わが家には、お正月にしか使わない重箱があります。
1年の大半は押し入れの中で眠っているわけですが、せっかく質が良いものを買ったのにモッタイナイと私はずっと思っていました。
実は以前、この重箱を、私は思い切って普段使いにしてみたことがあります。いつもの食器の脇に置いて、いつでも利用できるようにしました。
でも、結局使ったのは初めの1回だけ。どうも仰々しくて使いづらいんですよね。
重箱は、再び押し入れの隅に収まることになりました。
パーティーに重箱を活用する
さてそんな中、もっと賢い重箱の活かし方を私は知りました。
それは、友人を呼んで自宅でパーティーといった、「プチ特別な日」に重箱を使ってみるというもの。
重箱にはもともと特別な意味があるわけですから、無理に普段使いしなくてもいい。むしろその特別なイメージを活かすべきです。
パーティーに重箱。このアイデアを私に教えてくれたのは、シンプル生活の実践者、ドミニック・ローホーさん。彼女は、著書「小さいものと豊かに暮らす 天使のように軽やかに」の中で、友人宅のパーティーで使われた重箱について書いています。
友人のお宅では、重箱はデザート入れになっていました。一の重には、チーズとクラッカー。そして二の重には、色とりどりの和菓子。
「手づかみ」と「重箱」という対照的な食文化の演出に、ドミニック・ローホーさんは感動したそうです。それからというもの、彼女も同じように重箱を使い始めたとのことです。
デザートに限らずどんなお料理でも、また駄菓子のようなものでも、重箱に美しく盛っておけば、パーティーを盛り上げる一皿になりますね。
重箱の中にお料理をあらかじめ用意しておけば、あとはラクちん。パーティーをみんなと一緒に楽しめます。
私もやってみようと思います。