さばの水煮缶をつかった味噌汁のおすすめレシピをご紹介します。
料理研究家の瀬尾幸子さんが考案した「サバ缶のピリ辛おかず味噌汁」。
白菜キムチとゴボウをたっぷりと入れたボリューム満点な味噌汁です。
味付けは、ピリ辛で濃厚。
しかも、最後には、シメのおじやまで用意されているので、食後の満足感はかなり高いです。
味噌汁の枠を飛び超えて、もはやお鍋の域に達している一品ですよ。

ちなみに瀬尾さんは、「みそ汁はおかずです」というレシピ本の著者でもあります。
(一部情報元:日本テレビ「ヒルナンデス」2019年1月8日放映)
鯖の水煮缶の味噌汁
「サバ缶のピリ辛おかず味噌汁」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
さばの水煮缶 | 1缶 |
ごぼう | 1/2本 |
白菜キムチ | 120g |
水 | 600cc |
味噌 | 45g |
ごま油 | 小さじ2 |
- ごぼうを少し太めのささがきにし、さっと水にさらす。
- さばの水煮缶(崩さずに汁ごと)・ごぼう・キムチ(汁ごと)・水を鍋に入れ、中火で煮る。
- ごぼうが柔らかくなったら味噌を溶かし、強火でひと煮立ちさせる。ごま油を加えたらできあがり。
シメのおじやの作り方は、下の文中参照。
写真をもとにレシピを説明します。
鯖缶味噌汁の作り方
【工程1】
まず、ごぼう(1/2本)を皮つきのまま少し太めのささがきにし、水にさらします。
ちなみに「ささがき」とは、包丁を斜めに持ち、鉛筆を削るような感覚で、ごぼうを細長く切る方法です。
切ったごぼうを水にさらすと、アクが抜けてエグミが取れます。
【工程2】
次に、さばの水煮缶(崩さずに汁ごと:1缶)・ごぼう・白菜キムチ(汁ごと:120g)・水(600cc)を鍋に入れます。
さばの水煮缶を汁ごと使うと、だしが要りません。
瀬尾さんによると、キムチと味噌は、同じ発酵食品なので相性がとても良いそうです。
キムチとごぼうは食物繊維が豊富なので、この味噌汁は腸にいいです。
そして中火で煮て、ごぼうに火を通します。
【工程3】
ごぼうが柔らかくなったら、味噌(45g)を溶かします。
味噌を溶かしたら、強火でひと煮立ちさせ、ごま油(小さじ2)を回し入れます。
これで完成です。
キムチの辛味、さば缶の旨味、そしてごま油の風味がちょうどよく溶け合っています。
味噌汁から立ちのぼる湯気の匂いを嗅ぐだけで唾液が出てくる美味しさです。
しかも、具だくさんでボリューム満点。
次にご紹介するおじやと合わせると、一食分の夕飯としても十分満足できますよ。
シメ:味噌汁のおじやの作り方
「サバ缶のピリ辛おかず味噌汁」の残りで作る、おじやのレシピをご紹介します。
まず、残った味噌汁(適量)の中にご飯(茶碗1杯)を入れ、中火で沸騰するまで煮ます。
次に、一口大に切った餅(1個)をくっつかないように離して加え、卵(1個)を割り入れ、さっと火を通して卵を半熟にします。
最後に、粉チーズ(適量)と刻んだ万能ねぎ(適量)を散らしたら完成です。
味噌汁の旨味がじんわりと染みたご飯に、とろとろの卵とお餅。
このおじやは、めちゃくちゃ美味しいです。
このおじやのために、わざわざ味噌汁を作っても良いくらい。
ぜひお試しください。
さば缶のおすすめレシピあと3品
最後に、さば缶のレシピをもう3品ご紹介します。
さば缶とキムチを使ったレシピ1品と、さば缶味噌汁のレシピを2品です。
さば缶チゲ豆腐
「さば缶チゲ豆腐」
冒頭でご紹介した味噌汁と同じく、さば缶にキムチとごま油を合わせたお料理。
この組み合わせは鉄板です。
さっぱりとしたお豆腐ともよく合います。
サバの水煮缶絹ごし豆腐キムチごま油
さば缶味噌汁
「さば缶味噌汁」
こちらは、鍋不要・だし不要の簡単レシピです。
器に熱湯を注ぎ、そこに汁ごとのさば缶とえのきを入れるだけ。
さば缶を汁ごと入れるのがポイントです。
さば缶の汁は旨味がしっかりとしているので、だしの代わりにぴったりです。
サバの水煮缶えのき味噌熱湯
さば缶味噌汁
こちらも、さば缶を汁ごと使うので、だし不要。
調理には鍋を使います。
サバ缶の身の他に、たっぷりのニラと卵を使うので栄養満点。
具だくさんで満足度が高い味噌汁です。
料理研究家の今泉久美さんのレシピ