
豚スペアリブと大根をつかった鍋レシピをご紹介します。
スペアリブのトロっとした柔らかい食感が印象的な鍋料理。
シンガポールの豚の煮込み、肉骨茶のようなお料理です。
考案したのは、調理科学のスペシャリスト、佐藤秀美さんです。
このお料理のいちばんの特徴は、ウーロン茶で煮込むこと。
佐藤さんによると、ウーロン茶の茶葉に含まれている「カテキン」がお肉の中の「コラーゲン」と結びつくことで、お肉が柔らかくなります。
しかも、ウーロン茶が豚肉のクセを抑えてくれるので、とても美味しく仕上がります。
ちなみに、ウーロン茶の味はほぼ分かりません。
(一部情報元:日本テレビ「世界一受けたい授業」2018年12月1日放映)

「スペアリブ鍋」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
材料
スペアリブ | 300g |
大根 | 1/3本 |
しいたけ | 5個 |
かいわれ大根 | 適量 |
おろしにんにく | 3片分 |
おろししょうが | 1片分 |
八角 | 2個 |
黒こしょう | 適量 |
塩 | 小さじ1 |
薄口醤油 ※ | 小さじ1 |
ウーロン茶 | 600ml |
※ 普通の醤油で代用しても美味しいです。
作り方
- 大根としいたけを食べやすい大きさに切る。
- スペアリブを下茹でする。
- 2とつゆの材料を鍋に入れ、フタをして1時間ほど煮込む。
スペアリブが柔らかくなったら、大根としいたけを加え、フタをして柔らかくなるまで煮る。
かいわれ大根をトッピングしたらできあがり。

まず、大根(1/3本)の皮をむき、食べやすい大きさに切ります。
大根を少し薄めに切ると、煮込み時間が短縮できます。
そして、しいたけ(5個)も食べやすい大きさに切ります。

続いて、スペアリブ(300g)を下茹でします。
下茹では、次の方法がおすすめです。
まず、スペアリブを鍋に入れて、かぶるくらいの水を注ぎ、強火にかけます。
沸騰するとアクが出ますので、そうしたらスペアリブを取り出し、軽く水洗います。
これでお終い。
ちなみに、この段階で、スペアリブの中まで火を通す必要はありません。
スペアリブは、あらかじめさっと茹でて、余分な脂やアクを取り除きます。

下茹でしたスペアリブを鍋に入れ、つゆの材料すべてを加えます。
つゆの材料は、おろしにんにく(3片分)、おろししょうが(1片分)、八角(2個)、黒こしょう(適量)、塩(小さじ1)、薄口醤油(小さじ1)、ウーロン茶(600ml)です。
なお、薄口醤油は、普通の醤油で代用することもできます。
つゆの材料を加えたら、フタをして、1時間ほど煮込みます。

スペアリブが柔らかくなったら、大根としいたけを加え、再びフタをして柔らかくなるまで煮ます。
煮る時間は、大根の大きさによって若干変わりますが、15分前後みておくと良いと思います。
煮る時間を短縮したい場合は、肉を煮込んでいる途中で少し早めに大根やしいたけを加え、一緒に火を通してしまうのもアリだと思います。

かいわれ大根(適量)をトッピングしたら完成です。
豚肉は、ほろっと崩れるくらい柔らかく、味がよく染み込んでいます。
とても美味しいですよ。
乾燥肌に効果的なお鍋
なお、情報元のテレビ番組によると、このお鍋は乾燥肌に効果的なんだとか。
スペアリブとウーロン茶に含まれる成分には、それぞれ次のような効果が期待できるそうです。
- スペアリブに含まれる「コラーゲン」
肌を潤し、再生を促す。 - ウーロン茶に含まれる「ポリフェノール」
抗酸化作用があり、肌の老化を抑えるのに役立つ。
最後に、肉骨茶のおすすめレシピをもう1品ご紹介します。

バクテー
こちらは、4種類のスパイスを使った、より本格的な肉骨茶です。
煮込みには3時間かかりますが、仕込みはたったの7分で終わるので、手間はかかりません。
旨味が凝縮したスープは、ご飯や麺にかけても美味しいです。
肉骨茶の超おすすめレシピです。
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