
TBSテレビ「こんな私は何を食べればいいんですか」で話題になった、肩こりの改善に効く「アーモンドのはちみつ漬け」のレシピをご紹介します。
日本肩関節学会元会長で、肩こり治療の権威、中川照彦先生によると、肩こりの原因は、両肩にある「僧帽筋」という筋肉にあります。
僧帽筋はおよそ5kgほどある頭を支えている筋肉ですが、背すじが曲がると、僧帽筋への負荷が増えていきます。
背すじが60度傾くと、およそ27kgもの負荷がかかると言われているそうです。
僧帽筋への負荷が増えると、毛細血管が圧迫されて血流が悪化し、筋肉がこわばって硬くなる。これが肩こり。
つまり、血流を良くすると、肩こりが改善するそうです。
アーモンドに含まれるビタミンEと、はちみつに含まれるプロボリスには、どちらも血行を促進する効果が期待できるそうですよ。
(一部情報元:TBSテレビ「こんな私は何を食べればいいんですか」2018年11月26日放映)
アーモンドのはちみつ漬け

「アーモンドのはちみつ漬け」のレシピです。
アーモンド | 70粒 |
はちみつ | 140g |
- アーモンドとはちみつを保存容器に入れ、直射日光を避けて1日漬けたらできあがり。

中川先生によると、アーモンドとはちみつのWパワーで血流が改善され、肩こりに効くそうです。
ちなみに、漬ける時間が長ければ長いほど、はちみつが染み込んで、効果が倍増。
味も美味しくなるとのこと。
時間が経ってもアーモンドのカリッとした食感は残りますし、スイーツ感覚で食べられるので、楽に続けられそうですよ。
1日の理想的な摂取量
肩こりを治すには、1日につきアーモンド10粒を目安に、2週間食べ続けるのがおすすめだそうです。
ちょっと変わった食べ方
このはちみつ漬けは、ヨーグルトやバタートーストにのせて食べても美味しいです。
中川先生によると、アーモンドのビタミンEは、油脂と一緒に摂ると、吸収率がアップするそうです。
またサラダにトッピングしたり、おやつ代わりに食べても良いようです。
運動も取り入れるのがおすすめ
また、肩こりを治すには「個人メドレー体操」という運動を取り入れるのもおすすめだそうです。
水泳の腕の動きを真似た運動で、肩こりに関わる僧帽筋をダイナミックに使うのが特徴です。
やり方は次の通りです。
- クロールの手の動きを左右3回ずつ行う。
- 背泳ぎの手の動きを左右3回ずつ行う。
- 平泳ぎ手の動きを左右6回行う。
- バタフライ手の動きを左右6回行う。
座って行ってもOK。
肩甲骨を前に突き出すようにすると、効果が高いそうですよ。
アーモンドで肩こりが改善する理由

アーモンドを食べると肩こりが改善する理由をもう少し詳しく説明します。
中川先生によると、アーモンドにはビタミンEが豊富に含まれています。
ビタミンEには、狭くなった血管を広げる効果があり、酸素や栄養素を筋肉に送る働きが良くなるので、肩こりが和らぐのだそうです。
ちなみに、こちらはビタミンEが多い食材の比較です。
アーモンドは、ビタミンEが豊富に含まれる食品の代表格です。
アーモンドのはちみつ漬けの効果
ところで、落語家の立川志らく師匠がはちみつ漬けを2週間食べ続けたところ、30年来の肩こりが改善したそうです。
2週間前には、筋硬度計の数値が左肩56・右肩52だったのが、左45・右47まで下がったそうです。
ちなみに私は、糖質制限のために、たまたま最近アーモンドをよく摂るようにしていたところですが、そのせいなのか、肩こりが和らいでいます。
「アーモンドのはちみつ漬け」は、アーモンドとはちみつが好きな方だったら、きっと美味しく食べられると思いますよ。
肩こりに効くレシピをあと2品
最後に、テレビで話題になった、肩こりに効くレシピをあと2品ご紹介します。
2品とも、冒頭でご紹介した中川照彦先生のおすすめです。

アボカドの海苔わさび和え
醤油やわさびで作ったドレッシングで、アボカドと海苔を和えたら完成。
たったの1分でできる、ご飯によく合うおかずです。
中川先生によると、アボカドには血流を良くするビタミンEや、筋肉の疲労回復に効果があるビタミンB1とB2が豊富に含まれているので、肩こりの予防と改善に効果があるそうです。

豚巻きアボカドの照り焼き
レモンの酸味をいかしたさっぱりとした醤油だれが、アボカドのまったりとした脂肪分と良く合う一品です。
こちらもアボカドの栄養効果をいかしたレシピになっています。
中川先生によると、アボカドと豚肉を組み合わせると、肩こりの予防・解消効果がよりアップするそうです。