鎌倉「別願寺」は、藤の花の名所として知られています。
こじんまりとした境内には殆ど見どころがありませんが、藤の大木だけは必見です。
藤が満開の別願寺を、写真でご紹介します。
別願寺は、JR鎌倉駅から歩いて15分ほどのところにあります。
駅前にのびる大通り「若宮大路」を海に向かって数分進むと、「下馬」という交差点があります。ここを左折してさらに数分歩くと、左手にお寺が見えてきます。
お寺と言っても、こちらには、拝観できるお堂はありません。入口に寺の名を記した石塔がありますので注意してみてください。あるいは、入口付近にある藤の大木に気づくかもしれません。
別願寺は、もともと能成寺という真言宗のお寺だったそうです。
弘安5年(1282年)に当時の住職・公忍上人が一遍上人の弟子となった際、真言宗を時宗に改めたことをきっかけに、寺の名が別願寺に改められました。
室町時代には足利氏が代々信仰した寺として知られ、境内には、足利持氏の供養塔が現存しています。
本尊は、阿弥陀如来。
私がこのお寺を訪れた時、藤は満開を少し過ぎていました。2014年の4月28日のことです。
こちらの藤が見頃を迎える時期をネット調べたところ、だいたい4月中旬から4月末くらいであることが分かりました。
藤の根本の様子です。自由にのびのびと育った感じがします。
木の高さは、人間の身長をはるかに超えています。6から7メートルくらいあると思います。
別願寺には藤くらいしか見どころがありませんが、ここの藤の花は格別です。わざわざ足を運ぶ価値がありますよ。