆるり家の場合、リビングにもやっぱりモノはありません。
唯一存在を確認できるのは、壁に設置されたテレビだけ。テレビの前はガラガラ。テーブルもソファーもありません。
それじゃくつろげないと感じるかもしれません。
でも、ソファーなんてなくていいんです。ゆるり家には、独特なリビングでの憩い方があります。
座布団を持ってきて寝転がる。マットを敷いてリラックスしたりする。
ゆるり家のリビングは、座布団やマットなどを持ち込んで、ゆったりとする部屋らしいです。
マットがあると家中どこにでも寝っころべるし、モノがないと大の字になれるから快適だそうですよ。
とても斬新な部屋の使い方です。こんなに自由でいいんですね。
リビングルームにはテレビとソファー。この当たり前の組み合わせも、よくよく考えてみる必要がありあそうです。
私もまだまだモノに振り回されて無駄な労力を使っているんだろうな。
ゆるりさんのように思い切って、私も生活をシンプルにしてみようかな。
Living Room by Rachel Hinman
Living Room by Jim Larrison