鎌倉の「荏柄天神社」。菅原道真を祀る、日本三古天神の1つです。

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荏柄天神社

鎌倉にある「荏柄天神社(えがらてんじんしゃ)」は、古くは荏柄山天満宮とも言われ、福岡の大宰府天満宮、京都の北野天満宮とならび、日本三大天神の1つに数えられました。
(ちなみに現在の三大天神は、諸説ありますが、大宰府天満宮と北野天満宮、防府天満宮。)

学問の神様・菅原道真を祭神としているため、参拝客は受験生が多く、境内には合格祈願の絵馬がたくさん掛けられています。
樹齢900年の大銀杏や、4から5月に見頃をむかえるシャガの花などの見どころもあります。

荏柄天神社

荏柄天神社へのアクセスは、JR鎌倉駅東口からバスを利用すると便利です。
京急バス(4番線「大塔宮」行)に乗車すること7分。「天神前」というバス停で下車して徒歩3分のところにあります。

ちなみに鎌倉駅から歩くと20分くらいかかります。私は駅の近くに住んでいるのですが、荏柄天神社に行く時はいつも歩き。近くに見どころも多いので、20分はそれほど苦ではありません。

荏柄天神社

赤い鳥居をくぐって真っ直ぐ進むと、階段があります。荏柄天神社の入口です。

荏柄天神社

鮮やかな朱色の本殿は、国の重要文化財に指定されています。

荏柄天神社のおこりは、平安時代にまでさかのぼります。
平安時代の中期、雷雨とともに天神の姿絵が降ってきたのを里人が敬い、そこに神社を建てて祀ったのが始まりだそうです。

その後、源頼朝が鎌倉幕府を開くと、幕府の鬼門を守護する神社として崇められました。また、徳川家康が豊臣秀吉の命で社殿の造営を行ったとも言われています。

荏柄天神社

境内には大きな銀杏の木があります。
この銀杏は、神社のおこりと深い関係があります。

先ほど、「平安時代中期に天神の姿絵が空から降ってきた話」をお伝えしました。
その際に里人たちは、姿絵の降りたその地を畏れ、踏まないようにと銀杏の木を植えたそうです。
この言い伝えから推定すると、この大銀杏は樹齢900年。
鎌倉では、鶴岡八幡宮の大銀杏(現在はありません)に次ぐ古木だそうです。

荏柄天神社

これは、境内にある「みこし庫」。

荏柄天神社

本殿に向かって境内の右手奥に進むと、石階段があります。

荏柄天神社

このあたりは、毎年春になるとシャゲの花が咲きます。

荏柄天神社

これがシャゲの花。私が訪れたこの日は、ちょうどシャゲが見頃を迎えていました。

荏柄天神社

石階段の先には「やぐら」があります。
やぐらとは、鎌倉に点在する横穴式の納骨窟または供養堂のことを言います。主に鎌倉時代中期以降から室町時代前半にかけてつくられました。

荏柄天神社には「やぐら」が2か所あるそうで、ともに内部で繋がっているそうです。

荏柄天神社

本殿に向かって左奥にあるのは、「かっぱ筆塚」と「絵筆塚」。

「かっぱ筆塚」には石碑があり、そこには大きな筆を担いだ河童がレリーフされています。河童の絵を描き続けた漫画家の清水崑さんが、愛用の絵筆を供養するために建てたそうです。

上の写真は「絵筆塚」です。
こちらは漫画家の横山隆一さんが清水さんの遺志を継いで建てたもの。

荏柄天神社

絵筆塚には、漫画家有志が描いた河童の絵154枚がレリーフされています。