東京で美味しい餃子が食べたい。
ふと思い立ってグルメ本で情報収集をしていたら、新橋に良さそうなお店がありました。
さっそく食べログもチェック。好評価だったので行ってみました。
訪れたのは、「一味玲玲」という中華料理店。
JR新橋駅の烏森口から徒歩5分くらいのところにあります。
ちなみに、近くにはもう1店舗同じ店があります。
私が伺ったのは2号店。1号店よりも食べログの評価がちょっとだけ良かったので、こちらを選びました。
お店の周辺はちょっとした飲み屋街。
会社帰りのお父さんたちで賑わっている飲み屋さんを横目で見ながら、お店の前に到着。
でも店内を覗くと、夕食時にも関わらず、お客さんがだれもいません。
食べログの評価は、何かの間違い?
入店をしばし躊躇いましたが、他に当てもないのでとにかく入ってみることにしました。
結果的にはこれが大当たり。とても良いお店でしたよ。
中国風の照明や置物で飾られた店内は、どこか家庭的な雰囲気があります。
ここのオーナーさんは、中国の大連出身だそうです。
メニューは多彩で、思いつく中華料理はほとんどある感じですが、この日私は、敢えて餃子ばかり注文しました。というのは、こちらのお店は、餃子の種類が豊富。面白そうな餃子がたくさんあります。
テーブルの脇には、餃子のメニュー表があります。餃子はぜんぶで17種類。
中にはとても変わった餃子があります。トマト餃子とかレモン餃子、どんな味がするのでしょう。また、フカヒレ入りの餃子なんていうのもあります。
調理法は、茹でる・蒸す・焼くの3パターン。メニュー表には、おすすめの調理法に赤丸がつけられています。
こちらの餃子には、本場らしいこだわりがあります。
まず、皮は手作り。中国では皮から作るのが当たり前ですから。
そして、ニンニクを入れない。中国の餃子には普通ニンニクが使われません。生のニンニクをかじりながら餃子を食べることはあるようですけどね。
ちなみにどうしてもニンニク味をプラスしたい方には、ニンニクのたれが用意されています。
また、味を足さずにそのままいただけるのも、こちらの餃子の大きな特徴です。
お通しです。
一見すると切り干し大根のようなお菜は、ピリ辛に味つけされた中国の干し豆腐です。
まずは、一番気になった「フカヒレ蒸し餃子」を注文しました。
5つ盛られて600円ですけど、中にはちゃんとフカヒレが入っていました。
蒸し餃子だからか、意外とさっぱりとした味。出来あいの餃子によくある、化学調味料や劣悪な油による嫌みな感じは、まったくありません。
皮が手作りされた餃子は、やはり食べごたえがあります。
お次はシソ入りの焼き餃子。羽根つき餃子が出てきました。
表面はサクサクしていて、中はモッチリ。シソの香りが豚肉とよく合います。
お次は、「パクチートウチ辛口焼き餃子」。
中国ではお馴染みの薬味「香菜(シャンツァイ)」と、発酵調味料の「豆豉(トウチ)」が入ったピリッと辛い餃子です。
この日食べた餃子の中で、私の一番のお気に入り。連れも同意見でした。
次は、ニラの入った水餃子。
とってもジューシーです。
締めは、カキが入った焼き餃子。
小粒のカキが丸ごと具の中に入っています。カキのコクと旨味が新鮮です。
「一味玲玲」の餃子は、どれも割とさっぱりとしていてジューシーです。
パンチの効いたニンニクたっぷり餃子もいいですけど、こちらのニンニクを使わない餃子は、具材それぞれの風味が豊かに感じられて、とても上品な味わいがありますよ。